12/12 朝会の話「ワールドカップで見た日本の素晴らしさ」しかし、今回、一次リーグで、優勝経験のあるドイツやスペインに勝ち、グループ1位で決勝トーナメントに進出したことは、日本中の私たちに感動と勇気を与えてくれました。そして、世界を驚かせました。でも、世界を驚かせたのはそれだけではなかったのです。 これは、日本チームのロッカールーム、いわゆる更衣室ですが、日本が最初の試合、ドイツに勝ったあと、日本代表チームは、このロッカールームの中をすみずみまできれいに掃除して会場を去ったのです。そして、サッカーで試合に出る人数と同じ11羽の折り鶴と「ありがとう!!JAPAN」というというメッセージを置いていきました。 日本のすごいところは、選手やスタッフだけではありません。日本が初めてワールドカップに出場した1998年のフランス大会以来、応援にきたサポーターが日本代表のユニホームの色である青のビニール袋を応援のときに使い、試合後にゴミを拾ってスタジアムをきれいにしているのです。日本が勝ったときだけではありません。負けたときもそうなのです。さらに言えば、日本が出ていない試合のときも、ゴミ拾いをしているのです。 そんな日本のサポーターの姿を見て、外国のサポーターの人たちも、ゴミ拾いを真似するようになって、日本人のすばらしい行動が世界中に広がっています。そして、その行動を知ったカタールの運営委員会は、日本のサポーターを表彰したのだそうです。 サッカーのワールドカップでは、日本代表の選手たちだけでなく、スタッフも、そして応援していたサポーターも世界中の人にすばらしい感動を与えてくれています。そんな日本人ってすごいなぁと思うし、世界中に自慢できますね。 皆さんもそんな日本人のもつすばらしいところを誇りに思って、学校で友達や多くの人たちと関わりながら、優しく温かな心で人に接することができる人になってほしいと願っています。 みなさんも、困った人を助けたり、人に親切にしたりした経験があると思います。その時にどんな気持ちになりましたか。「ありがとう」と感謝されると、自分も嬉しい気持ちになりますね。身の回りの人に対する小さな親切でいいのです。一人一人の小さな親切が、よいクラスや、よい学年、よい学校、そして、よい社会を作っていくことにつながります。 今日も このあと頑張ったお友達を紹介します。賞状やメダルなどは、限られた人しか手にすることはできません。また、願うだけでは手に入れることはできません。 こつこつと努力を重ねた結果として、それを手にできたことは、本当にすばらしいことだと思います。 みなさんの中には、持久走記録会で、よい結果に結び付かなくて悔しい思いをした人もいると思います。でも、どんな結果であっても、一生懸命努力したことが尊いのです。頑張っている自分を励ましながら、人と比べるのではなく、昨日の自分と比べながら、昨日より今日、今日より明日、というように前に進んでいってほしいと思います。 |
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