7/4 朝会の話「コロナになって思ったこと」お久しぶりです。先生は、約2週間、学校をお休みしていました。 担任の先生やお家の人から聞いた子もいるかもしれませんが、校長先生は、コロナにか かってしまいずっとお休みしていました。 今日の朝会は、コロナにかかって思ったことを三つ話します。 一つ目、気を付けていてもコロナにかかる、感染力は強いこと。 ちょっと咳がでるなあ、寒気がするなあ、夏風邪かなと思っていました。ここ3年間、風邪をひいたり、熱を出したりすることもなく、暑かったので、夏風邪かなと思いました。 だから、検査をしてコロナにかかったことが分かった時、とてもショックでした。周りにはかかった人がいなかったので、どうやって移ったのかわかりません。「なんで、自分が、、」と正直思いました。そして思ったのは、児童の皆さんや先生たちに、コロナにかからないように気を付けましょうと言っていた校長の自分がかかってしまったので、申し訳ない気持ちと自分を責める気持ちでした。そして、皆さんや先生たちにうつしていたらと不安に思ったことです。6年生と日光移動教室に行けなくなったことも、ショックでした。 でも、かかりたくてかかったわけではない、かからないように、きちんとマスクをしたり、必ず手を洗っていたりしました。 どんなに気をつけていても、かかってしまうことがあるんだということ。 咳が出て、高い熱が出ましたが、1日ぐらいで下がりました。でも、軽い症状でも、感染力は強いです。先生がかかった後、一緒に住んでいる家族も、うつらないようにしていましたが、家族全員たちまちかかってしまいました。もう今は、みな元気です。 二つ目、コロナにかかった人たちのためにいろいろな人が頑張っているんだなという気付きと、そういう人たちへの感謝の気持ちです。 熱が出た患者さんを専門に見るお医者さん、看護師さんがいました。自分もかかるかもしれないのに、患者さんのことを思って対応してくれました。優しい言葉をかけてもらったわけではなく、ごく普通に話してくれことが、逆に自分の気持ちを落ち着かせてくれました。 毎日、電話で健康状況を確認してくれた県の保健センターの方もいました。1週間分の食料を段ボールで届けてくれた配達のお兄さんもいました。いろいろな食糧が入っていてびっくりしました。これを見てください。袋の中に、スポーツドリンクの粉、スープやみそ汁、あさり味、しじみ味いろいろな種類が入っています。だれが食べるかわからないけれど、その人の好みや健康のことを想像しながら、詰めてくれたんだな、そして全部一個一個手作業で包装されているのを見て、胸が熱くなりました。 一つの病気を治すために、いろいろな人がかかわっていること、そういう人たちがいてくれたから、先生は、困らず、悲しい気持ちにもならず治ることができたんだなと思いました。 三つ目は、コロナを必要以上に怖がってはいけないこと。 多くの人がかかっていますが、重症になる割合は少ないです。おそらくワクチンができたことも大きいと思います。 怖いのは、感染力が強いコロナウイルスで、かかった人を怖がったり恐れたりしてはいけせん。病気になって一番つらい気持ちでいるのは、病気になったその人です。コロナにかかってしまった人のことを避けたり、間違った考えで、見たりするのは、やめましょう。 風邪やインフルエンザと同じように、気を付けてもかかることがある、そして多くの人がその後元気になります。 みなさんが、風邪やインフルエンザなどにかかった人をさけたり、悪口を言ったりすることはありませんよね。元気に学校に行けるようになったら、「よかったね」と声をかけますよね。それと一緒です。 もし、クラスの友達がコロナにかかってしまったら、やさしい気持ちで教室に迎えいれてください。病気になると、周りの人が自分をどう見ているか、どんな言葉がかけられるか、とても敏感になっています。 いつもと同じように接したり、声をかけたりすると安心すると思います。 コロナは、必要以上に怖がってはいけないと話しましたが、心配しなくてもいいわけではありません。重症になる人は少ないけれど、高齢の人や、病気を持っている人が重症になったり、亡くなったり場合があります。また、治っても疲れが残る、物を食べても味がしない、においを感じないということ、いわゆる後遺症が残ることもあり、それで苦しんでいる人もいます。 大切なことは、コロナを正しく恐れることです。 少し難しいですね、言葉を変えると、正しく理解して生活することが大切だということです。 コロナにかかって改めて思うのは、感染力がとても強いこと。 だから、次の3つの約束は 改めてしっかり守ってほしいと思います。 1 やっぱり、手洗いをしっかりと行うこと、特にみんなが使うもの、みんなが触るも のに触ったら、しっかり石鹸で洗うこと。 2 やっぱり、食事中は、黙って食べること。 3 やっぱり、人とお話しをする時はマスクをしっかりつけること。鼻まで。プールや 体育や外にいるとき以外は、つけること。体をつけたり、肩を組んだり、握手したり するのは、まだしばらく我慢です。 先生は、コロナになっていろいろな事を経験し、考えたりしましたが、コロナにかからない事に越したことはありません。 先生の経験が、児童のみなさんに役立つことを願っています。 |
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