2/7朝会の話「北京冬季オリンピック」皆さんは、開会式を見ましたか。とても素敵な開会式でしたね 。 オリンピックが行われている北京は、どこにあるでしょうか。世界地図で見ると、日本のお隣の中国にあります。北京は、日本の東北の宮城県の仙台市あたりと同じ緯度にあります。今回のオリンピック、その後に行われるパラリンピックのマスコットはこの二つです。オリンピックのマスコットの名前はビンドウンドウン、パラリンピックのマスコットの名前は、シュエロンロンというそうです。 冬のオリンピックは、スケート、アイスホッケー、カーリング、スキー 、ボブスレー、リュージュ、スケルトン、バイアスロン、どれも雪や氷を舞台にしたスポーツばかりです。 ところで、北京オリンピックと聞いて、何か記憶に思い当たることがないですか。 実は、北京オリンピックは前にも行われていました。今から14年前の夏に、夏のオリンピックが北京で行われました。今回は、冬のオリンピックが同じ都市、北京で行われました。このように夏と冬のオリンピックが同じ都市で行われるのは、今回の北京が初めてだそうです。去年夏、東京オリンピックが行われましたが、東京で夏のオリンピックと冬のオリンピッの両方、行うことは難しいです。このように同じ場所で夏と冬のオリンピックが行われることはとても貴重なことだと思います 。 日本も、実は冬のオリンピックが2回行われました。 1回目が、50年前、北海道の札幌で行われました。そして2回目が今から24年前に長野で行われました。皆さんはまだ生まれていませんし、先生達もこの二つのオリンピックを当時、直接テレビで見て覚えている人は少ないです。校長先生は、この二つのオリンピックのことをよく覚えています。 これから、この二つの冬のオリンピックと校長先生の思い出をお話ししたいと思います。 まずは、今から50年前行われた札幌オリンピックです。ここで注目されたのは、スキーのジャンプ70 M 級で、なんと日本が金メダル、銀メダル、銅メダルとすべて取ったことです。 当時、「日の丸飛行隊」と呼ばれました。この金メダルを取ったゼッケン45番をつけている選手、名前を笠谷幸生(かさやゆきお)選手と言います。 このオリンピックの時、校長先生は小学校2年生でした。当時学校の教室で、テレビでオリンピックを見ていたのを覚えています。図工の時間、担任の先生が「札幌オリンピックの事を絵に書きましょう」ということで、校長先生は、この笠谷選手のジャンプを絵に描いたのを今でもよく覚えています。 2回目のオリンピックは、今から24年前の長野オリンピックです。 スキージャンプ団体で、日本が金メダルをとったことや、スピードスケートの清水宏保選手が、日本人で初めてスケートの金メダルとったことなどが、大変話題になりました。 実は、この長野オリンピックを校長先生は見に行きました。三つの競技を見ました。 一つめがフィギュアスケートです。 屋内の会場で行われたのですが、氷のリンクが真ん中にあり中にいても寒かったです。リンクの上で選手が演技をしていますが、テレビで見る方がよく見えるなあと思ったことを覚えています。 二つ目の競技は、ボブスレーです。ロケットのようなそりに乗り、山の斜面に作られたコースを上の方からものすごいスピードで下まで降りてきます。 テレビで見ると、山の頂上のスタートから、途中のコース、そしてゴールまで滑っていく様子を全部見ることができますが、実際会場に行くと、一か所の場所しか見る事ができませんから、ボブスレーが来たかと思うと、一瞬のうちに目の前を通り過ぎて行きます。 三つ目の競技がジャンプです。ジャンプを初めて生で見ましたが、ジャンプはテレビで見るより生で見た方が、とても迫力があって感動したことを覚えています。 高い所から滑り落ちスキーの板だけで鳥のように空に飛び立ちます。 皆さんもいつかスキーのジャンプをぜひ生で見てほしいと思います。とても感動すると思います。 校長先生が見たジャンプの選手は、当時注目されていた荻原健司選手と、双子の弟の荻原次晴選手でした。 ジャンプと言うと、昨日北京オリンピックのスキージャンプノーマルヒル男子で、日本の小林陵侑選手が見事金メダルを取りました。昨日テレビで見た人もいたと思います。とても興奮しましたね。小林陵侑選手が金メダルを取ったのは昨日2月6日です。実は50年前の同じ2月6日 にさっき紹介した札幌オリンピックの70 M 級で笠谷選手が金メダルを取りました。 同じ2月6日に金メダルを取ったなんて、何か運命的なものを感じませんか。 50年前のジャンプは、ヘルメットをつけずに飛んでいます。板もそろえて飛んでいます。今は、スキー板を広げた方が遠くまで飛ぶそうです。ジャンプもいろいろ進化があることがわかります。 今回の北京オリンピックでは、スキージャンプの他に、平野歩夢選手らが出場するスノーボードや今、外進撃を続けているスマイルジャパンこと女子のアイスホッケー、沢山のメダルが有力視されているスピードスケート。そして何と言っても注目は、男子フィギュアスケート。羽生結弦選手、 宇野昌磨選手、鍵山優真選手、日本男子フィギュアスケートで史上最強メンバーと言われています。特に過去二度のオリンピックで金メダル取っている羽生結弦選手が、今回も金メダルが取れるか世界中が注目しています。 この北京オリンピックをテレビで見て応援しながら、いろんな競技のこと、メダルを取った選手や取れなかった選手、それぞれの努力、そして選手だけでなく、コーチやスタッフ、競技を支えている人達、日本で応援をしている家族 地元の人達、テレビ局の人達など、オリンピックにかかわる様々な人達の姿も知ってほしいと思います。これまでオリンピックやパラリンピックの学習をしてきたことを活かしながら、今回の北京オリンピックもこの三つのことを意識して応援して欲しいと思います。 |
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