11/8(月)朝会の話「見えないものに心をよせて」「目には見えないけれども、たしかにあるものはなあに?」 クラスでも考えてみてください。 (ZOOMでいくつかのクラスに聞いてみました)「空気」「コロナ」、、。 一枚の写真を見てください この写真にも、見えないけれど映っているものがあります。何でしょう? 答えは、「星」です。昼間の空には見えないけれど、空には星がたしかにあります。夜になると星が輝いています。 もう一枚、写真を見せます。これは、タンポポです。春になると黄色い花を咲かせます。 さて、このタンポポにも、目には見えないけれど、確かにあるものが隠れています。何だと思いますか> 答えは、なんと「根っこ」です。タンポポの根は、土の中にまっすぐ長く伸びています。その長さは、50センチから1メートルもあります。 今は秋ですが、春が来るまで、葉っぱを広げ、根っこをまっすぐ伸ばしています。 金子みすゞさんという詩人が書いた「星とたんぽぽ」という詩を紹介します。 星とたんぽぽ 金子みすず 青いお空のそこふかく、 海の小石のそのように、 夜がくるまでしずんでる、 昼のお星は めにみえぬ。 見えぬけれども あるんだよ、 見えぬものでも あるんだよ。 ちってすがれたたんぽぽの、 かわらのすきにだァまって、 春のくるまでかくれてる、 つよいその根は めにみえぬ。 見えぬけれども あるんだよ、 見えぬものでも あるんだよ。 「見えぬけれども あるんだよ、 見えぬものでも あるんだよ」と書いてあるように、見えないものににも 心を寄せて見ようとすることが大切です。 見えないものでも見ようと心がけていると、 例えば 友達の表情や声の調子、様子から、見えない友達の気持ちや心を感じ取ることができるようになります。 北野小の皆さんも ぜひ人の気持ち、心がわかる、優しい子になってほしいです。 11月は、東京都内のすべての公立学校で、「ふれあい月間」「いじめ防止月間」として、お互い、相手の心を大切にしようという取組を行っています。 |
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