9/13 朝会の話「ワインが水になった話」世界中の多くの国で作られています。日本でも山梨県がブドウ作りがさかんで、ワインも作られています。世界では、ブドウがたくさんとれるフランスという国で特にたくさん作られています。 そのフランスのある村の話です。お世話になった学校の先生が学校の仕事を辞めて自分の田舎に帰ることになったので、村の人たちは、お礼に自分の家のブドウ畑から作られたワインを一人一本ずつ持ってきて、村の公園に置いた大きな樽にそのワインを樽いっぱいに入れて渡すことにしました。 その先生は、いっぱいに入ったワインの樽をもらい、とても喜びました。そして、田舎に帰った日、楽しみにしていた樽の中のワインを飲んでみました。そうすると、どうでしょう。なんと入っていたのはワインではなく、水だったのです。 では、どうしてワインが水になってしまったのでしょう。 「だれかが、別の樽と取り替えたんじゃないか。」「ワインが自然に水になってしまったのでは…。」そう思った人もいるかもしれません。 実は、みんながワインを持ち寄って樽に入れる約束をしていたのに、村の人たちは「どうせ、自分一人くらい水を入れても、樽いっぱいのワインの味は変わらないだろうから、自分だけ内緒でワインの代わりに水を入れちゃおう…。」と考えたのです。 つまり、ワインが水になったのは、誰かが樽を取り替えたわけでもなく、ワインが自然に水になったわけでもなく、「自分一人だけが約束を守らなくても大丈夫」…。 みんながそう考えて、誰もワインを入れなかったことが原因だったのです。 今、たくさんの人がコロナの約束事をしっかり守っているのに、残念ながらマスクをつけていない子がいます。手をしっかり洗わない子もいるようです。 「自分だけはしなくてもいいや…」そう考えていませんか。 みんなが楽しく学校生活を過ごすためには、全員が守らないと大変なことになってしまいますね。この「ワインが水になった話」は、校長先生が、昔、中学生で卒業するころ、先生の先生が話してくれた話です。なので、1・2年生にはすこしむずかしかったかもしれません。あとで、担任の先生からくわしく話してもらってください。 今週から、本格的に運動会の練習が始まります。 「自分一人ぐらいしなくても大丈夫…」「自分一人くらいさぼっても大丈夫」と思うのではなく、全員がしっかりとルールやマナーを守って生活していきましょう。 (ジャンケン) これで、話を終わります。 朝会の話の動画です。(いろいろな事情で学校をお休みした子は、ぜひ見てください) |
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