4/26 朝会の話 「竹のようにしなやかな強さを」はい、「タケノコ(筍)」です。今ちょうどタケノコが取れる季節です。「タケノコ」は大きくなるのがとても速いです。1日に1メートルも伸びることがあるそうです。1メートルとはこれくらいです。1日で、これだけ伸びるというのはすごいですね。「タケノコ」は、ぐんぐん伸びます。 皆さんも、「タケノコ」のようにぐんぐん伸びていってほしいです。身長も伸びてほしいですが、勉強や運動、お友達と仲よくするなどのみなさんの力が、ぐんぐんと伸びてほしいです。 「タケノコ」が大きくなると何になりますか? はい、そうです。「竹」になりますね。では、次に「竹」について話をします。 みなさんは、竹を見たことありますか?竹は背が高いわりには太さは細いです。竹は弱そうに見えるかもしれませんが、実はとても強いのです。地震の時など、竹のたくさん生えている中に逃げこむと安全と言われています。 それは竹は中々折れたりしないからです。例えば、雪がたくさん竹に載ってもびくともしません。この写真の竹は雪が載って曲がっていますが、折れていません。竹は重い雪が上から載ってきても、折れないで、やわらかく曲がります。そして、雪が無くなったら「バネ」のように、また元のように戻ろうとします。 竹がもしも普通の木のように「曲がらない堅い強さ」だけだったら、折れてしまいます。このような「やわらかさ」や「バネのような力」を「しなやかな強さ」といいます。 では、「竹」はなぜ強いのかというと、それは、まず、「竹」にはたくさんの「節」があり、竹の幹をしっかり支えているからです。みなさんにも「節」があります。 物事の区切り、例えば、朝の会とか、授業が始まる時の礼、チャイム着席など、一つ一つの「節」「節目」を大切にしてほしいです。すると、竹のように「強く」なれます。 竹は、根っこが地面の中でつながっています。だから、強い風が吹いてもびくともしません。みなさんも、「竹」の(地下茎の)ように、友達同士で手をつないで力を合わせていくと「しなやかに強く」なれると思います。 昔の人は、このようなしなやかに強い「竹」を使って、箒やお箸、ナイフ、ペンを作ったりしました。みんなが知っているドラえもんのタケコプターも竹で出来ていますね。 校長先生は、みなさんにも、竹のように、節目を大切にすること、友達と力を合わせることを行って、「しなやかな強さ」を身につけて、ぐんぐん伸びていって欲しいと思います。 三回目の緊急事態宣言が昨日出ました。三回目だからといって気を緩めず、コロナにかからないように手洗いをしっかりやりましょう。竹(地下茎)のようにみんなで力を合わせて乗り越えていきましょう。 |
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