10/ 28 朝会の話「ハロウィンの話〜自分のためより人のために〜」先ほどあいさつで6年生が紹介したので、知っている人もいるかと思いますが、ハロウィンの日です。 ハロウィンについてあまり詳しく知らなかったので、調べてみました。 ハロウィンは、もともとはヨーロッパのイギリス、アイルランドという国に住んでいるクルド人と呼ばれる人たちの生活で始まり、秋に作物がたくさん実ったことをお祝いするお祭りでした。 また、11月1日から新しい年が始まるとされていて前日の10月31日は、日本でいえば大みそかにあたります。1年の終わりの日に、亡くなった人たちの魂がこの世にもどってくると言われ、日本でいえばお盆にあたります。けれど、亡くなった人たちの魂には良い霊もあれば悪霊もあるので、悪霊を追い出すためのお祭りでもあるのです。 アメリカでは、ハロウィンは子どものお祭りとなり、カボチャをくり抜いて作った提灯を窓辺にかざり、魔女や怪物などに仮装した子どもたちが「トリック オア トリート」(ごちそうしないといたずらするよ)と言いながら、近所の家をまわり、お菓子をもらうのだそうです。 昔、日本では、ハロウィンのイベントはありませんでした。最近は、いろいろな派手な仮装をしてただ目立てばいい、自分さえ楽しければいい、そういった人が増えてきて、ハロウィンで仮装した人たちが集まる場所に住んでいる人やそこのお店屋さんが、とても迷惑で困っている、そしてお巡りさんが取り締まっているという様子もニュースで放送されています。 自分さえければいい、自分勝手で、ほかの人に迷惑をかけているのに気づかない、そういう人もいるようです。楽しいイベントもみんなのことを考えながらやらなければなりません。 学校生活でも同じです。 北野小では、先週うれしいことがありました。 先週の木曜日に、来年、学校に入学してくる保育園や幼稚園の年長さんが、健康診断にお家の人と一緒にやってきました。健康診断が始まるまで、5年生が先生たちと一緒に、頑張って会場の準備をしてくれました。それだけではありません。 今度入学してくる子たちのために、5年生の子たちが、折り紙でシマエナガを作って渡したいと担任の先生を通じ、相談があり、OKを出しました。 健康診断の最後に、校長先生や副校長先生などによる面談があります。面談の最後に、5年生の子たちが作ったシマエナガの折り紙を一人ずつ渡しました。 折り紙をもらった今度入学してくる子たち、どの子も喜んだのは言うまでもありません。小学校に入学するのがますます楽しみになったと思います。 5年生が、あと半年で、6年生になることを意識して、今度入学してくる子たちのために考えたアイディア。とても素晴らしいと思いました。 人というのは、この「自分のためより人のため」に何かをやるときに、大きく成長するんです。 さて、明後日から6年生が日光移動居室に行くので、3日間いません。 5年生が、委員会活動、掃除、あいさつなど学校のために活躍する3日間です。成長するチャンスです。期待しています。 1年生から4年生の人も、教室で、自分のためより友だちのために、何かできるといいなと思います。やってみてください。 これで、話を終わります。 |
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