9/30朝会の話「見ているだけではいけない」1週間ほどたちましたが、お彼岸があった9月21日から23日かけて能登半島にものすごい大雨が降りました、豪雨というほどの大雨が降り、川が氾濫し、家も流され、山も崩れ大変な被害が出てしまいました。皆さんもニュースで知って見ていると思います。 能登半島と言えば、今年のお正月1月1日元日に、大きな地震が起きて、家が潰され、 山が崩れたり、津波が起きたり、火事も起きました。376人というたくさんの命がなくなりました。まだ行方不明の人もいます。 大きな地震が起きた年に、今度は豪雨です。一月の地震で、家が壊れて住めなくなった人たちは、学校の体育館で避難所生活を送り、その後、仮設住宅で生活を送っていました。しかし、今回の豪雨で、仮設住宅まで水が押し寄せて家の中まで入ってきて再び避難所生活に戻ってしまったのです。これまで、いろいろな大きな地震が起きた時に仮設住宅で過ごしているのを校長先生は、ニュースで見たり、実際見たりしたことがありましたが、こんな風に仮設住宅まで被害に遭ったのを見たことがありません。なんてむごい、とてもショックを受けました。 豪雨があった能登半島の輪島市の小学校は、先週2日間学校がお休みになり、26日金曜日に学校が再開されました。 再開された学校に通う輪島市の小学生の写真を見てください。 登校する道のそばの家が地震で傾いているのがわかりますか。写真の奥には1月の地震で 倒れたビルがそのまままだ残り、そんな街の中を小学生が登校しています。 輪島市の6つの小学校は、地震で学校が壊れたり避難所になったりして使えなくなったので、2学期から合同の仮設校舎にバスで通い一緒に過ごしています。 今回の豪雨でも11人が亡くなり、まだ行方不明の方もいます。中学生一人の方もまだ見つからず、家族や友達もとても不安な日々を過ごしています。 皆さんに今 改めて感じてほしい、考えてほしいことが三つあります。 一つは、今 大変な思いをしている人たちがたくさんいること 二つ目は、当たり前に生活できることが幸せであること 三つめは、その生活は自分以外のたくさんの人たちに支えられていること です。 だから、「自分を大切にしてほしい」「自分以外のだれかのためにできることをしてほしい」と先生は皆さんに対して思っています。 4年生は、今社会科で地震や水害など災害から守るくらしについて勉強しています。5年生も総合的な学習の時間で、防災について学習しています。 「ただ見ているだけではいけない」と思います。 話を終わります。 |
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