11.27 「自分も大切 みんなも大切 〜12月人権週間に向けて〜」(全校朝会)人権と言うのは人の権利と書きます。人が生まれたときから誰もが持っている権利のことでそれについて見直したり考えたりしようというのが来週12月4日からの人権週間です。 そして今日は、それにちなんだお話をしたいと思います。 皆さんは「明石家さんま」さんを知っていますか。明石家さんまさんには「いまる」さんという名前の娘さんがいます。「いまる」という名前を聞いて皆さんはどんなことを思いますか。私はめずしい名前だなと思いました。 さんまさんは赤ちゃんの頃にお母さんをなくしました。弟もいましたが、実家の魚屋さんが火事になり亡くなってしまいました。その後、お父さんもなくなっています。そして、さんまさん自身は、1985年(今から38年前)の飛行機の事故(日航墜落事故)の飛行機に乗る予定でしたが、急に予定が早まり、その前の飛行機に乗って事故にあわなかったそうです。 こうした経験をしてきたさんまさんは、いつしかある言葉を大切にするようになりました。それは「生きているだけで丸儲け」と言う言葉です。 「人間は生きている、ただそれだけで価値がある」と言う意味です。家族の死を経験し、自分も死に王になったさんまさんだからこそ。この言葉を大切にするのだと思います。 「生きているだけで丸儲け」の「生きている」の「い」、「まるもうけ」の「まる」をあわせて「いまる」と言う名前を娘さんに付けたのです。 「生きていることは、それだけで素晴らしい。この命を大切にしてほしい」と言う思いと願い名前に込めたのだそうです。 自分らしく生きる権利は、すべての人に平等に同じように与えられた権利です。命はなによりも大切で尊いものです。 皆さんに改めてお願いがあります。それはどんな時も自分を大切に、自分を好きであってほしいということです。自分自身のよいところをしっかりと見つめてほしいと思います。失敗して自信をなくしたり、友達と喧嘩したりすることもあるでしょう。でも、そういう経験から人は多くを学びます。自分が好きと言える人は友達のよいところも見付けることができます。今、各教室や廊下に作品発表会のすごいねレターが貼ってあります。友達のよいところを伝えている緑のカードです。友達のよいところを見付けられることができるその人自身もすてきだと思います。 「自分がすき 友達がすき 学校大すき 奥戸の子」皆さんの教室にある奥戸小学校の目標です。自分の命、友達の命が輝ける奥戸小学校、一人一人の個性や違いが認め合える奥戸小学校、自分も大切、みんなも大切にする奥戸小学校にしていきましょう。 |
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