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3/25 第70回卒業式式辞

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 ひと雨ごとに春の到来を感じる頃、開校70周年の一年間のドラマが、本日の卒業式をもって最終回を迎えようとしています。
第70回卒業式、挙行にあたり、葛飾区福祉部参事川上 鉄夫様を始め、ご来賓の方々のご臨席を賜り、心よりお礼を申し上げます。
 卒業生72名のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
 今、皆さんにお渡した卒業証書は、小学校の全ての学習を修了したという証(あかし)であります。卒業式は、小学校最後の授業です。みなさんにとって小学校最後の授業を校長の私がしたいと思います。
 開校70周年、皆さんは、北野小最高学年として本当によく頑張ってくれました。 委員会やクラブ活動、縦割り班活動ではでは、リーダーシップを発揮してくれました。70周年の記念の年に皆さんが最高学年だったこと、私は誇りに思っています。

 みなさんに最後伝えたいこと二つ話します。
 まず一つ。皆さんが今手に持つ卒業証書に書かれた名前の横には、あなたの生年月日、あなたが生まれた日が書かれています。
 その日はどんな日だったのでしょうか。聞いてみたことはありますか。
天気はどうだったのでしょうか。晴れていたでしょうか、今日みたいに雨だったかな、それとも寒かったでしょうか。
 どんな日であっても、家族は あなたが生まれたことをどれほど喜んだことでしょう。そして今日まで歩み続ける中で、みなさんはたくさんのことを経験し、乗り越え、今日、小学校を卒業していきます。
 
 でも、いつも どんなときも 一人ではなかったですよね。
 朝、なかなか起きられない時、起こしてくれたのは、誰ですか?
 学校に行くのが ちょっと嫌だった日、大丈夫だよと励ましてくれたのは誰ですか?
 風邪やインフルエンザ、コロナで熱が出た時、迎えに来てくれたのは誰ですか。
 友達とけんかしたとき、真剣に話を聞いてくれたのは誰ですか。
 休み時間に一緒に大笑いしたのは誰ですか。
 問題が解けなくて困っていると、そっと教えてくれたのは誰ですか。
 自分を見失い、回りに迷惑をかけた時、真剣に叱ってくれたのは誰ですか。
 真面目に授業を受けていると、こんなに勉強って楽しいということを教えてくれたのは 誰ですか。
 あなたのいいところを ステキなところを すごいねとほめてくれたのは誰ですか。
 あなたが生まれた日から今日まで、家族、友達、、そして先生、。
 本当にたくさんの人が あなたのそばにいて 支えてくれたことでしょう。

 だから、、今年の卒業アルバムのタイトルは、「感謝」。
 二人の担任の先生が皆さんに、これからも忘れてほしくない言葉として選んでつけました。
 そして、このことも今年の卒業生につたえたいこと。
 みなさんの多くが生まれたのは2011年、平成23年。日本人にとって忘れてはならない年です。東日本大震災が起きました。たくさんの尊い命を亡くしましたが、東北の被災地の人たちは、皆協力し合って懸命に生きました。そして、共に困難を乗り越えようと支援、節電など日本中が協力し一つになった年なのです。このような状況で生まれた皆さんは、私たちにとって「希望」でした。皆さんの多くが生まれた平成23年を表す漢字は、「絆(きずな)」でした。
 小学校卒業する今年の正月元日に、石川県能登半島地震が起きました。先週、能登半島の輪島市の9つの小学校で卒業式が行われました。しかし、そのうち3つの小学校では地震で校舎が使えず、また体育館が避難所になっているため、地元の消防署の中で行われたそうです。
 今、戦争や災害で、命がけの毎日を送っている人々がいる中、今日のような式ができることは、とても幸せなことだと思います。しかし、自分たちは幸せだと感じるだけでなく、周りの人、困っている人、苦しんでいる人のことを想像し、みんなが幸せになるためには、自分は何ができるか、人との「絆」を大切に考え行動できる人になってください。

 二つ目に、やはり生き物の話をさせてください。「サクラマス」という魚の話をします。
 サクラマスという魚は、川の上流に生まれ、生まれたその澄んだ川の上流にそのまま残ったマスは、大きくなっても30センチまでにしか成長しません。その逆に、川を下って海に入り何年もかけ、広い海を回遊したマスは、桜が咲くころに70センチほどの大きさのサクラマスに成長し、生まれた川に戻ってきます。同じ場所に住むよりも、より厳しい環境に立ち向かったものが強く大きく成長するそうです。
 4月からの中学校生活、勉強や部活動、そして、先生や友だちとの人間関係など、辛いこと、悩むことなど大変な事もたくさんあると思います。きっと小学校の時よりも、多くあるかもしれません。
 でも、「大変」という文字は「大きく変わる」と書きます。新しい環境での全ての出来事や、人との出会いが、皆さんを「大きく成長させてくれる」「大きく変わるチャンス」と思って、どうか逃げずに挑戦してください。

 在校生の代表として、見送る5年生の皆さん。4月からはいよいよ君たちの出番です。最高学年のバトンをしっかり引きついでください。 

 保護者の皆様、本日は誠に、おめでとうございます。お子様の晴れ姿に感無量なものがおありのことと思います。お子様は、この6年間で、大きく成長しました。途中、皆様には大変ご心配をおかけしました。けれど、我々大人が、信じ、愛情をもち、教えつづければ、人は変わる、子供は変わる ことを証明してくれた子どもたちでした。
ここに本校の教職員、北野小の教育を信じ、ご協力いただきましたこと深く感謝いたします。本日をもって、六年間お預かりした 大切なお子さんをお返しいたします。

 ♪勇気を翼にこめて 卒業生の皆さん。いよいよお別れの時が迫って来ました。胸を張って、晴れやかに中学校に進んでいってください。
 これをもちまして、私の式辞といたします。
 いざ さらば。


令和6年3月25日 葛飾区立北野小学校校長  景山与賜也





3/22 修了式の話

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 今日は1年間の最後の日、修了式です。修了式の「修了」とは、物事が終わるという意味でなく、「学ぶべきことを学び終えた」という意味です。先ほど学年代表の子に、修了証書を渡しましたが、修了式は、皆さん一人一人が主役です。一人一人が、この1年間自分の目標を目指してがんばりました。一人一人がんばったことを今日渡すあゆみに、先生達が書いてありますので、お家に帰ったら、お家の人と振り返ってほしいと思います。
 特に、今年は開校70周年ということで、みんなで力を合わせて楽しい思い出をつくってきました。楽しかったですか。(「楽しかった!」の声)。
みんなで頑張って創りあげた楽しい70周年の思い出を、先生達が記念誌という本にまとめました。今日、一人一人に渡しますので、小学校時代の思い出の宝物にしてください。
 明日から春休みです。一年が終わったと気持ちをゆるめすぎないで、次の学年になるための準備をしてください。くれぐれも事故にあわないように気をつけてください。
 今度皆さんに会う時は、4月8日の始業式です。きっとその頃は、校庭の桜も満開に咲いてみなさんをむかえてくれると思います。
 最後に、この3月で北野小とお別れをするお友達がいます。北野小での思い出を大切にして、新しい学校でもがんばってください。

2/19 朝会の話「ハチドリのひとしずく」

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今日は、ある鳥の話をします。
ハチドリという鳥を知っていますか。(画像を見せる)

世界で、一番小さい鳥です。ブンブンと蜂のように、音を出して羽を素早く羽ばたかせるので、ハチドリという名前が付けられています。日本には棲んでいなく、南米のアンデス地方に多く棲んでいます。今から、アンデス地方に古くから伝わる「ハチドリのひとしずく」というお話をします。とても短い話ですのでしっかり聞いてください。

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました
でも ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで 水のしずくを 一滴ずつ 運んでは
火の上に 落としていきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います

ハチドリは こう答えました
「私は 私にできることを しているだけ」


 ハチドリは、小さな鳥ですから、くちばしで運べる水は、ごくわずか一滴です。小さな水のしずくを、何百、何千、何万回、運べば火が消えるでしょうか。気が遠くなります。

ダメかもしれません。それでも、ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えるのです。ハチドリは「自分にできることなんか、何もない」とあきらめたり、「自分がすることではない」とか、「誰かが、何とかしてくれないかな」ではなく、「私にも、できることがある」と考え、行動しているのです。

私たちは、困ったことがあまりにも大きい時、何もできないかもとか、ダメかもしれないとか思いがちです。でも、そんな時は、このお話を思い出して下さい。

誰かではなく、自分ができることを考え、自分ができることに取り組むことが大切だと思います。今の学年もあと残りわずかです。新しい学年にむけて、自分のために、クラスのために、学年のために、今、自分ができることをやってみてください。

 さて、燃えていた森はその後、どうなったのでしょうか?

 それをつくるのは、あなた自身です。

これで話を終わります。


1/29 朝会の話「節分と立春」

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早いもので、今週で1月も終わり、木曜日から2月になります。そして、土曜日2月3日は「節分」です。この「節分」は「季節を分ける」と書きます。つまり、2月3日は季節の分かれ目で、2月4日から季節が変わるということです。この2月4日は「立春」といい、まだまだ寒い日が続いていますが、暦、カレンダーでは、「春」になるのです。

「立春」が、春が始まる日ということは、夏が始まる日も、秋が始まる日も冬が始まる日もあって、それぞれ「立夏」「立秋」「立冬」といいます。そして、その前の日は、すべて「節分」でした。今は2月しか「節分」と言いません。 
 
 では、なぜ2月だけ、「節分」として残って、そして、豆をまくのでしょうか。
4つの季節のこと、一年を「春夏秋冬」と言いますが、「夏秋冬春」とも「秋冬春夏」とも言いませんね。つまり、「春」は1年の始まりで、昔は、「立春」が1年の始まりの日、お正月みたいな日で、「節分」が1年の最後の日、大みそかのような日でした。

 昔の人は、病気はすべて鬼のしわざと考えていました。そして、豆には鬼を退治する効
果があると言われていました。だから「1年の最後の日に悪いことをする鬼を退治して新しい年を迎え、1年間病気をしたり、悪いことがきたりしないように…。」という願いをこめて、節分の日に豆をまいたのです。

 2月3日は、豆まきをしたあとは、年の数だけ豆を食べます。数え年といって、今年の1月〜12月までに皆さんがなる年の数だけ豆を食べます。
最近は、節分の日に「恵方巻き」を食べるようにもなりました。「恵方」とは、その年で
一番良いとされる方角のことです。ですから、「恵方巻き」は、その年に良いと言われる方向(恵方)を向いて、願い事をしながら、太巻きを一本丸ごと黙って食べます。
 
 ちなみに、今年の「恵方」、一番良い方角は「東北東」だそうです。「東北東」の方角
というのは、どちらの方だと思いますか?指をさしてみてください。

 今度の土曜日、節分の日には、家族で豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりして、今年1年の幸せを願いましょう。そう、帝釈天でも土曜日豆まきが行われます。鬼も来るそうです。 今年は土曜日なので人も多いと思います。もし行ける人は家族と行ってみるといいですね。

 これで朝会の話を終わります。

1/22 朝会の話「大谷選手のグローブ」

今日は、うれしいニュースがあります。
ついに北野小学校にも届きました。さあ、なんでしょう?(ざわめき)

(箱の梱包テープをはがし、中からグローブを取り出し見せると。『ワア〜!」と歓声があがる)

そうです。メジャーリーガーの大谷選手から、グローブをいただきました。大谷選手が全国2万の小学校におくっていただきました。

大谷選手って、どんな人なのか?みんなで確認します。

大谷翔平選手は、日本ハムという日本のプロ野球のチームに入り大活躍したあと、アメリカのメジャーリーグという野球の世界最高リーグに移りました。メジャーリーグでは、エンジェルスというチームに入りました。大谷選手って言ったらなんといっても、「二刀流」。「二刀流」ってどんな意味だか知っていますか? (挙手した3年生児童に答えてもらう。)

そうです。投げてはピッチャー エース。、打ってはホームランバッター、両方をやってのけてしまう。すごいですね。去年、WBCでも大活躍して、日本は野球世界一になりました。それだけでなく、去年は、日本人で初めてメジャーリーグのホームラン王になり、二度目のMVPにも選ばれました。 

そして、今までいた「エンジェルス」というチームから、「ドジャース」というチームに移り、この3月から試合が始まります。グローブといっしょに、大谷選手から手紙が入っていたので、紹介します。


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「ロサンジェルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのメジャーリーガー、大谷翔平です。

この手紙は、このたび私が学校に通う子供たちが野球に興味を持ってもらうために立ち上げたプログラムをご紹介するためのものです。

 この3つの野球グローブは学校への寄付となります。
それ以上に私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。

 このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。

この機会に、グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます。

野球しようぜ。                    大谷翔平   

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これから、大谷選手からのグローブを、皆さんを代表して6年生に渡してキャッチボールをしてもらいます。(6年生児童男女2名出て来る。キャッチボールをする)

投げてみた感想はいかがでしたか。
「使いやすいです。」
「まだ新しくて、かたかったけど、けっこう使いやすいです。」


 大谷選手は、なぜグローブを送ってくれたのだと思いますか。ただ野球をしてほしい、好きになってほしいからだけではないと思います。大谷選手は、小学生、中学生のころから、プロ野球選手になりたいと夢をもち、頑張り、みごとプロ野球選手になり、今度は、
メジャーリーグで活躍したいという目標をもち、次はWBCで世界一になりたいと目標をもち、それに向かって努力をしてきました

 みなさんにも、夢をもち夢をかなえるために、今できることを目標にして、一つ一つがんばってほしいという思いも込められていると思います。

 今日から1週間、6年生から順番にグローブを回していきます。グローブをはめていた子もいると思います。ぜひ触ったり、写真を撮ったりしてください。写真をお家の人に見せてあげてください。

 大谷選手にありがとうメッセージを東京都教育委員会を通じて渡したいと思いますので、全校で写真を撮ります。

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12/25 終業式の話

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長かった二学期は今日で終わりです。楽しかったこと、うれしかったこと、つらかったこと、悲しかったこと、色々なことがあったと思いますが、どの子もみながんばったと思います。

 終業式、校長先生の今年最後のお話は、「象」のお話です。今から30年以上前にあった本当のお話です。その象の名前は「アヌーラ」と言います。動物園にいて、とても元気なオスの象でした。ある日、このアヌーラが病気になり、熱が出てしまいました。熱で目が潤み、体が震え、食欲もなくなりました。アヌーラはよろよろしながらも、必死に立ち続けていました。
象は大きな動物なので、一度横になってしまうと再び起き上がることが難しくなるからです。

 そんなアヌーラを見ていた二頭の象がいました。その二頭が不思議な行動を始めたのです。一頭が右から、もう一頭が左から並ぶようにして、アヌーラに体を寄せていくのです。そして、左右からアヌーラを支え始めたのです。アヌーラはびっくりした顔をしましたが、やがてその意味がわかり、安心したように体をあずけました。
 そんなことが二週間続きました。やっと、少しずつアヌーラは元気になっていきました。すると、アヌーラを支えていた二頭は、今度は一頭ずつ交代で支えるようになりました。これも二週間以上続きました。
 なんとアヌーラが病気になって一カ月以上にわたって、象たちはこの行動をずうっと続けたのです。そのおかげでアヌーラはすっかり元気になることができました。
この三頭は、親子でも兄弟でもありません。でも、動物園で一緒に暮らしているうちに、仲間を支える強い気持ちが生まれていたのだと思います。
 このお話は、「ともだちをたすけたぞうたち」という絵本にもなっています。この仲間に支えれらえた象のアヌーラは、今も元気で、東京の多摩動物公園で静かに暮らしています。年齢は70歳です。70歳というと、北野小学校と同じです。今、日本にいるオスの象では最高齢、一番長生きをしている象です。
 
 この2学期、目標を決めてがんばったと思いますが、自分自身ががんばることと同じ位、アヌーラを助けた仲間の象のように、人のために、友だちのためにがんばってあげたことは、ありましたか? クラスのためにがんばれましたか。校長先生はきっとあったと思います。そして、三学期にもきっとあると信じています。

 明日から始まる冬休みは、今年の終わりと新しい年の始まりがある「年末・年始」があります。出かけることがあると思いますが、事故にあわず元気にすごしてください。特に気をつけてほしいのは、交通事故です。今月、東京の世田谷区の小学生が、車にはねられ亡くなるという悲しい出来事がありました。飛び出ししない、自転車に乗っていても気をつけてください。
では、新年1月9日、3学期始業式に、またみんなで元気に会いましょう。

12/4 朝会の話「人権とユーチューバー少年」

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 先々週、開校70周年記念行事があり、おみこしパレードや、マーチング演奏、風船とばしなど、楽しい思い出をつくることができました。みんなとてもよくがんばりました。あの日、大空に沢山の風船がとんだ光景は、ずっと心の中に覚えておいてください、
5・6年生は、午後の記念式典にも参列し、北野小の高学年としてりっぱな態度でした。たくさんのお客様がほめていました。

さて、今日12月4日から10日まで、人権週間です。
ところで、「人権」ってなんだろう。

人権とは、できるだけわかりやすく言うと、
 わたしたちは、だれでもみんな、一人の人間として、いのちが守られ、社会のルールの中で、あかるくたのしい生活をおくる権利をもっています。
 そして、これは、生まれたときからずっともっている大切な権利です。 

 今、世界で起きていることに目を向けたいと思います。ロシアがウクライナを攻めてから、すうっと今も戦争が続いています。さらに今年になり、イスラエルという国と、近くのパレスチナ自治区ガザという地域にいるハマスという組織が、戦争をしています。「イスラエル」とか「ハマス」と言う言葉をテレビで聞いたことがある子いますか? (3分の2ぐらい手を挙げる)
 このパレスチナ自治区ガザという地域に、アウニ・アルドゥーズさんという少年が住んでいました。年齢は13才。写真を見てください。マイクをもっていますね。どうしてでしょう。実は、アウニさんはユーチューバーです。12歳の時にユーチューブを始めました。
学校の勉強のほかにも、自動車レース、サッカーゲームが好きで、オンラインのゲームを自分のユーチューブに投稿していました。そして、アウニさんは、こんなことをユーチューブで語っています。
「ぼくの夢は、ユーチューブの登録者を10万、50万、100万人にすることです。」
 しかし、その夢がかなう前に、アウニさんは、今年の10月7日、イスラエルとハマスの戦争の中で、空爆を受けて、お父さんお母さん家族15人とともにこの世を去りました。将来、プログラマーになりたい夢も叶えることもできませんでした。
 このアウニさんの死を 世界中の人がネットで知り、今、アウニさんのユーチューブは120万人を超えました。しかし、アウニさんは、もうこの世にいません。  

 人権ってなんだろう?もう一度言います。
「だれでもみんな、一人の人間として、いのちが守られ、社会のルールの中で、あかるくたのしい生活をおくる権利」                     

 わたしたちの周りでは、戦争は起きていません。でも、わたしたちは「いじめ」という大きな問題をかかえています。いじめられたらどんな気持ちですか? ちっとも楽しくなくて、悲しくて辛い生活になってしまいます。心や体を傷つけ、辛い気もちにさせるこの「いじめ」は、人権を傷つける大きな問題です。

 このあと、代表委員会から今年の人権標語の学年代表が発表されます。どんなことを心がければ、「いじめ」が起こらないか、誰もみんなが、明るく楽しい学校生活を過ごすにはどうしたらいいか、「人権標語」をよく聞いて、この人権週間にもう一度考えてみてください。

話を終わります。


   

10/30朝会の話「子どもは誰でも芸術家 ピカソの話」

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 まもなく3年に一度の展覧会があります。今、どの学級もどの学年も作品の仕上げの段階にきていると思います。
 そこで、今日は、最初に3枚の絵を見せます。この中で一ついいなあと気にいった絵を考えて決めてください。

 3枚とも絵の雰囲気が違いますが、実は、すべて同じ人、画家が描いたものです。、誰だか知っていますか?(何人か手を挙げる。2年生の子が挙手したので指名。「ピカソ!」と答える。)

 ピカソ、、正解です。その人の名前は、ピカソ。
20世紀最大の芸術家と言われ、知らない人はいないのではないかと思うぐらいに有名な芸術家です。ピカソは、91歳で亡くなっていますが、絵だけではなく彫刻の作品などを合わせると、約15万点、ギネスブックに「最も多彩な芸術家」として載っています。
ピカソは、1つのやり方にこだわらず、新しい作品を生み出す創造力が 世界中の人から「天才」と言われた要因でした。

 幼い頃から絵を描くことが大好きだったピカソは、努力と才能が認められ、王様や身分の高い貴族からお金をもらい、頼まれた絵を描く「宮廷画家」をすすめめられましたが、断りました。
 ピカソは「人に描かされる絵は嫌だ!」「わたしは、自分が感動したこと、心に残ったことを描きたい。そうでないと、わたしの作品ではない。」と思っていたそうです。


有名な言葉で、「明日、描く絵が一番素晴らしい。」があります。
 ピカソは、どんなに素晴らしい作品ができても、常にもっといい絵が描けないかと挑戦し続けていたと思います。

そして、「子供は誰でも芸術家」があります。ピカソは、年をとっても子供が作るような作品を目指していたと言われています。

展覧会に向けて、上手い、上手くないではなく、自分なりのやり方・表現を信じて、一生懸命丁寧に作品を仕上げてほしいと思います。そうすれば、わたしだけの作品が生まれ、誰もが、小さなピカソになれます。
そして、展覧会当日は、かけがえのない自分、友達の作品を大切に鑑賞してほしいと思います。
芸術は、みんなでその良さを感じ合えることです。

10/ 23 朝会の話「自分の中の秋探し」

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 急遽、音楽朝会は中止になりましたので、放送による朝会にします。

 日本には4つの季節があります。春・夏・秋・冬。今はどの季節ですか? そう、秋です。暑かった夏から寒くなる冬にだんだん変わっていく季節。涼しかったり寒かったりする季節です。

 寒くなっていく他に、秋になると、どんなことが変わりますか? そう、草木の葉っぱが色づいたり、枯れていったりして、実ができるものが多い。 例えば、みかん、どんぐり、松ぼっくり。食べるとおいしいマツタケや栗。北野小の校庭にはザクロも実がなっています。だから、秋は実りの季節とも言われます。

変わっていくのは、草木だけでしょうか? 私たち人間のやることも変わります。服が半袖から長袖に変わる。エアコンは、冷房ではなく暖房になります。

皆さんには、自分の秋探しをしてほしいです。秋になって「自分の何がよく変わったか」をさがしてほしいのです。そうです、 自分の成長を見つめてほしい。今までできなかったことで、できるようになったことが、きっとあるはずです。
また、最近、先生に「ここがいいね」「がんばっているね」とほめられるようになったことがあるはずです。

自分の成長は、学校だけではありません。お家でもきっとあるはずです。例えば、ご飯のあと自分で食器を流しまで持って行くようになった。洗たく物をたためるようになった。お家でも姿勢に気を付けて勉強できるようになった。玄関で脱いだ靴をそろえるようになった。

自分の成長を自分で気づけることは、素晴らしいことです。自分の実りや成長に気が付ける子は、この先ももっともっと成長していく子です。自分の中での秋探しもするようにしましょう。
 
今週は、開校70周年記念集会があります。風邪に気を付けて、みんなで思い出に残る会にしましょう。

話を終わります。

10/16 朝会の話「地獄と極楽の話」

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 皆さんは、「地獄」とは、どんなところか知っていますか。今日は「地獄」に関するお話をします。

 ある人が、「地獄」とはどんなところなのかと思い、見に行くことにしました。「地獄」に着くとちょうど食事の時間でした。そしてなんと、「地獄」なのに、テーブルには、おいしそうな食べ物がたくさん並んでいたのです。

 そこに、やせ細った「地獄」の人たちが入ってきました。見ると、目の前に長いお箸が置いてありました。
「地獄」の人たちは、おいしそうな食べ物を他の人に取られてたまるか…とその長いお箸を使い、他の人より先に食べようとしました。しかし、お箸が長すぎるため、食べ物が口に届きません。さらに、長いお箸がテーブルの上でぶつかり合い、食べ物は下に落ちてしまいました。そして、とうとう食事の時間が終わりになってしまい、誰一人として食べることができませんでした。

 次に、その人は「極楽」に行ってみました。「極楽」というのは、日本や中国など一部の国での言い方で、「天国」のことです。
 
 その「極楽」もちょうど食事の時間でした。そして、「地獄」と同じように、おいしそうな食事がたくさん並んでいました。やはり長い箸がおかれ、それを使わねばなりません。「極楽」にいる人たちと 地獄の人たちと同じように、長いお箸を使って食べ始めました。
「地獄」の人たちは、長いお箸のせいで一口も食べられませんでしたが、「極楽」の人たちは、「これはおいしそうな食事ですね。お一ついかがですか。」と言って、目の前にいる人に食べさせてあげていました。そして、食べさせてもらった人も「とてもおいしいです。あなたもいかがですか。」と、お返しに相手の口に食べ物を運んであげました。こうして、楽しく話をしながら、お互いに食べさせ合うことでおいしい食事をすべて食べることができ、楽しく食事の時間を過ごせたのです。

 さて、今の話を聞いて、「地獄」と「極楽」のちがいが分かったでしょうか。「他人のこと考えずに、自分のことだけを考えて行動している」のが「地獄」、反対に、「他人のことも思いやって、共に支えながら楽しく行動している」のが「極楽」です。

「地獄」と「極楽」は、大きなちがいがあるようで、実は、ほんの少しのちがいしかなく、そのちがいは「私たちの心の中」にあるのです。

 皆さんは、自分のクラスを「地獄」のようなクラスにしたいですか。それとも、「極楽」のようなクラスにしたいですか。
 今の学年になって半分が過ぎました。自分たちのクラス・学校を「極楽のような楽しいクラス・学校」にするためには、一人一人がどんな行動をすれば良いか、ぜひ、考えてみてください。

9/11 朝会の話「あいさつと気付く力」

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 今日は、あるサッカーチームのコーチから聞いた話をします。そのコーチは、何十年もサッカーのチームを見てきて、あることがわかったそうです。コーチは次のように言いました。それは、
「強いチームは、必ず〇〇〇〇ができる。」
 さて、何ができるかわかりますか。(「チームワーク」、「ドリブル」など挙がる)

それは「あ・い・さ・つ」です。「強いチームは、必ずあいさつができる。」
 ただ、あいさつするだじゃだめなんだそうです。
「自分からあいさつができないと強くならない。」

 なぜ、自分からあいさつをすると強いチームになるのでしょうか。それは、自分からあいさつができる人というのは、「気付く力がある人」だからです。

 例えば、「廊下を歩いていて、遠く人が来ているな、あ、先生だ。挨拶しなきゃ。」と、気付いて、行動して「おはようございます。」と自分から言えます。自分から言える人は、サッカーの試合中でも、「前から敵が来ているな、パスをしよう。」と動くことができるわけです。

 自分から挨拶ができない人は、気付かない人ということになります。
「おはよう」と言われてから、「あ、おはようございます。」と、言っている人は、前から来ている人に気付いていなかったということです。
 サッカーでいうと、ドリブルをしているときに敵に気付かず、ボールをとられて、「あっ。しまった。」と言っている人と同じです。

 あいさつを自分からすると、「気付く力」を身に付けることができます。それは、サッカーだけではなく、野球、バスケットボール、ラグビー、どんなスポーツ、もちろん勉強にも、お友だちとのかかわりでも、どんな仕事をするうえでも役に立つ力です。

 北野小がこの1年間、テレビに出ることが多くなってきました。なぜでしょう。いろいろありますが、テレビ局の人が「ここの学校の子供達は、あいさつをしてくれる子が多くて気持ちいいですね」と言っていました。 この後、代表委員会の子たちより、「あいさつ標語」の紹介があります。
 あいさつで素敵な北野小学校にしていきましょう。

 話を終わります。



9/1 始業式 校長講話

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 今日から、2学期が始まりました。1年生から6年生全員と、先生たち全員が揃いました。改めて、またみんなで一緒に生活していくので、みんなで、元気に「よろしくお願いします」の挨拶をしましょう。
担任の先生、前にお願いします。

校長先生が「よろしくお願いします」と言うので、その後で、「よろしくお願いします」と挨拶をしてください。

 みなさん、長い夏休みはどうでしたか。校長先生をはじめ先生たちは、みんなの元気な姿に会えるのを楽しみにしていました。会いたかったよ。
今日は式が始まる前に静かに並んで待っていました。こうやって皆さん、一人一人の姿を見ると、一回りも二回りも大きくなって、たくましくなったように校長先生は思います。

きっと、7月の終業式に話した3つの約束ができたからかな、と思いました。

3つの約束 
一つ目は、「あつさに気をつけ けんこうにすごす」でした。できましたか?(手が挙がる)

二つ目は、「けがをしたり 事故にあったりしない」でした。できましたか?(手が挙がる)

三つ目は、「夏休みしかできないことにちょうせんする」でした。詳しく聞いてみます。

まず、「ここ行った?」
(絵を見せながら)「花火大会」「海」「キャンプ」「昆虫採集」「お墓参り」 

つぎに「これがんばった?」
「ラジオ体操」「ラジオ体操、9回全部参加した子?」「沢山本を読んだ子」「学校のプールに2回参加した子」「金町公園のプールに10回以上行った子?」(手が挙がる)

次に「これ食べた?」
(絵を見せながら)「かき氷」「すいか」「すいかを食べた子はこれやったかな?」(スイカ割りの絵を見せる)
「夏と言えばスイカ割りのほかにこれ!ソーメン流し」(手が挙がる)

次に「テレビでこれ見た?」
(写真を見せながら)「高校野球」「甲子園ですね。今年、優勝した学校は?」(「慶應高校」と声が挙がる)

「テレビだけでなく。甲子園に行って応援した子?」(数人手が挙がる)

「24時間テレビ」を見た子?(手が挙がる)

 最後に「これがんばった?」
(自由研究の絵を見せる、多くの手が挙がる)
来週、自由研究の作品展が始まります。、みんなの研究や作品を見るのが楽しみです。
 夏休みしかできないことをたくさんしましたね。子供の時の夏休みの思い出は、大切な宝物です。一生の思い出になります。

 さあ、2学期が始まりました。2学期はとても長いです。いろいろなことがあるけど、皆さんを成長させてくれます。是非、長い2学期、目標をもって、その目標に向かって挑戦してほしいと思います。

 校長先生は、結果よりも、目標に向かって、まず行動を起こすこと、挑戦することが大切だと思っています。そして、北野小の先生たちは、そんな挑戦するみんなを全力で応援します。もし、勉強のこと、友達のことで、心配なことがあったら、先生たちやカウンセラーの先生など、信頼できる大人に相談してください。

 今年の2学期は、70周年のお祝いに向けた行事が沢山あります。後ろを見てください、代表委員の子たちが、スローガンを張ってくれました。「みんなで楽しく仲良くつないだ情熱を70年に」 
 
 まだ暑い日が続きます。熱中症にならないように気をつけましょう。長い二学期、自分の目標に向かって、友達と力を合わせて頑張っていきましょう。

6/12朝会の話「北野小の名前の由来」

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 先週の運動会では、よくがんばりました。お家の人からもほめていもらったと思います。
 6月1日は、北野小70回目の開校記念日でした。前回の朝会では、70年前の第1回の運動会について話しました。そこで今日は、学校の歴史シリーズ2回目。
 
 今回は、どうして「北野小」という名前がついたか?話します。
 今から70年前 昭和28年6月1日北野小は、住吉小学校の分校、北野分校としてできました 学校の周り、田んぼでしたが、学校の近くに神社があったそうです。今のプールのあたりに小さな祠がありました。この神社の名前が、北野神社と言いました。学校の近くに北野神社があったことから、北野小学校とついたそうです。

 今 学校のプールの近くに北野神社はありません。では、どこにあるのでしょうか。
 みなさんが知っている学校の近くです。「古録天神社」です。(写真を見せる)
 古録天神社の中には、北野神社もあります。ほら鳥居の入り口に北野神社と名前が書かれています。(写真を見せる)古録天神社には、古録天神社の神様と北野神社の神様が一緒にまつられているのです。

 では、学校の名前の由来になった「北野神社」の神様は、誰でしょうか。それは、この人です。(写真を見せる)名前は「菅原道真」といいます。今から1100年以上も前の平安時代に実際にいた人物です。6年生の歴史の教科書にも出てきます。
 菅原道真という人は、とても頭がよく優秀な学者で、当時、朝廷というところで天皇のそばに仕え、とても信頼されていました。「学問の神様」とか「天神様」と今でも呼ばれています。
 とても身分の高い方の名前の最後に「公」をつけるので、このあと「菅原道真公」と呼びます。
 菅原道真公は、梅の花がとても好きで大切にしていました。自分の邸の庭にも梅の木を植えていて、梅の花についての和歌をたくさん詠んでいます。百人一首にも出てきます。
 その一つが、「梅の花 紅の色にも にたるかな  阿呼(あこ)がほほにも つけたくぞある」という和歌。実は、この和歌を作った時の菅原道真公の年齢は、なんと5歳。子供でこんな歌を作るのですから、天才ですね。
 北野小学校のマーク、校章には、梅の花が描かれています。菅原道真公が、梅(うめ)の花をこよなく愛し、大切にしていたことからきています。
 
 「北野小」「うめ」 といえば、そう「うめのみ教室」があります。うめのみは、「梅の実」からきています。

 菅原道真公が、とても大事にしていた動物がいました。ある動物です。わかりますか?
(5年生女子が挙手、指名する)そう、牛です。菅原道真公は、うし年生まれなのです。
 おととし(2021年)「うし年」の時に、先生は、北野小に牛を呼びました。3年生や5年生は覚えていますか?「モーモースクール」を行いました。

 まとめです。どうして「北野小」という名前がついたか?
 昔、学校の近くに北野神社があったからと、「学問の神様」菅原道真に関係があるということです。

 ぜひ、北野小学校の児童ならば、このことはぜひ覚えておいてください。
 そして、皆さんも菅原道真公のようにしっかりして勉強して、かしこい人をめざしてください。
 きっと「学問の神様」である菅原道真公も、北野小の皆さんのことを見守っているかもしれません。先生は、毎年、お正月に古録天に行き、みんなが勉強できて賢くなりますようにとお参りしています。皆さんも受験や試験の前に、そこの古録天神社でお参りする人もいるかもしれません。

 以上で話を終わります。

4/24朝会の話「雑草という名の植物はない」

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ある詩を 読みます

せっかく花を さかせても
せっかく葉っぱを ひろげても
ふりむいていく 人はない
それでも平気さ
みんなして むんむん草むら つくってく

どんなにのどが かわいても
どんなにほこりを かぶっても
水などくれる 人はない
それでも平気さ 上むいて
のびたいほうだい のびていく

オオバコ  ハコベ  ヒメジョオン
ちゃんと 名前が ついてても
よびかけてくる 人はない
それでも平気さ
いつだって きらきらしながら 生きていく

 この詩の題名は、「雑草のうた」 といいます。
「雑草」って知っていますか。(知っているとの反応あり)

 種を埋めていないのに、どこからか雑草が生えてきて、花だんなど草取りをすることがあるでしょう。道路の隙間にも雑草が生えてきている様子を見たことがあると思います。あまり人に歓迎されない呼び方ですね。

 でも「「雑草という名の植物はない」そうです。この言葉を言った人がいます。この人です。(写真を見せる)
 牧野 富太郎(まきの とみたろう)と言う人です。
 今から150年前ぐらい前に生まれた人で、 多くの植物に名前を付けて、日本の植物学の父と言われている人です。牧野 富太郎(まきの とみたろう)が発見したり名前を付けたりした植物の数は、2500 種以上といわれています。すごいですね。
 
 今、TVで放映されている朝ドラマ「らんまん」の主人公のモデルになった人です。(「見ている」、「知っている」と反応あり)
 ドラマ「らんまん」では、牧野 富太郎(まきの とみたろう)と言う名前ではありませんが、俳優の神木隆之介さんが演じています。
 今日4月24日は、「植物学の日」になっています。なぜ、「植物学の日」かと言うと、「日本の植物学の父」と言われた牧野 富太郎(まきの とみたろう)博士が生まれた日だからだそうです。
 どの草にもみんな名前があり、名前を大切にすることは、その植物を大切にするということです。名前の意味を知ると、植物の特徴がよく分かります。皆さんも、いろいろな植物を観察して、知っている名前が増えるといいですね。
 
 植物の名前はもちろん、人やものの名前も大切にして下さい。お家の人につけてもらった名前です。自分の名前、友達の名前を大切にしてください。

 最後にお知らせです。今度の日曜日30日、地域の柴又北野町会の消火訓練が学校の校庭であります。地域で火事が起きたらみんなで力を合わせて、町を守るために行われる訓練です。昨日はガーデンプラザで消火訓練がありました。
 消火器を使った訓練やホースを使った放水訓練があり、子供も参加すれば体験できると聞きました。また、火事が起きた時、煙がたくさん出ますが、実際、火事の煙は、どういう様子なのか、煙ハウスも体験できるとのことです。
 もし時間がある子は、友達を誘ってもよし、お家の人と一緒にでもよし、ぜひ、参加してみてください。



4/6 入学式式辞

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 柴又の町にも再びうれしい春がやってきました。
 一年生の皆さん「ご入学おめでとうございます。
 私は、校長のかげやま よしやといいます。どうぞよろしくお願いいたします。
今日から、皆さんは、この伝統ある北野小学校の一年生です。皆さんが入学してくるのを、お兄さんやお姉さん、そして先生方も、みんな楽しみに待っていました。一日も早く学校に慣れて、北野小学校を大好きになってほしいと思います。
 皆さんに私から「三つのお願い」をお話ししますので、よく聞いてください。

 一つ目のお願いは、「よくかんがえる子」になってほしいということです。
学校は、お勉強するところです。お勉強というのは、分からないことが分かるようになること、できなかったことができるようになることです。分からないことが分かるようになるためには、できなかったことができるようになるためには、どうしたらいいかなあ、よく考える子になってください。
 勉強はとても楽しいです。北野小学校にはお勉強の上手な先生がたくさんいますので、ぜひ楽しんで勉強してくださいね。

 二つ目のお願いは、「おもいやりのある子」になってほしいということです。
お友達がこまっていたら、助けてあげられる 思いやりのある 優しい子になりましょう。そうすれば、お友達がたくさんできます
 学校は、たくさんのお友達となかよく、気もちよく勉強するところです。人がいやがること、悲しむことは絶対にやめましょう。

 三つ目のお願いは「明るく元気な子」になってほしいということです。
「あいさつ」がちゃんとできる子になってください。
「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」
 あいさつが元気な人は、みんなから愛されます。あいさつされた人も元気になります。あいさつできる人は、辛いことがあっても絶対負けません。

 皆さんに とても大切にしてほしいものがあります。
 さて、ここでクイズです。分かった人は手を挙げてね。
 お父さんやお母さんからいただいたもの、目には見えないもの、一つしかないもの、なくしてしまうともう戻ってこないもの・・
 さっそく、よく考えてみてください。
  (「こころ」、「きもち」、「いのち」、、と挙がる)

 そうです、「いのち」です。命を大切にしてください。
 特に交通事故にあわないよう、くれぐれも気をつけて、元気に学校に来てください。 そして、元気に「ただいま」とお家にかえってほしいと願っています。


 ここで、お父さんやお母さんに、お話をしますので、少しの間、待っていてくださいね。
 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち北野小学校の教職員一同は、すべての子どもたちを全力で愛し、一人一人をかけがえのない存在として大切に育てていきます。
 そして、学校教育目標「よく考える子」「思いやりのある子」「明るく元気な子」の具現化に向けて、精一杯努力していく所存でございます。
 保護者の皆様には、ぜひ子どもたちにつけていただきたい力があります。それは、「朝の力」です。
「朝早く起きる」「朝ご飯をしっかり食べる」「朝の挨拶をする」の3つです。
学校の教育は、家庭での教育や地域での教育なくして成立することはできません。
6年間という長い月日においては、晴れる日曇る日さまざまですが、いつの時でも、お子様の健やかな成長を願う心は、一つでございます。
 6年後の卒業の日まで、変わらずご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 さあ、一年生の皆さん、明日の朝から、「おはようございます」と元気に学校にきてくださいね。待っています。
 子どもたちが、健やかに、たくましく育つことを心より願い、私の式辞といたします。


                 校長 景山 与賜也


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