7月16日の給食献立 冷やし中華 雷こんにゃく 米粉の黒糖むしぱん 牛乳 「雷こんにゃく」とは、こんにゃくを使った昔ながらの常備菜です。炒めるときに「バリバリ」という雷のような音が出ることが名前の由来だそうです。「米粉の黒糖むしパン」は、小麦粉の代わりに米粉を使い、甘味は黒糖を使った蒸しパンです。小麦粉にはアレルギーのある人も米粉なら食べられますね。米粉はグルテンフリー食品として最近注目を集めています。 最近では代替食品にも注目が集まっています。どんな代替食品があるか、調べてみてはいかがでしょうか。 7月13日の給食献立 ご飯 魚のごまマヨネーズ焼き じゃがいもの甘辛炒め もずくスープ 今日は「もずくスープ」に着目します。 「もずく」は他の海藻に付着して生育することから「藻付」と書くようですが、その姿から「雲」の字をあてて「水雲」「海雲」と書くこともあるようです。 沖縄のシェアが最も大きいですが、北は青森でも取れる海藻です。 海藻のぬめりであるフコダインが豊富な食品ですが、このフコダインにはどのような効用があるでしょうか。今注目の成分のようです。ぜひ調べてみてください。 7月7日の給食献立 七夕豚しゃぶそうめん 枝豆 さくべい 牛乳 今日は「七夕給食」です。「さくべい」が気になりますよね。 「さくべい」は、平安時代の貴族が、七夕に食べていたと言われる揚げ菓子(もちろん今回混ぜているチョコチップは入っていません)で、漢字では索餅と書くそうです。 索は「なわ」や「つな」といった意味がある言葉です。 後にそうめんを食べる習慣になりますが、このそうめんの先祖こそが索餅だと言われています。「索麺」とも呼ばれ、のちにその「さくめん」が「そうめん」に変化したとも言われているそうです。 索餅が日本に伝わったのは奈良時代だとか。そういえば中国料理の揚げ菓子「麻花(兒)」にも似ているような気もします。「麻花(兒)」は歯ごたえがあってかりっとした食感、「さくべい」はもう少し柔らかい食感のようです。 伝統行事にまつわる行事食には興味深いものがたくさんありますね。 6月29日の給食献立 ビビンバ風混ぜご飯 トック入りピリカラスープ マンゴーパイ 牛乳 今日は、韓国風料理が中心の献立です。「トック入りピリカラスープ」のトックが気になって調べてみました。 まず、一番日本と違う点は、原料となる米の種類のようです。日本の餅は「もち米」で作りますが、韓国では、「粉にしたうるち米」を原料にして作られているそうです。そのため、日本の餅と比べ、粘りや伸びは少なくて歯切れがよく、煮込み料理や鍋料理に加えても、煮崩れしにくいことが特徴だそうです。 主に、円柱形の餅を斜めに薄く切ったものや、細長い円柱状のものが、袋に詰められて売られています。「トッ」が餅全般を意味し、トックは「汁物の餅」、トッポギは「炒めた餅」といった意味になるのだそうです。 あれ?もち米は中国から伝わったものではなかったのだろうか、朝鮮半島を経由して伝わったものではないのだろうか…。疑問に思って調べていくと、中国では小麦粉でお餅をつくり、韓国ではうるち米で作っている…、そして、もち米はその他の料理に使われている…。もち米を「餅」に使ったのは、日本人だったのでしょうか。奥が深そうです。皆さんも調べてみてください。 6月25日の給食献立 冷やしごまだれうどん 白菜と豆腐の炒めもの 豆乳プリン 牛乳 今週は期末考査がありました。1日目、2日目は給食の提供がなく、3日目の今日、開放感に満ちたなかで食べる給食は一味違うのではないでしょうか。 今日は「白菜と豆腐の炒め物」に着目してみます。 豆腐の食べ方の定番は「冷ややっこ」「湯豆腐」「汁物の具」となると思いますが、調理して食べる豆腐のメニューもありますね。煮物が多いですが、炒める料理となるとどのようなものがあるでしょう。国内では、じーまみ豆腐を使った「チャンプルー」(沖縄県)が有名ですが、他にも豆腐を炒める郷土料理があるようです。また、中華料理では、「麻婆豆腐」をはじめとする豆腐料理の他、豆腐を炒めた料理も多いですね。また、炒めた野菜の中に豆腐を入れてから調味する「炒り豆腐」は日本の各地で食べられています。 豆腐には「絹ごし豆腐」、「綿ごし豆腐」、「焼き豆腐」、「寄せ豆腐」など、いろいろありますし、「ごま豆腐」や「じーまみ豆腐」など、大豆を使わない豆腐もありますし、大豆になる前の枝豆で作った「枝豆豆腐」も見かけます。豆腐のいろいろだけでなく、豆腐料理にいろりを調べたり、豆腐料理のいろいろを調べたり。豆腐の製法、豆腐の栄養、豆腐の加工食品(油揚げ、厚揚げ、がんもどき…)のほか、最近ではヘルシーメニューとしていろいろなアレンジメニューが工夫されていますから、ぜひ調べてみてください。 6月17日の給食献立 チンジャオロース丼 白菜とあさりの豆乳スープ 大学いも 牛乳 今日は「白菜とあさりの豆乳スープ」に着目します。あさりにはカルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルがたっぷり入っているそうです。特に100gあたりに含まれるビタミンB12の含有量は貝類の中でNo.1だとか。あさりは加熱したとき煮汁に栄養成分が流れ出るので、スープやみそ汁などのように煮汁ごと食べるのが良いそうです。また、共に摂るとよい栄養成分は、たんぱく質、ビタミンC,Dだそうです。ですから、豆乳スープにすることで、豆乳に含まれる大豆由来の植物性蛋白質を一緒に摂れるメニューとなっています。 白菜は水分が多い野菜ですが、食物繊維が豊富で、イソチオシアネートという栄養成分が含まれているのだそうです。さて、このイソチオシアネートとはどんな効果が期待できる栄養成分なのでしょう。また、白菜以外ではどのような食材に含まれているのでしょうか。ぜひ、調べてみてください! 6月15日の給食献立 ご飯 カミカミ佃煮 さわらの塩こうじ焼き あおのりこふきいも 葛飾だんご汁 葛飾だんご汁は昨年度話題にしたメニューです。今日は、「さわらの塩こうじ焼き」に着目します。まず、魚の切り身ですが、「さわら」という魚です「鰆」と書くように、旬は「春」と一般的には言われているようですが、実は地域によって違うそうです。関東では、脂ののった時期がおいしいとされ、12月から2月の「寒鰆」が旬。関西では、3月から5月が旬で「春鰆」を好むそうです。また、鰆は「狭い」「腹」と言う意味で、マグロを細長くしたような魚だからだとか。また、出世魚なので、名前が成長に伴って変わります。魚も奥の深いテーマとなりそうですね。 また、「塩こうじ」は最近ポピュラーな調味料ですが、「こうじ」は何から作られ、どのような使い方をしてきたものなのでしょう。ぜひ、調べてみてください! 6月11日の給食献立 フィッシュバーガー せん切りサラダ きのこのクリームスープ 今日は、せん切りサラダに注目してみます。「せん切り」は、「線切」「繊切」「千切」と漢字で表記するとき一様ではありません。切り方に違いがあるわけではありません。同じ切り方を「千六本」と呼ぶこともあり、おそらく「千」の字を当てていたのが最初ではないかとも言われています。その形状から「線」のように「繊維」のようにと「せん」と呼ぶ字を当てるようになったのかもしれませんね。 さて、家庭科の学習では、料理の基本的知識として、切り方の学習があります。今回のせん切りの他に、「半月切」「銀杏切」「短冊切」「乱切」「ささがき」など、切り方にはいろいろなものがあり、その名称から日本の文化が感じられるものが多くあります。切り方のいろいろについて、ぜひ調べてみてください。 6月10日の給食献立 キムチ炒飯 チーズタッカルビ 卵とワンタンのスープ 牛乳 今日は、韓国風の献立です。チーズタッカルビに使われているコチュジャン。コチュジャンは、朝鮮半島が発祥となる辛みと甘みのある味噌です。米やもち米を麹で糖化させ、唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料です。 対して豆板醤は、中国が発祥となる辛みの強い味噌です。そら豆に大豆やごま油、唐辛子の塩漬けなどを加えた発酵調味料です。 その大きな違いは…コチュジャンが火を通さなくとも使えるのに対し、豆板醤は油と一緒に火に通すと香りとうま味が増すことのようです。 では、豆板醤と合わせて使われるテンメンジャンはどのような違いがあるのでしょうか。ぜひ調べてみてください! 6月4日の給食献立 梅わかめご飯 いかのゴマ天ぷら 切り干し大根の炒め煮 じゃがもち汁 牛乳 今日は、6月4日から6月10日までの「歯と口の健康習慣」に因んで「かみかみ給食」です。歯ごたえのある食べ物は、歯の健康に良いばかりでなく、脳を活性化したり消化吸収を助けたり、精神を落ち着かせる働きがあると言われています。 また、噛むことで満腹中枢に働きかけ、肥満防止の呼応化もあるそうです。成長期の子供たちにも、大人にも、「噛むこと」は大切なんですね。 5月最後の給食献立 ご飯 鯖のごま醤油焼き きんぴらポテト あじのつみれ汁 牛乳 今日は、アジのつみれ汁と鯖のごま醤油焼き、両方とも青魚と呼ばれる魚を食材にしています。 青魚とは、外観から呼ばれるもので、生物学的な分類ではありませんが、アジ、イワシ、サバ、サンマ、ニシンなどの群れで泳ぐ回遊魚が多いそうです。背中から見たとき、青く見えることから「青魚」と呼ばれてきたのですね。一般に値段が安価で、いわゆる「大衆魚」だそうです。 ところが、その栄養価は侮ってはいけないようです。青魚の栄養素のDHAやEPA(オメガ3脂肪酸)が豊富に含まれていることでも知られており、積極的に摂りたい食材です。そのほかにも、それぞれの魚には積極的に摂りたい栄養が多く含まれているようです。おいしさだけでなく、栄養も考えながら、食事の献立を考えるのも大切なことなんですね。 5月28日の給食献立 チーズカレードリア ABCスープ 冷凍ピーチ 牛乳 運動会の日の給食です。カレーは熱い国の食べ物なので、運動会にはちょうど良かったです。スパイスの力なのでしょう。一昨年もスパイスの力について取り上げましたが、今年もスパイスの効用について調べてみてください! 5月27日の給食献立 三色どん じゃがもち(のり塩) みそ汁(豆腐わかめ) ジョア 今日は、運動会前日です。給食室からの応援メニューとなっています。桜道中学校の応援団の色は、赤・黄・青・緑です。食材でその四色を表現しています。 さて、今日の献立「じゃがもち」は北海道の郷土料理です。水稲のもちでは、小さなお子さんや年配の方では、のどを詰まらせる恐れがありますが、このじゃがもちならその心配もないのではないでしょうか。保育園の定番おやつに「あべかわもち」ではなく「あべかわマカロニ」が登場するのも同じ理由ですね。 中学校3年生になると家庭科で幼児食の学習も加わります。幼児食の注意について、調べてみてもいいですね。 5月25日の給食献立 ぶっかけうどん きゅうりとわかめのスタミナあえ おからドーナッツ 牛乳 ぶっかけうどんは、香川県の郷土料理です。うどんは日本中、それぞれ地域の特色があるものの、あちらこちらで食されています。 さて、香川県の「ぶっかけうどん」は大根おろしや葱、天かすなど、客が好みのものをトッピングし、「つゆをぶっかけて」食べるようです。給食では、油揚げや人参、小松菜を入れました。 東京にもゆかりの深い渋沢栄一氏の故郷、埼玉県深谷市では「煮ぼうとう」が有名だそうですね。うどんの種類や食べ方の種類など、その土地土地で愛されてきた「うどん」も調べると奥が深いようです。 5月19日の給食献立 ハニーレモントースト グリーンシチュー サワーポンチ 牛乳 ハニーレモントーストに使用した食パンは、かぼちゃパンです。かぼちゃの甘みがあるため、さほどレモンの酸味は強くはありません。酸味が苦手な人でも食べやすくなっています。シチューは旬のグリーンピースを潰して緑色に仕上げています。 シチューにもいろいろなものがありますが、そら豆や枝豆などをすりつぶして出汁でのばした「すり流し」という料理が日本にはあります。豆類の他、かぼちゃやかぶなども使われます。 豆の苦手な人も、このようなシチューに裏ごしして混ぜたりすり流しにしてみたりすると食べやすいのではないでしょうか。他にはどんな料理があるでしょう。調べてみたり作ってみたりすると、楽しみも広がります。 5月13日の給食献立 ひじきそぼろごはん ししゃもの二色揚げ 豚汁 清美オレンジ 清見は清見オレンジとも呼ばれ、静岡県静岡市清見区にある果樹試験場(現在の果樹研究所カンキツ研究興津拠点)で、「宮内早生温州」と「トロビタオレンジ(みやがわわせ×トロビタオレンジ)」を交配して作られた”国内初”のタンゴール類の品種で、1979年6月に育成地近くの海岸、清見潟にちなんで命名登録されましたのだそうです。(「みかん」と「オレンジ」を交配して作られた品種を「タンゴール」というそうです。) 柑橘類は、いろいろ品種改良されているようです。松戸市にはレモン農家があります。そのレモンはオレンジと交配し、オレンジの性質を少しだけ掛け合わせたものだそうです。その農家では、ライムも品種改良して生産しています。葛飾の江戸川を挟んだ隣の町で、柑橘類の品種改良をしているのは興味深いことです。 5月10日の給食献立 ごはん 新茶ふりかけ 鮭のみそ焼き 筑前煮 すまし汁(玉ふ) 今日は、5月1日が八十八夜であったことに因んで、ごはんに「新茶ふりかけ」を添えました。 お茶の産地と言うと、静岡や京都の宇治を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は東京多摩西部から埼玉県西部でもお茶栽培は行われ、狭山茶と言われています。現在も埼玉県西部では狭山茶が生産されています。 お茶の歴史は古く、日本の文化とも密接な関係にあります。いろいろなことが調べられそうです。 5月7日の給食献立 黒糖パン シェパーズパイ ジュリアンスープ 牛乳 シェパーズパイとジュリアンスープは昨年の献立で取り上げたことがあります。シェパーズパイはマッシュポテトをパイ皮にしたミートパイのようなものでイギリスの料理、ジュリアンスープは女性の髪の毛のように細いという意味のフランス語で野菜を千切りにしたスープでした。そこで、今日は「黒糖」に着目。 黒糖はサトウキビを搾った汁を煮詰めて(煮詰めているときはすごく暑くなるし、においも特徴的な強いにおいが立ち込めています。)作ったもので、日本では沖縄県や鹿児島県が主な産地です。黒糖は精製していないので、ミネラル分を多く含むそうです。 色がついていても、ザラメ糖や三温糖は精製してから煮詰めたカラメルの色なので、こくは出せてもミネラル分は含まないようでうす。。 サトウキビ栽培は、歴史的には植民地にした南の島々で作らせたという場所もあり、未だにその影響を色濃く残している国があるそうです。つい美しい島々でのリゾートとしての楽しみに目が向きがちですが、興味を持った国や地域についてその歴史から調べてみると、いろいろなことが分かってくると思います。観光目的の訪問であっても、その国をその地域の文化を尊重する精神は忘れないでいたいものです。 5gatu6献立 筍ご飯 かつおのかりんとう揚げ 具だくさんのみそ汁 抹茶団子 今日は「季節の献立」です。カツオの旬は関東では5月です。カツオは回遊魚です。3月には九州、それから北上していき、8月には東北で旬を迎えます。 3月から5月にとれたカツオは「初鰹」「上り鰹」として特に人気が高くあっさりしているのが特徴だそうです。8月から南下を始める「戻り鰹」は脂がのっているそうです。 古くからカツオは日本人に親しまれてきた食材です。「鰹節」は有名ですね。そのほかにはどのような食べ方があるのでしょうか。地域によって薬味などに違いがあったり、初鰹と戻り鰹で違いがあったりするようです。鰹節も部位や加工方法でさまざまな鰹節があるようです。調べてみると面白いかもしれませんね。 4月28日の給食献立 さんまのかば焼き丼 ひじきのナムル どさんこ汁 牛乳 今回はどさんこ汁に着目しました。「どさんこ」とは、「道産子」と書きます。もともとは北海道出身の人や北海道特有の馬を指す言葉ですが、北海道産、北海道特有のものという意味の言葉としても使われます。 北海道は酪農王国ともいわれるほど酪農が盛んです。その気候から、乳脂肪の多いおいしい牛乳が手に入ります。日本の生乳の半分以上を生産しています。農産品も多く、じゃがいも、とうもろこし、にんじんといった農産物や畜産も盛んです。 どさんこ汁は、北海道産の野菜を煮込み、みそで味付けし、最後にバターを入れたこくのある汁のことです。 北海道の特産物にはほかにどのようなものがあるか、調べてみましょう。 |
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