2月1日の給食献立 麻婆豆腐丼 えびワンタンスープ 開口笑 牛乳 開口笑とは、どんなお菓子だろう。いや、おかしではないのか…。と思った方も多いでしょう。 台湾発祥の中華風ドーナッツで、サーターアンダギーにも似ているようなお菓子です。丸いドーナツ記事を揚げているときに、ぱかっと割れ、その形が大きく口を開けて笑っている可能なので「開口笑」と名付けられ、縁起の良いお菓子とされるようになったそうです。そういえば、今日は中国のお正月、春節です。 春節の祝い方や春節で食べるものなど、調べてみるのもいいですね。 1月27 日の給食献立 カレーライス イタリアンサラダ フルーツチーズケーキ 牛乳 今日はフルーツチーズケーキです。フルーツチーズケーキというと、レアチーズケーキの方を思い浮かべることも多いと思いますが、給食ではベイクドタイプのものです。 フルーツが入ることで、チーズが少し苦手な人にお食べやすくなっています。 チーズケーキの発祥は古代ギリシャで、チーズケーキプリンにちかいものだったようです。ヨーロッパの中世には今のベイクドチーズケーキのようなものが食べられていたそうです。では。日本ではどうでしょう。いつから食べられていたのでしょう。戦後でしょうか。それとも明治時代でしょうか。あるいは幕末か…。そう思ったあなた!ぜひ調べてみてくださいね。 1月25日の給食献立 醤油ラーメン 青のりポテト サイダーポンチ 牛乳 今日はリクエスト給食です。 サイダーについて調べてみます。私たちが飲んでいる「サイダー」は、日本独特の清涼飲料で、香料を加え、甘味料とクエン酸で味つけした「無色の炭酸飲料」のことです 英語のcider(サイダー)はりんご果汁やりんご酒のことで、日本のサイダーとは別物だとか。 では、ラムネとはどう違うのだろうと思ったことはありませんか? 調べてみると、ラムネはレモネードがなまった名前だそうです。その意味では、サイダーもレモネードの一種と考えてよいようです。 そういえば、ラムネにもサイダーにも、最近ではご当地〜のいろいろな味付けが出ているので、大きな違いはないのかも…と一人合点しました。 皆さんはどんなご当地サイダーやご当地ラムネを飲んだことがありますか? 1月24日の給食献立 わかめご飯 鶏血肉の七味揚げ パリパリサラダ 豚汁 牛乳 今日は、七味に注目してみます。 七味とは「七味唐辛子」の略ですね。七味唐辛子は、唐辛子だけで作った「一味唐辛子」に他の香辛料を混ぜて作られる調味料です。いろいろな味が混ざっているから「七味」なんですね。一般的には唐辛子の他に山椒、生姜、ごま、 陳皮、けしの実、麻の実などが配合されているそうです。 店やメーカーにより、使われる原料(風味)が異なるため、それぞれ味わいが違うのも七味唐辛子の特徴ですよね。中には、ラーメン用とかゆず風味とか、いろいろな風味づけもされているようです。 どんな七味唐辛子があるか、どんな香辛料がブレンドされているのか、調べてみるのも面白そうです。 1月21日の給食献立 ごまご飯 うずら卵入りコロッケ 小松菜のみぞれ和え 玉ねぎと生揚げのみそ汁 牛乳 今日は、みぞれ和えに着目です。 「みぞれ」とは、雨と雪が混ざって降る状態や溶けかかった雪を指す言葉です。その姿から、かき氷のことを「みぞれ」と呼んだり、大根おろしで和えたり載せたりした料理を「みぞれ〜」と呼ぶようになりました。 みぞれ和えの場合、かぶをすりおろしたものを使うこともあるようです。味付けは酢と醤油が主流です。 今年の冬、すでに積雪がありましたが、来週火曜日も冷たい雨か、みぞれか、雪か…という予報が出ていますね。「みぞれ和え」と聞いて冬らしさを感じた人もいたのではないでしょうか。 一方、日本人は、あえて夏に「みぞれ和え」を献立に加えたり、「おろし合え」と呼ばずに「みぞれ和え」と呼んだりしていました。少しでも涼しく感じられるようにという願いです。エアコンのない時代、日本人はいろいろな工夫をして、寒さや暑さをしのいでいたようです。 昔の日本人は、省エネルギーという点ではSDGsの実践者だったのかもしれません。どんな工夫をしていたでしょうか。ぜひ調べてみてください。 1月18日の給食献立 天津丼 大豆とさつまいものごまからめ ワンタンスープ いよかん1/4 牛乳 天津丼は日本で考案されたメニューだそうです。時は戦後。中国大陸に移住していた日本人が敗戦とともに引き揚げてきました。また、大陸に出兵していた兵士も。 そうした人々が、中国の料理を日本人好みに工夫して提供したのが、天津飯・天津丼となったようです。 そのほかにも、戦後に大陸から引き揚げてきた人々が日本に広めた料理はいくつかあるようです。ぜひ調べてみてください。 1月14日の給食献立 ごまツナトースト ポークビーンズ ごまサラダ りんご4/1 牛乳 今日のポークビーンズには、何種類の豆が使われているでしょう。日本では大豆を使うことが多い料理ですが、本場アメリカでは白いんげん豆が主流だとか。豆の選び方や味付けの仕方など、各家庭ならではのポークビーンズがあるようです。おふくろの味なんだそうです。 さて、トーストにもサラダにも使われている「ごま」について調べてみませんか。日本では「黒ごま」「白ごま」「金ゴマ」が有名ですが、世界には300種類くらいごまがあるそうです。 そういえばアラビアンナイトの呪文も「開け ごま(オープン セサミ)」でしたか。世界には「ごま」にまつわる物語もあるようです。 3学期最初の給食献立 卵とじうどん さつまいものくずもち フルーツヨーグルト 牛乳 「くずもち」は、古くは「葛根湯」にもされる「葛」の根からとったでんぷんで作ったものです。「葛餅」と書きます。柔らかく透明なので、餡をなかにいれたものを「水餅」と呼ぶこともあります。解熱作用があるので、夏の食べ物とされています。一方、江戸時代に関東で広まった「くずもち」は「久寿餅」と書きます。小麦粉のでんぷんを発酵させてから餅状にしたもので、「葛餅」に比べて固く、白濁色をしています。どちらもきなこと黒蜜をかけていただきます。「久寿餅」は当てた文字の縁起のよさから、初詣やお参りの土産として重宝されてきました。柴又参道でも売られていますね。 さて、今日の「さつまいものくずもち」は、八丈島の「カンモもち」をもとにして作ったものです。八丈島の「カンモもち」のお話は、昨年度の1月12日の給食(令和3年最初の給食)でご紹介しましたので、そちらをご覧ください。 さて、本物の「葛(くず)」の根からとった「葛粉」は今や貴重品です。奈良県では「吉野葛」としてお土産品にもなっています。この機会に「葛粉」の作り方をぜひ調べてみてください。 12月23日の給食献立 グラタンパン フライドチキン カラフルサラダ チョコパフェ ジョア 今日は、メニューを見ればわかる「クリスマスメニュー」です。 ジョアに貼ったかわいいシールは、一つ一つ給食調理の皆さんが貼ってくださいました。サラダはクリスマスカラーとなるよう、食材を工夫してあります。 さて、クリスマスカラーは「緑」「赤」「白」の3色ですが、どんな意味があるのでしょう。調べてみるといろいろなことがわかります。 その他にも、クリスマス以外に日本で独自に定着した外国文化を調べると、日本の歴史が紐解けてくるようです。 今日で今年の給食は終わりです。 皆様、佳いお歳をお迎えください。 12月22日の給食献立 ほうとう鍋 お好み焼き 抹茶ミルクプリン 牛乳 今日は冬至です。老司に因んだ食材を使った給食メニューです。 冬至は、1年で一番夜が長く、昼が短くなる日です。昔から、冬至にカボチャを食べると長生きするとか、風邪をひかないなどと言われています。 さて、カボチャは冬でも食べられる数少ない野菜のひとつで、夏に収穫されたものを貯蔵して、食べられてきたのだそうです。野菜の少ないこの時期には、大切な栄養源だったのですね。 カボチャには、ビタミンAを始めとするビタミン類が豊富に含まれ、さらに、貯蔵することで、でんぷん質が糖分へと分解されて、より甘く美味しくなるのだそうです。 他にも、貯蔵することで栄養価が増す食品について、調べてみるのも面白いかもしれませんね。先人の知恵には「なるほど」がたくさん詰まっています。 12月21日の給食献立 カレーピラフ 小松菜のキッシュ きのこのチャウダー 牛乳 今日は、「きのこのチャウダー」に注目します。「チャウダー」というと「クラムチャウダー」を思い浮かべる人は多いはずです。「クラムチャウダー」はハマグリやアサリなどの貝類と、色とりどりの野菜を使った具だくさんのスープですが、クラム(Clam)は「二枚貝」を意味し、本場アメリカで用いられているのはハマグリに近い種類だそうです。一方、チャウダー(Chowder)の元々の意味は、フランス語の「大鍋」で、煮込み料理を表す言葉として使われるのだとか。 とうことは、「きのこのチャウダー」とは、きのこをたっぷりメインの具材とし、他の野菜も使った煮込んだスープという意味になるのですね。 余談ですが、クラムチャウダーは作られる地域により、それぞれ特徴があるそうです。日本でよく知られている白いクリームスープ仕立てなのが、ニューイングランド風。トマトを加えた赤いスープのマンハッタン風、魚介の澄んだスープで作られるロードアイランド風だそうです。 ほかにも料理名から調べてみるといろいろなことが分かってくるかもしれません。 12月15日の給食献立 ご飯 ネギコロッケ ごまあえ 赤だし汁 牛乳 12月14日の給食献立 えびクリームライス さつまいもサラダ オレンジカルピスゼリー 牛乳 12月10日の給食献立 ごまごはん 大豆ハンバーグ ひじきのナムル じゃがいもとわかめのみそ汁 牛乳 昨日まで三者面談があり、5時間授業でしたが、今日からまた6時間授業へと戻ります。また、午後からは1年生が球技大会を行います。 今日の献立は、からだによい食材を集めていながら、生徒に人気のハンバーグに仕立てました。 「ごまごはん」には、「ごま」が、「大豆ハンバーグ」には肉の代用としても注目を集めている大豆が入っています。「大豆ハンバーグ」は豚ひき肉と合わせることで、肉の味を出しながら、「大豆」の栄養も取れるように工夫しています。「ひじきのナムル」には鉄分豊富な「ひじき」が使われています。「じゃがいもとわかめのみそ汁」には、「わかめ」が。また、みそ汁の「みそ」は発酵食品のため、多くの栄養を含んでいます。最後にいつものカルシウム豊富な「牛乳」です。 食は生きる上でも大切なものです。意識してからだに良い食品を摂るよう心掛けたいですね。 12月6日の給食献立 にんじんご飯 ほっけの一夜干し かぼちゃサラダ おでん汁 牛乳 今日は、にんじんご飯です。にんじんのすりおろしがご飯に混ざっています。 ところで、にんじんは常備菜として身近な根菜です。今日はにんじんについて調べてみます。 にんじんに多く含まれているのはβカロチンです。目の乾燥を防ぎ、老化を予防する働きがあると言われています。また、βカロチンは油との相性がよく、油でいためると40%のアップするそうです。 ほかにも、にんじんについて、栄養、調理法、種類など、調べるところはたくさんありそうです。 12月3日の給食献立 肉豆腐丼 握酢のカレー天ぷら ラフランス 牛乳 似鱚(にぎす)は、その形が鱚(きす)に似ていることから名付けられたと言われます。といっても、富山県の「シロギス」に似ているということで、富山県でそのように呼ばれるようになったとか。 海水魚で、水深70メートルから430メートルの砂泥地に生息する魚で、英語名は「Deep-sea smelt」。「smelt」はワカサギのことですから、直訳すると「深海に生息するワカサギ」(ワカサギは淡水魚です。)ということになりますね。 ほかにも、英語での呼び名と日本での呼び名を比べると面白いと思います。例えば、「まぐろ」と「かつお」は両方とも「tuna」「tunny」となり、さらに、「かつお」は「bonito」とも呼ばれているようです。英語では何て呼ぶのだろう、他の国の言葉では何と呼ぶのだろうと、興味をもって調べると、いろいろなことが分かって楽しいですね。 なお、「にぎす」の生息地は、青森県〜房総半島の太平洋沿岸、神奈川県三崎、駿河湾、熊野灘、遠州灘〜土佐湾の太平洋沿岸、青森県〜九州北岸の日本海沿岸、東シナ海大陸棚縁辺。済州島、台湾南部となり、秋から春が旬の魚です。 11月30日の給食献立 ピザトースト スパイシーポテト かぶのクリームスープ 黄桃 牛乳 スパイシーポテトは小さめに切ったポテトを揚げ、フライドポテトにし、味付けをスパイシーに仕上げたものです。フライドポテトは生徒にも人気のメニューです。 デザートの桃は「桃のシロップ煮」で、缶詰です。桃には、果皮と果肉の色の違いから黄桃と白桃があります。品種が違うため味や見た目も違っています。缶詰に使用されているのはほとんど黄桃で、生食用は白桃となります。 白桃の方が歴史が古いようです。ぜひ調べてみてください! 11月25日の給食献立 ねじりパン ツナポテトグラタン チキンヌードルスープ パイナップル 牛乳 「ねじりパン」は「ツイスト」とも呼ばれますが、揚げパンでもよく見られる形です。給食で提供しているこの「ねじりパン」は、コッペパンのように素朴な味わいのパンです。 この「ねじりパン」、調べてみると、ねじって成型するパンには実に様々な種類のパンがあることに驚かされます。 また、パンの歴史、世界各国のパン、日本で初めてのパン屋さん、日本で考案されたパンなど、様々なことが調べられ、興味深いですね。 最近では、小麦粉のアレルギーを持つ方もいらっしゃるので、「米粉」を使ったパンも出回っています。 みなさんも、ぜひ調べてみてください。 11月24日の給食献立 小松菜ご飯 千草焼き パリポリみそ味サラダ つみっこ汁 牛乳 今日は小松菜給食です。地元の農家の皆様が、給食食材として、地域特産の小松菜を無償で提供してくださいました。桜道中では、「小松菜ご飯」にしました。小松菜はビタミン、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維などが豊富に含まれています。 「千草焼き」とは、いろいろな野菜が入った卵焼きのことです。いろいろなもの、たくさんの種類のものを「千」で表しますが、たくさんの野菜(草)が入ったということで「千草」です。また、「千種」とも書きます。「千種」の方は「たくさんの種類」ということで「野菜(草)」以外を指すのかもしれませんね。 でも、「千草」と「千種」をそれぞれ調べてみると、それぞれ違う意味があったり、地名や人名に使われたりと違いがあるようです。言葉っておもしろいですね。ぜひ調べてみてください。 11月19日の給食献立 ごはん のりの佃煮(ひじき) サバのごま竜田揚げ しめじとぎんなんのみそ汁 牛乳 今日は、秋らしい献立です。 ごはん:新米が収穫され、まさにお米も旬です。 のり:海苔は11月から2月が旬。収穫された海によって食感が違うそうです。収穫できる海や海苔(のり)の特徴を調べてみるのも面白そうです。 さば:旬は10〜12月。「竜田揚げ」にしてさらに季節感を出しています。「竜田揚げ」は小倉百人一首にも詠まれる「竜田川」に浮かぶもみじの葉のような色だということで名付けられた揚げ物です。さて、百人一首に収められた竜田を詠んだ歌とは?ぜひ調べてみてください。 しめじ:ブナシメジの旬は9月〜11月です。きのこ全般が秋の味覚と言われていますが、野性のキノコには毒キノコもたくさんあります。キノコにはいったいどんな種類があるのでしょう。毒キノコにはどのような毒をもつものがあるのでしょう。素人には見分けがつかないものもたくさんありますし、命にかかわるので、要注意です。 ぎんなん:イチョウの木の実です。イチョウもぎんなんも「銀杏」と書きます。食べるのは種の部分です。果肉にはものすごい臭いがあります。さて、ぎんなんの果肉はなぜ臭いのでしょう。それを食べられるようにするには、どのようにするのでしょう。ぎんなんにはどのような栄養があるのでしょう。いっぱい調べられそうですね。 |
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