東京オリンピック・パラリンピック教育

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

スポーツを通じて世界平和を目指す、オリンピック・パラリンピックは4年に一度行われる世界最大のスポーツの祭典です。東京都の児童生徒が特に身に付けるべき資質は、次の5つになります。


1、ボランティアマインド

2、障がい者理解

3、スポーツ志向

4、日本人としての自覚と誇り

5、豊かな国際感覚


オリンピックは単に競技での世界一を決めるための大会ではありません。東京2020大会のコンセプトにもある、世界中の人々のあらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うこと、これはオリンピアンだけでなくこれからの私たちにも必要な心構えではないでしょうか。

◇28年度

*3月 1日  陸上競技 八幡 賢司さん

(日本選手権優勝、2007大阪世界陸上 日本代表)

*3月13日  バドミントン 米倉加奈子さん

(2000シドニーオリンピック日本代表、2004年アテネオリンピック日本代表)

◇29年度

*10月17日 車いすバスケットボール 森田俊充さん
(U−23 日本代表コーチ 埼玉ライオンズHC 講演会等の普及活動をしている)

講演の部では、障害についての話や、競技用車いすと日常用車いすの違いなどを、実際に車いすを動かしながら分かりやすく、親しみやすく説明していただきました。

また、体験の部では、先生やバスケットボール部の生徒が競技用車いすに乗って、バスケットボールの試合をしました。普段、立ってシュートするのと、車いすに座っているのとでは、ボールが手から離れる高さが全く違うので、みんななかなかシュートが決まりません。そして、タイヤの方向転換も素早くできませんし、そもそも車いすが止まってほしいところで止まりません・・・。でもそれが新鮮で、参加した生徒は「楽しかった。もっとやりたかった!」と元気に話してくれました。障がいの有無関係なくスポーツを楽しむことができる、それを身をもって学ぶことができました。

今回の講演や体験を通して、森田さん、共に講師として来て下さった斎藤さん、種池さんの障がいについて考え方や人生観など感じたこと、新たに知ったことを、生徒たちには今後の『障がい者理解』につなげてもらいたいと思っています。

◇30年度

*9月8日(土) 元男子バレーボール日本代表監督の植田辰哉さん
(大阪商業大学卒業後、新日本製鐵(現、堺ブレイザーズ)に入社。日本リーグ(現、Vリーグ)ではセンタープレイヤーとして数々のタイトルを獲得。日本代表としても活躍し、1992年のバルセロナオリンピックには主将として出場。6位入賞に貢献。現役引退後は、2005年に日本代表監督に就任し、強烈なリーダーシップで日本代表をフィジカル、メンタル面ともに鍛え上げ、2008年、北京オリンピック世界最終予選を突破し、自身が出場したバルセロナ以来、16年ぶりに日本代表をオリンピックへと導く。)

講演の部では、「目標が、その日その日を支配する(プロセスが大切)」と題し、「集団の中でも、当事者意識をもち考え行動することの大切さ」、「代表監督として、ルールを守ることの大切さを指導したこと」、「相手の立場で考えるコミュニケーションの大切さ」をなどをお話し頂きました。最後に「夢を持つこと」、「目標を明確にすること」を熱く語られ、「あきらめたら終わりだ、あきらめなければ終わらない」と生徒に目標をもつことの大切さと目標を実現させる心構えのお話しを頂きました。

実演の部では、本校バレーボール部を中心にバレーボールの実技指導をしていただきました。

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