輝く 未来を創る 力をつける 場所 かみちばいちばん 上千葉小学校

ピンチをチャンスに 一部教科担任制・学年協力担任制に挑戦します

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第19代校長 宮原 賢二

上千葉小学校2年目になりました、校長の 宮原 賢二 (みやはら けんじ)です。  昨年度は、4月からの正規教員の未配置、さらに産休育休代替教員が見つからないことや、健康状態等の原因による教員の不足が続き、1年間を通じて大変厳しい状態が続きました。さらに、教員の不適切な指導、いじめや不登校の問題などで、大変ご心配をおかけしました。保護者・地域の皆様には多大なご理解とご協力、そして励ましをいただき、本当にありがとうございました。常に葛飾区教育委員会と連携して、解決・改善に向けて対応してまいりました。昨年度のようなことのないよう、より一層の改善を目指し、全教職員で取り組んでまいります。保護者、地域の皆様にもぜひご協力いただきたく、お願い申し上げます。

 今年度も教員が不足している状況が発生しております。まぎれもないピンチです。ですが、それをチャンスに変える挑戦をいたします。今年度は、中学年の2つの学年で、専科教員が学級担任を務めながらも、専科の授業を実施し、その学年の教員や非常勤教員、時間講師による一部教科担任制を大幅に導入します。低学年や高学年でも一部教科担任制と学年協力担任制は進めていきます。区内でも指折りの専門性の高い専科の授業を守ること、そして、学級の枠を超えて、様々な教員が教室に入って、子供たちと学習を進めることのメリットは大きいです。今年度は全学年で学級編成替えをしました。今までありがちだった2年間の学級編成替え無しでの担任持ち上がりという慣習をなくしました。子供たちはフレッシュな気持ちで新しい学年をスタートさせています。友達も増えて、教わる先生も増えて、様々な人とのかかわりを増やすことができます。エデュケーション・アシスタントやクラス支援員等の指導補助員の拡充もあり、我々教職員は、より多くの目で大切な子供たちを見守ってまいります。そして、全教職員で不適切な指導やいじめを徹底して防止し、また、不登校の状況を改善させていける1年間にしてまいります。
 いじめについては特に重点的に取り組んでいきます。学校ホームページにも掲載しておりますが、「学校いじめ防止基本方針」を軸に、いじめの未然防止・早期発見・早期対応のために、学校では組織で対応し、地域や家庭、関係諸機関とも連携してまいります。今年度は学校での指導で終わらないように、学校での取組を随時発信して、ご家庭での指導にも生かせていかるように改善します。ご協力よろしくお願いいたします。

 これまでに東金町小学校(教諭1年、主幹教諭7年半)、渋江小学校(副校長3年)、末広小学校(校長4年)で勤務しており、葛飾区の小学校は4校目です。結婚して妻の地元の青戸に住んで今年で30年になります。3人の子供は中青戸小学校を卒業した紛れもない「葛飾っ子」です。東京の下町の人情あふれる温かさと子供たちの素直さは、どの小学校でも共通の葛飾区の特色で、いつもありがたく思っています。葛飾区が大好きなので、学校教育はもちろんのこと、青少年育成地区委員会や葛飾区スポーツ協会、町会や子ども会等の活動にも積極的にかかわり、葛飾区の教育のために様々な面から役に立ちたいと思っています。

 上千葉小学校はたくさんの保護者、そして地域の皆様に支えられ、昨年度創立70周年を迎えました。5月26日には、晴天に恵まれ、記念の航空写真・全校児童教職員写真・クラス写真の撮影をしました。11月4日には、これまた晴天の下、校庭でバルーンリリースを行い、青空に吸い込まれていく色とりどりの風船をいつまでも見上げて素敵な思い出になりました。記念式典では最高学年の6年生が立派な態度で参加し、国歌、葛飾区歌、校歌、そして70周年記念歌の「心のふるさと上千葉小学校」の歌声を体育館いっぱいに響かせました。様々な取組を行い、学校や愛する心が強くなりました。今後、80周年、90周年、100周年とつなげていきたいと考えています。

 かつしか教育プランの目標を参考に、「輝く 未来を創る 力をつける 場所 かみちばいちばん 上千葉小学校」を合言葉に、〜上千葉小学校が一番好き・みんなに愛される私たちの上千葉小学校〜を目指して、安全・安心な楽しい学校を築いていきます。
 これからも子供たちの健やかな成長のために、この学校のピンチをチャンスにして、子供たちがより良い学校生活を送れるように、本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。