校長室より

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足立成幸校長

<令和4年度に新しく校長に赴任した 足立成幸(しげゆき)です。>


<今年は飛躍の年>

双葉中では今年、3つの大きな変化が起きています。

第一に規則等の見直しです。1年生の通学カバン、登校時に利用する門、男女混合名簿など大きな見直しが行われます。

第二にコロナ対応の変更(緩和)です。マスク着用を求めなくなり、学校行事の公開がさらに進められます。

そして最後に、教職員の異動です。これまで双葉中で長く尽力してくださった教職員が異動になりました。
しかし、それにも負けない大きな情熱や経験、知識やスキル、生徒と地域への愛情を備えた素晴らしい教職員が赴任しました。

この様に大きな変化が起きています。この変化が大きな飛躍につながるよう、新しいスタッフでこれまでにも増し、
「愛情と生徒理解を基に信頼関係を構築し、それを土台にした支援と指導」を合言葉に、
生徒がより良くそして幸せになれるよう学校教育を進めてまいります。

<始業式の話から>4月6日の始業式で生徒に次のような話をしました。その一部を紹介させていただきます。


『人は、その人がなりたいと思う様な人に育っていく。』 

これはWBCで優勝を果たした後の栗山監督の言葉です。
決勝でアメリカを破り優勝を決めた翌日の記者会見で、大会期間中の選手たちの様子を質問され、それに応えた言葉です。

栗山監督は、各チームでエースや4番を務める様な一流の選手同士が、お互い素晴らしいプレーで刺激し合っていた。
それが、自分も他選手のようなプレーができるようになりたいと向上心を引き起こし、
他選手のプレーを観察し質問し真似から始めていた。すると、短期間のうちにそのプレーを身に付け、
さらに良い選手に育って行った。
その結果チームがさらに強くなり優勝できるチームになっていった。そのような話でした。
私はこの話を聞いていて、これは野球選手だけの話ではないと思いました。
皆さんにも憧れる先輩や友達がいると思います。
憧れる点は勉強や部活動、リーダーシップや面白さなど色々な面があると思います。
惹かれることは人それぞれですが、ただ何か本当にそのようになりたいと思うと、自然に観察ができ、
自然に似たことができる様になり、最後にそれが自分のスタイルになります。
人はそうなりたいと思うような人を見つけた時、その人に近づいて成長して行くものなのです。

双葉中の生徒の皆さんにも、自分もあんな風になりたいと思える人を見つけ、
そうなれるよう自分をさらに成長させてほしいと思います。
それは友達でも先輩でも先生でも良いです。例えば芸能人や芸術家、映画や書籍の登場人物でも構いません。
自分はどんな人になりたいのか? どんな人になれたら幸せと感じられるのか?
ぜひ自分と会話してみてください。そして自分のなりたいと思える人物像を見つけそれに近づく努力を重ねてください。
また、もしまだ見つけられていない人がいたら、それを考え見つける努力をしてください。
それもとても立派なことです。実は私も、自分が尊敬する校長先生に少しでも近づきたいと思い、今でも日々努力しています。

葛飾区立双葉中学校
 校長  足立 成幸