★学校教育目標


令和6年4月1日
1 学校の教育目標

これからの、持続可能な社会に向けて、人と社会、自然等と協調しながら、たくましく生きていくための資質・能力を育成するために、次の目標を設定する。

○自分で考えやりぬく子

 課題を見付け、よく考え、正しく判断して、最後まで取り組む子

○みんなと仲良くできる子

 自分や友達を大切にし、認め合い励まし合い助け合う子

○心も体も健康な子

 経験を通して心を発達させ、安全や衛生に気を付け、進んで体力づくりをする子


2 「かつしか教育プラン(2024〜2028) 葛飾区教育振興基本計画」の基本方針に基づいた教育活動の推進

基本方針1  子ども一人一人が生き生きと学び生きる力を培う学校教育を推進します

目指す方向性(1)ウェルビーイングを目指した学力向上と健康な体の育成

○週1回の放課後補充学習「夕焼け教室」、算数授業への指導補助員の配置、年2回の「計算ウィーク」の実施、漢字検定・算数検定の推奨(会場校)等、基礎的・基本的な学習内容の定着を図る取組を推進する。

○全国及び葛飾区の「学力調査」や、東京都の「意識調査」の結果を基に、「学力向上グランドデザイン」「教師の授業充実プラン」を作成し、指導法の改善を図り、指導と評価の一体化に努める。

○各教科の学習内容の基礎的・基本的事項の定着の徹底を図るとともに、問題解決的な学習を展開することで、思考力・判断力・表現力を育て、「わかった! できた!」が実感できる授業を推進する。

○「一人一台タブレットPC」を活用し、「他者と協働して課題を解決する活動」、「問題解決的な学習」や「読み解く力・活用する力を育成する学習活動」を実施する。

○学習課題の解決の見通しを立てたり、学習したことを振り返ったりして、児童が主体的に学習に取り組めるようにする。

○校内研究として取り組んだ成果を生かし、えいごあそび(低学年)・外国語活動(中学年)・外国語科(高学年)を通して英語に親しむとともに、コミュニケーションを図ろうとする児童を育成する。

○体力テストの結果を考察・分析した体育科の授業の充実や、「かつしかっ子体力アッププログラム」の実施、「一校一取組」運動として、「上平井体操」「体育集会」「体力チャレンジ」「鉄棒ウィーク」「マラソン月間(大会)」「なわとび月間(大会)」などに取り組み、体力の向上を目指す。

○オリンピック・パラリンピック教育の「学校レガシー」として、なわとび月間において、なわとびに親しみ、進んで運動に取り組む態度をはぐくむ。

○SDG’s教育を各教科等に位置付け、持続可能な社会の発展に貢献できる児童の育成を図る。


目指す方向性 (2)幸せや生きがいを感じられる豊かな心の育成

○道徳教育推進教師を中心に「特別の教科 道徳」の内容項目に沿った全体計画と年間指導計画を作成し、「考える道徳・議論する道徳」の指導を実施する。

○全教育活動を通して、人権教育担当教師を中心に、互いの人格を尊重し合い、偏見や差別、いじめを許さない人権感覚を身に付けた児童の育成を図る。

○学級活動、委員会やクラブ活動等では、児童の創意ある自発的・自治的な交流活動を通して、個性を生かすとともに豊かな感性と創造性を育成する。

○自然体験や生活経験、人とのかかわりを通して、自分のよさを肯定的に認め、我が国の伝統や文化を尊重し、国と郷土を愛する心を育てる。郷土かつしかを愛する心を育むために、第3学年が「かつしか郷土かるた」に意図的・計画的に取り組む。


目指す方向性(3)共生社会の実現に向けた多様なニーズへの対応

○校内研究において「児童の学びやすさを保障する授業づくり」をテーマとした国語科の授業改善について研究を行い、主体的に表現し、学びを深める児童を育てる。

○特別支援教室拠点校として、特別支援教育の指導を推進するとともに、特別支援校内委員会を活性化させ、児童の個別指導計画や学校生活支援シート(個別の教育支援計画)を作成し、児童一人一人の教育的ニーズに応じきめ細かい指導を充実させ、児童一人一人のよさを認め励まし、自己肯定感を培う。

○特別支援教育にかかわる研修を実施し、一人一人の児童に対する理解を深めるとともに、特別支援教室での指導やスクールカウンセラーとの相談機会を生かして全校的な取組体制を充実し、児童がよりよい人間関係を築けるようにする。

○児童の登校状況を毎日把握して家庭との連携を図り、不登校の未然防止を図る。養護教諭やスクールカウンセラー、関係機関とも連携した不登校等の児童への組織的対応を行う。

○学区域付近の土地の歴史や特徴について理解を深め、災害対策、特に水害について必要な知識を得て、対応力を育む。

○食育全体計画を基に、家庭や地域と連携して食育の知識・理解を深めるとともに、望ましい食生活を考え実践できるようにする。また、食品ロスや地産地消について学び、一人一人が取り組む大切さを実感するようにする。


目指す方向性(4)信頼に応える学校

○教員の研修を組織的・計画的に位置付け、お互いの授業を公開しての授業研究や校長・副校長による授業観察を通して主体的に学び合い、高め合う教育集団となる。

○年2回の生活指導研修会や毎週金曜日の生活指導夕会、年3回のいじめアンケートを実施して、支援を要する児童の状況や「いじめ」や「不登校」などを含めた生活指導上の諸問題について全教職員の共通理解を図り、その未然防止・早期発見・解決を目指す。「いじめ」が発生した場合は、「上平井小学校いじめ防止基本方針(令和3年1月1日改定)」に基づいた学校体制で、また「不登校」には、関係諸機関と連携して組織的対応を行う。

○日常の学校の教育活動や、学力調査及び学校関係者評価の結果や対応策を学校だよりやホームページなどで保護者や地域に公開することにより、家庭・地域社会との連携を深めるとともに、それぞれの教育的機能の充実を図っていく。

○葛飾教育の日を年間11日設定し、学校の教育活動の理解・啓発に努める。

○外部の人材を活用し、「本物」に触れる授業を実施し、望ましい勤労観・職業観を身に付けさせるとともに、将来の夢や希望を実現する教育を推進する。


目指す方向性(5)魅力ある充実した学校

○毎月の「ノーテレビ・ノーゲームデー」の取組、各学期の「生活調べ」の実施、「家庭学習の手引き」の活用を通して、家庭との連携を強め、児童の基本的な生活習慣や家庭学習の習慣を確立する。

○児童が、各種地域行事に積極的に参加できるように促すとともに、教員が率先して参加するようにする。「少年の主張大会」「かつしか郷土かるた全区競技大会」「地区ロードレース大会」「かつしかスポーツフェスティバル」「町会のお祭り・盆踊り」「ゑんま堂まつり」「PTA主催行事(上平井まつり、きもだめし)」等

○「安全教育プログラム」を活用した学校安全計画や危機管理マニュアルを活用し、児童の安全確保及び安全管理を徹底する。また、警察等関係機関と連携した自転車交通安全教室、セーフティ教室、喫煙防止・薬物乱用防止教室を実施し、犯罪被害(加害)防止に向けた具体的な指導の充実を図る。

○幼・保・小・中の滑らかな接続を目指す。近隣幼稚園・保育園とは、情報共有に努め相互の連携を密にするとともに、スタートカリキュラムを実施する。松上小学校並びに新小岩中学校とは、「RooTs」を基に、年間計画等を共有したり、共通の研究テーマに基づき授業改善を図ったりして、学力向上や健全育成の推進を図る。

○日常的にデジタル教科書やタブレットPC、大型提示装置(デジタル黒板)など、ICT機器を活用するとともに、ICT支援員を活用した授業を実施する。また、家庭と連携しながら、「SNSかつしかっ子ルール」、「SNSかみひらいっ子ルール」の指導を行い、児童の情報モラルの育成に取り組む。

○課題解決に向けた調べ学習等に取り組み、主体的に学習する児童を育成するために、年間指導計画に基づいて、学習センター(学校図書館)を運用していく。

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