明治から『未来』へ 亀青小学校は創立152周年 未来を創造する亀青小学校「未来祭」

特色ある教育活動「亀青未来祭」

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 「亀青未来祭」が開催されました。昨年は、ご来場方法に規制がありましたが、今年度はすべての時間にいらしていただくことができました。主体的に学ぶ児童の姿と亀青小学校らしく互いを見合い・高め合い・認め合っている様子を皆様にご覧いただくことができて幸せでした。新しい学習発表会の形として、毎年行われる「亀青未来祭」を発展させていくことが私たちの務めとして今年度も臨みました。
 私は、2日ともタイムテーブルを片手に、できる限り多くの発表を見るために会場を回りました。1日目は、3年生の音楽発表から始まり、5年生・2年生の発表会場を3つ回り、6年生の音楽発表を見て、午後にゆっくり1.4年生の図画工作展を鑑賞しました。
2日目は、体育館でご挨拶させていただいた後に、急いで5年生・2年生の発表会場に向かい、前日とは異なる発表を3つ参観して、体育館に戻り6年生の演奏の後、ご挨拶をさせていただきました。児童の学習の成果と成長ぶりを次から次に参観することができ、あっという間に時間が過ぎてしまうとても有意義な2日間でした。
 エンディングの体育館で「ぜひ、来年は初めから最後の6年生の発表までご覧いただくと6年間の児童の成長の様子となかまとともに笑顔・元気・思いやりを育んでいる様子がわかっていただける」という話をさせていただいたところ、参観帰りに来賓と保護者の方に「そのように見させていただきました。子供たちの学習の成果が存分に発揮されていてとても感激しました」や「こちらは見ているだけでしたが、子供たち一人一人の躍動感を感じとることができました」という嬉しいご感想をいただくことができました。
 1年生の個性あふれる「しわしわだぞう」、2年生の質の高い気付きが含まれた「ぐんぐんそだてわたしの野さい」のICTを活用したプレゼン、3年生の心を一つにしようと取り組んだ「アンダー・ザ・シー」、4年生の創るって正に楽しい「みんなのマンション」、5年生の「SDGs〜私達にできること〜」、6年生のメッセージ性の強い「HEIWAの鐘」の歌声など、テーマ「創ろう私たちの未来、踏み出そう新たな一歩」を存分に表現できた二日間であったと思います。
 5年生の発表の中にもありましたが、SDGsとはゴールです。2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットです。あとわずか7年間しかありません。
大人にももちろん子供にも難しく、自分ではどうすることもできないように思ってしまうこともあります。そこでまずは、毎日、前向きに楽しく生きることです。「楽しく生きる」そのためには、「生活の中から自分で問題を見つけ、その解決方法を考え、実践する力をつけること」です。まずは、一人一人が、自分の「笑顔・元気・思いやり」を増やし、続いてなかまとともに「笑顔・元気・思いやり」を増やすことができれば、世界中が「笑顔・元気・思いやり」にあふれ、持続可能な地球になっていくのではないかといつも考えています。
 本校の『未来祭』を経験した子供たちが、その中心となって活躍してくれるよう、私たち亀青小学校の教職員は努力を重ね、日々考え・実践する力を身に付けさせていきたいと考えています。

第二回亀青未来祭

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 現在、亀青小学校のメインイベントといえば未来祭。未来を担う子供たちの学習の成果を互いに見合い、高め合うとともに、保護者や地域の皆様にご覧になっていただく文化祭です。コマーシャルでも流れてきますが「未来を創るって楽しいね」を実感して表現する機会としています。
 さて私事ですが、全く絵心などなかった小学校3年生のとき、「未来を描く」図画工作の時間がありました。制作段階のことはあまり覚えていませんが、何とその絵が区の展覧会作品に選ばれて表彰されました。その絵は、「未来の街」で、大きなカプセルの中に人が住み、その家と家の間もカプセル道路の中を未来の車が行き交うという絵でした。絵を上手く描く力など一つもなかった私の「未来」を創造した絵が入選した喜びは、今でも心に残っています。これは、中学校3年生のときに内申書の評価を一つでも上げようと美術の期末テストの勉強を眠らずにして学年一人だけ100点を採ったのに美術担当の担任に評価「3」を付けられた痛い思い出とともに忘れられない思い出です。
 次に、昭和60年に担任をした児童の話。私同様、絵が上手とは言えない児童の「未来の絵」が賞をとりました。そこに描かれていたものは正に現在の「携帯電話」です。受話器は現在よりも少し大きめでしたが、電話にさほど必要感を感じていなかった私にとっては「?」という感じでした。しかし、世の中では1985年頃にショルダーフォンなる重さ3キログラム程の携帯電話が出回り始めました。子供の発想とは凄いものだと感じるとともに、今となってはそれを現実化させる大人も凄いと思うようになりました。
 さて、亀青小学校の未来祭。簡単に申し上げると1.4年生は図画工作科、2年生は生活科、5年生は総合的な学習の時間、3.6年生は音楽科の学習発表会です。それぞれ各教科の学習の成果を発表するわけですが、その中には前段でお話ししたように各教科の特性の成果だけではなく「創造力」「表現力」「協調性」「集中力」「忍耐力」なども大いに含まれています。そしてこれらの総合的な力が「生きる力」となり、「笑顔・元気・思いやり」にあふれる学校・社会を持続可能にすると考えています。
『生活の中から、自分で問題を見つけ、その解決方法を考え、実践する力をつけること』
 何かを改善していくためには「PDCA」が大切だと言われています。しかし、プラン、ドゥー、チェック、アクションのすべては「めんどうくさい!」と言った瞬間に止まります・終わります。
 大人も子供も、生活の中から自分で課題(できないとかつまらないとか思うこと)を見つけ、その解決方法を考え、少しでも良い方向に変える実践ができたことを喜ぶこと。やらずして「めんどうくさい!」などと言わぬこと。これが「生きる力」「楽しく生活する力」だと私は考えています。亀青未来祭の中には、創造的な未来を見たり、感じたりできることがたくさんあります。 
ぜひ、未来を探しにいらしてください。

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