明治から『未来』へ 亀青小学校は創立152周年 未来を創造する亀青小学校「未来祭」

小学校は常にパワースポット!?

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本校は、笑顔・元気・思いやりにあふれる学校・社会づくりをめざしています。先日、開催された「かめあおフェスタ」でも、みんなで「笑顔・元気・思いやり」にあふれる場面をたくさん創り出し、その成果が十分に表れていました。
大勢の皆様にご覧いただくことができませんでしたが、子供たちのパワーを十分に感じることができた一日でした。来年は、ぜひ皆様にも子供たちのパワーを感じていただければと思っております。
さて、小学校は、毎年毎年活気にあふれる場所です。何故だと思いますか?
小学6年生はいつも12歳。その年の年男・年女になるからです!
年男・年女は年神様(としかみさま・毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)のご加護を多く受けることができると考えられていて、縁起が良いと言われています。また、年男・年女は重要な神事や儀式に関わることもあり、門松を立てるのは年男、豆まきは年男・年女と決めている地域もあるようです。神事に関わることで神様のパワーをいただくので、年男・年女は他の人たちより縁起が良いと考えられています。
しかし、年男・年女を意識するのはお正月や節分くらいかもしれません。節分が過ぎ、3月にもなれば年男・年女感は薄れ、「今年は何年だっけ?」などなってしまうこともあります。普段は意識しなくても、「今年は年男だ・年女だ!」と時々思い出して、ご加護を多く受けているからいつも以上に頑張ろうと意識しなおしてみることは良いことです。そして、その意識のしなおしが4月始業式・入学式に訪れるのです。
そんな縁起の良い最上級生がたくさんいる小学校は、正にパワースポットと言えるのではないかと考えています。
創立150周年の記念すべき今年度、本校のパワーの源となってくれた寅年の6年生が更なる躍進のために中学校へ羽ばたきます。そして、今年度年男・年女の卯年の5年生が、4月から年男・年女、そして最上級生としてのパワーをもって亀青小学校をけん引してくれることでしょう。
保護者・地域の皆様、令和4年度の本校教育活動へのご理解・ご協力、誠にありがとうございました。令和5年度も、年男・年女である最上級生とともに「持続可能な社会づくりに向けた教育」に力を尽くしてまいります。よろしくお願いいたします。

ならぬことはならぬのです!

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 ある学校に入るための「掟」だそうです。もっともなことだとも思いますが、「何故」いけないのか説明してくださいと言われたら誰もが納得できるように説明することができるでしょうか。



1 年長者の言うことに 背いてはならぬ
2 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ  
3 虚言を言うことはなりませぬ
4 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
5 弱いものをいじめてはなりませぬ
6 戸外で物を食べてはなりませぬ
7 戸外で婦人と言葉をかわしてはなりませぬ
これら、7箇条の後は、こんな文句で結ばれているそうです。
「ならぬことはならぬのです」
これは、江戸時代、会津藩の日新館という藩校(白虎隊も教えを受けていた)に入る師弟間の掟だったそうです。6、7箇条目は、現代社会にはそぐわないかもしれませんが、要するにこれは、「問答無用」「いけないことはいけない!」と言っているのです。
 小学校にも、「約束」があります。中学校・高等学校にも、校則があります。これらすべての約束や校則が一つ一つ何故定められたかを考えた経験は皆様もあまりないことと思われます。また、疑問に思って人に質問したことがある方もあまりいらっしゃらないのではないかと思います。逆に、そんなことも考えず、掟破りとか、約束は破るためにある、などの言葉をよいことに、約束や校則を破った経験のある方の方が多くいらっしゃるのではないかと推察します。
 では、一つ一つ約束や決まりの理由を説明してくださいと言われたらどうでしょう。誰もが納得するまで説明できるかどうかは分かりません。
 そこで、大人は、重要なことは子供に押し付けても、指導しておく必要があるということを認識していくのです。「駄目なものは駄目」という結論に達するのです。
 人間にとって最も重要なことの多くが、論理的に説明できないということがあり、そこで重要なことは、押し付けても指導したり、躾けたりすることが大切になってくるのです。今は、校則の見直しが求められているときですが・・・。
 それが、発達途上にある子供の人間的な成長に大きくかかわっている学校、家庭や地域における大人一人一人の役割であり、責任であると考えます。
参考・藤原正彦著「国家の品格」

あけまして おめでとうございます!

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昨年同様、新型コロナウイルスの感染状況がすっきりしないまま、2023年も幕が開きました。第8波のピークは1月中旬などと言われていますが・・・
皆様、本年も創立150周年を迎えた本校の教育活動に対するご理解ご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

E S D(Education for Sustainable Development)
〜持続可能な社会づくりに向けた教育〜「笑顔・元気・思いやり」にあふれる学校・社会を持続可能にさせるために

ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です。亀青小学校では、「持続可能な社会づくりに向けた教育」を昨年度から全教育活動の中で実施することに努めています。世界に視野を広げ、様々な問題を積極的に解決し、より生活しやすい学校・社会・世界・世の中を持続させることができる人間を、その基盤を、育んでいく教育を推進していきます。
教育目標も今年度から、「なかまとともに育てよう『笑顔・元気・思いやり』」として、児童だけではなく、保護者や地域の皆様とともに、「笑顔・元気・思いやりにあふれる学校・家庭・地域を持続可能にしていきたい」と考えています。
そのためには、どのような力を子供たちにつけさせたらよいかを考え、そのためにどのような指導法がよいのかを追究しているのが亀青小学校です。

生活の中から、自分で問題を見つけ、その解決方法を考え、実践することは、笑顔で生きる大人にとっても毎日必要とする力です。
成人は、一人でも生きていける力をもっていなければなりません。しかし、困ったことや嫌なことがあっても、正対せずに、人や物にあたったり、引きこもったり、逃避したりする大人もいます。困ったことや嫌なことがあれば、その解決方法を考え、実践してみればよいと思うのですがどうしてもできない人もいるようです。大人になっても、よりよく生きるためには、問題を避けたり、困難から逃げたりしていてもダメです。楽しくありません。笑顔になれません。
成人したとき、自分の力で問題を解決していける力を小学校では、物語を読み主人公の心情を読み取ることから・・・、商店街の様子を調べて気づいたことを発表することから・・・、算数の問題を既習事項を生かして解くことから・・・、自然の不思議に気づき、何故どうしてを考えることから・・・学んでいます。
ただ先生の話を聞き、覚え、黒板に書かれことをノートに写し覚える学習は、明治から昭和中期で終わっているはずです。保護者の皆様は、どうだったでしょう?
ただ、何だかよくわからないことをノートに書かされていたと思われる方は、そのときの先生がやや問題かな・・・と私は思います。
今年、令和5年の亀青未来祭では、主体的・対話的で深い学びをしてきた児童が、昨年を上回る学習発表を必ず見せてくれるはずです。昨年、1学年上の児童の様子を見て自分の未来を描けているからです。それが、学校の良さであり、亀青小学校の「明治から未来へ」です。

「明治」から『未来』へ

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11月19日行われた創立150周年記念集会・記念式典・記念祝賀会は、コロナ禍でありながらも、150年前の小学生の様子に想いを馳せながら滞りなく挙行することができました。
ご理解、ご支援、ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
亀青小学校創立150周年記念式典・祝賀会では、明治から始まった亀青小学校の学び舎の歴史を保護者・地域の皆様と心よりお祝いすることができました。
児童には、改めて母校のルーツが150年前からあることに誇りもとうと語り続けていきます。そして亀青小学校の教育目標である、

なかまとともに育てよう「笑顔・元気・思いやり」を継続していきます。

記念式典の1週間前、11月11.12日に行われた「亀青未来祭」では、主体的に学ぶ児童の姿と、亀青小学校らしく互いを見合い・高め合い・認め合っている様子をお見せできることができて幸せに思います。
新しい学習発表会の形を提案できたことも何よりです。今後、毎年行われる「亀青未来祭」を発展させていくことが私たちの務めと心に刻み日々努力を重ねていきます。
未来祭では、なかまとともに3年生の音楽科学習の発表を鑑賞することから始まり、1.4年生の創造的な図画工作の作品を鑑賞し、5年生の総合的な学習の発表と2年生の生活科学習の発表を見て、意見交換をしながら互いの学びを深めることができました。そして、6年生の音楽学習と6年間の集大成、なかまとともに創り上げた合奏・合唱を鑑賞することができました。
保護者の皆様には、コロナ禍、感染防止対策で断片的にご覧になっていただくことしかできませんでしたが、コロナ禍が明けた後は、1年生から6年生まで「なかまとともに育っていく段階」、成長の様子をご覧になっていただくことができる未来祭だと確信いたしました。そんな日が早く戻ってくることにも期待しております。
5年生の発表にあったSDGsに示されている17の目標と169のターゲットは、大人にももちろん子供にも難しく、自分ではどうすることもできないように思ってしまうこともあります。しかし、だからと言って自分だけ、自分さえよければ良いという考えが、戦争を起こし、地球環境が改善されない原因になるとも考えなければなりません。
毎日、前向きに楽しく生きること。そのためには、「生活の中から自分で問題を見つけ、その解決方法を考え、実践する力をつけること」です。
まずは、一人一人が、自分の「笑顔・元気・思いやり」を増やし、続いてなかまとともに「笑顔・元気・思いやり」を増やすことができれば、世界中が「笑顔・元気・思いやり」にあふれ、持続可能な地球になっていくのではないかといつも考えています。
150年の歴史ある亀青小学校で育った子供たちが、その中心となって活躍してくれるよう、私たち亀青小学校の教職員は努力を重ね、日々考え・実践する力を身に付けさせていきたいと考えています。
今後とも、ご理解、ご支援、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

明治5年「学制」発布の年に創立された学校

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今年度、2022年度が「亀青小学校」の創立150周年です。
明治5年 青戸村115番地 宝持院にて育幼社として開校
明治6年 第一大学区第六中学区第四番小学青戸学校と校名変更
明治8年 亀有恵明寺にて亀有学校設立、青戸村山崎久蔵氏邸に青戸学校移転
明治25年 亀有学校・青戸学校両校を合併再び亀青宝持院にて開校、亀青尋常小学校と改名
大正9年 高等科併設、亀青尋常高等学校と校名変更、宝持院を引き払い新築南校舎に移転
昭和14年 現亀青小学校校歌制定 岩槻良雄作詞 信時潔氏作曲
昭和18年 亀青国民学校と校名変更
昭和22年 学制改革により高等科廃止、東京都葛飾区立亀青小学校と校名変更
平成8年 葛飾区立亀青小学校と校名変更

以上のように明治5年の学制により「小学校」として始まった学び舎は、
「育幼社」、「第一大学区第六中学区第四番小学青戸学校」、「亀有学校」「青戸学校」、「亀青尋常小学校」、「亀青尋常高等学校」、「亀青国民学校」、「東京都葛飾区立亀青小学校」、そして現在の「葛飾区立亀青小学校」と名称が変わってきました。
現在の鉄筋校舎は昭和39年から昭和57年、つまり40年前頃に完成した校舎です。
児童には、ルーツが150年前からある小学校で今学んでいることに誇りをもってほしいです。そして、これから亀青小学校で学んだことを土台にして、未来に羽ばたくことが亀青小学校の益々の発展につながることだという思いをもってほしいと願っています。

今こそ!「笑顔」

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 9月新学期が始まり、笑顔と元気にあふれて登校してきた子供たちでしたが、次第に登校時の笑顔と元気な挨拶が日によっては少なくなってしまう様子が感じられます。マスク越しでは、表情がわかりづらく満面の笑みのときしか笑顔を感じ取れないからかもしれません。
 まだコロナ禍は続いていますが、3年前から続く新型コロナウイルスの世界への蔓延に対する対応は、持続可能な社会づくり、持続可能な地球のために乗り越えなくてはならない課題だと捉えています。世界が一つになって課題を乗り越えるということだと考えます。しかし、日本はマスクを着けたままの生活がまだ続き、緩和されつつありますが、まだまだ多くの制約が残されたままです。海外では、ノーマスクでコロナ蔓延以前の生活を取り戻しているような国もありますが、ノーマスクどころか、残念ながら戦いを続けている国もあります。そんな世の中でも小学生には、希望をもち「笑顔」で毎日楽しく生活してほしいものです。
 10月15日には運動会があります。感染症拡散防止対策を昨年度と同様にとりながら行う運動会を予定していますが、子供たち一人一人には、自分の目標をはっきりもって取り組めるようにしていきます。
 11月11.12日には、「亀青未来祭」を計画しています。創立150周年を迎える本校が、これからの小学校の学校公開の在り方を示すべく考えた文化的行事です。1.4年生は図画工作科、2.5年生は生活科や総合的な学習の時間などの学習、3.6年生は音楽科の学習の成果を思う存分発揮するとともに、「なかまとともに育つ」亀青小学校らしく互いを見合い・高め合い・認め合える2日間にしていこうと考えています。また、これは行事のために学習時間が削られたり、準備にかける時間を増やしたりせずに、児童と教員の負担を減らすことにもつながります。どうか、今年度は高等学校の文化祭をご覧になるようなお気持ちで、主体的に活動する子供たちと学校の様子をご覧ください。(しかしながら今年度は、コロナ感染症拡大防止対策により全てフリーの参観とはいかないことをご了承ください)
 そして、次週11月19日は、亀青小学校創立150周年記念式典があります。明治から始まった亀青小学校の学び舎の歴史を、前週の未来につながる「未来祭」の学習発表会を経て、学校・保護者・地域を挙げてお祝いしたいと考えています。
 子供たちにとっては、自分たちで創る「創立150周年記念集会」が中心です。代表委員会が中心となって4月から内容を検討してきています。代表委員や6年生のリーダーシップのもと全校で盛り上げていきます。その後の記念式典には、6年生が出席し、他の学年児童は教室で生中継を見て参加します。創立150周年目の学校に在籍していたことに、誇りと喜びを感じて参加してほしいと願っています。
 毎日の学校生活はもちろん、大きな行事が続きますが、それぞれに自分の意思、目標をもって臨むことが、達成感・喜び・楽しみ=「笑顔」につながっていきます。
 見通しをもって、自分がどう臨むか!それが「笑顔」を増やすことにつながります。現代の小学生は、それができます!

亀青小SDGs宣言

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 葛飾区立小・中学校では、各校「かつしかっ子宣言」とSDGsの目標を結び付けて各校の「〇〇小・中宣言」を掲げるように葛飾区教育委員会から申し伝えられました。
 本校では、昨年度からESD(Education for Sustainable Development)に取り組み、上記活動を実践していたため、すぐに「亀青小宣言」ポスターを作成することができました。
 教育目標は、なかまとともに育てよう「笑顔・元気・思いやり」です。一人一人が目標をもって学校や地域、社会の笑顔・元気・思いやりを増やし、持続可能にしていくことです。そして、かつしかっ子宣言「あいさつで心をつなぎます」「人にやさしくします」「自分で考え行動します」「仲間と力を合わせます」「約束を守ります」もすべて「笑顔・元気・思いやり」を増やすことにつながっていきます。
 一人一人が「明確な目標」をもって成長していくためにも、「教育目標」とともに、ここに「亀青小宣言」をいたします。
 コロナ禍での運動会、新たな取り組み「未来祭」の創造、そして創立150周年記念集会・式典と、児童の主体性や創造性を伸ばしながら成功させていきます。

目標をもつことの大切さ

 体力調査が6月1日(水)から行われていました。今年度の本校の目標は、各学年、男女別、8種目(1.握力 2.上体起こし 3.長座体前屈 4.反復横跳び 5.50m走 6.20mシャトルラン 7.立ち幅跳び 8.ソフトボール投げ)ですので96項目ありますが、すべての項目の平均値で東京都の平均値を上回ることです。
 もちろん一人一人の目標値更新が最優先ですが、学校全体の目標が達成できたら「チーム亀青」としてこんなに嬉しいことはありません。
 さて、今年度子供たちに示している学校の目標は、【笑顔】できた・わかったときの笑顔をふやす【元気】体力の向上・けがをしない【思いやり】かめっこ班の充実・なかまとともに育つことです。
 今年の亀青小学校では、「なかまとともに育つ・育てよう」を強調しながら、みんなで力を合わせて、体力調査の平均値向上やコロナ禍での運動会、新たな取り組み「未来祭」の創造、そして創立150周年記念の集会・式典とできる限り児童の主体性を重視して成功させていきたいと考えています。
 150周年のマスコットキャラクターも児童が考えたものです。決められたことをこなしていくのではなく、自分たちの考えを取り入れていける喜びを肌で感じさせながら、より良いものにしていこうとする気持ちを育てていきます。
 教育目標は、なかまとともに育てよう『笑顔・元気・思いやり』です。
【笑 顔】
 時は令和です。我々の年代が小学生だった頃とも、保護者の皆様が小学生だった頃とも、今の小学生は確実に生きている「時」が違います。
 我々が小学生だった時代は、学校は勉強する・授業を受けるところでしたが、今の小学校は、自分の考えをもちながら学ぶところ・授業は楽しく考える時間になっているはずです。保護者の皆さんが経験された小学校生活は、どちらの小学校に近いでしょうか。
【元 気】
 体力調査の96項目で東京都平均を上回ることですが、感触はよいもののまだ東京都の平均が集計されていませんので楽しみにしています。昨年度、上回っていたのは28項目です。
【思いやり】
 かめっこ班活動ですが、どの班も6年生が中心となり「なかま」意識をもてるような班にしようと努力しています。5.6年生のリーダーシップはもちろん大切ですが、1〜4年生までのフォロアーシップ(支え、協力する精神など)も必要です。また、それらの力を十分に発揮させる、かめっこ班の担当教員や各学級担任の力も必要です。
 亀青小学校の一学期は、まだコロナ禍ではありますが、これらの力が十分に発揮され、「チーム」として成長してきた時間であり、嬉しい限りです。
 大きく成長できた理由は、個人にも集団にも確固たる目標があったからです。改めて、自分の目標を明確にもつことの大切さを知ることができた一学期でした。
 7月、1学期の成果と課題を子供も大人もしっかりと振り返り、さらに2学期、3学期と成長・充実させていけるように「明確な目標」を設定していきます。
 ご家庭でも、この目標ある生活をつくりだし、家族一人一人が達成感・満足感をたくさん味わい、互いに自己有用感を高められる生活をしていただきたいと考えます。

本を読むよろこび 【只今、お話給食中です!】

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 私が本を読むようになったのは、高校生のときでした。友人の付き添いで本屋に入ったとき、たまたま目に付いたタイトル『生きる』に関心をもち、初めて文庫本を買ってみました。自分の小遣いで買った本です。読まないわけにはいかず、一気に読んでみるとこれが面白い。そのときから、ノンフィクションの本を好んで読むようになりました。
 小学生の頃は、恥ずかしながら本が嫌いでした。何故なら、文がよく読み取れないのに、毎年誕生日のプレゼントが本だったからです。また、あるとき何故か「文庫本100選」という通信販売のはがきを自ら出してしまったことにより、その本を全て読まなければならない羽目になってしまったこともあったからです。
 さて、25年ほど前からでしょうか。小学校に読書タイムなるものを取り入れる動きができました。私が驚いたのは、時間を設ければたった15分間でもほとんどの子供たちが集中して本を読む姿勢でした。自分が小学生の頃は、自分だけではなく、もっと本嫌いがいたはずだと思います。今の子供たちは、本当によく本を読んでいると思います。
 ですが・・・、我が子はどうか?と思われている保護者の皆様にとてもよいお知らせがあります。
 これは、私もほっと胸をなでおろすことができた話です。紹介します。

『本を1冊も読まないことをだめだと決めつけることはできません。本とは別の世界で、打ち込めるものや喜びとなるものをもっている子供は大勢います。そういう豊かな体験をもった子供が何かのきっかけで本を読み始めると旺盛な読書力を見せることがあります。本は、実際の体験があってこそ、生き生きと感じられ、登場人物にも深い共感を寄せることができるからです。大人は本を読むと賢くなる、心が優しくなる、知識が増えるなど、効果を考えがちです。しかし、子供が1冊の本から何を受け取るかは、その子自身にゆだねられています。ある本は、一人の子供を夢中にさせます。でも別の子供は全く興味を見せないかもしれません。カギになるのは、その子にとって「おもしろい」かどうかです。何にしても、子供が楽しむことは良いことです。まず子供が「おもしろい」ということを大切にしてください。』
【東京都子ども読書活動推進資料2005「本のよろこびを子どもたちに」】
 これを読み、本嫌いだった子供の頃の自分にも自信がもて、教員として、親としても勇気が湧いてきたことがありました。    

楽しい「道徳」の時間へ

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【特別な教科 道徳】
 道徳科の時間は、「自分の答え」を見いだす時間です!
 教師の役割は、児童が自己の生き方の指針をもてるように動機付けをすること。教師の働き掛けはそれを促すものでなければなりません。また、児童が自己の生き方の指針を自らの意志や自らの言葉でもつことができるように支援するため、教師の働き掛けである「発問」を重視しなければなりまん。
○第一は、主題につながる読み物教材の中の主人公等の思いや行動について、児童が考える必然性や切実感がある発問をすることです。
・世間の常識のようなもの、教材の中から探せば答えが見付かるもの、教師が言わせたいもの等を問うのではなく、児童のみならず、発している教師自身も自らに問い掛け、悩まざるを得ない、答えが一つとは決めかねるような生涯に渡って多面的・多角的に考え続けていくことにつながる「考えるに足る発問」をしていきます。
○第二は、読み物教材を参考とし、直接的に児童が自らの生き方について考えるような発問をすることです。
・自らの生き方の指針を確固たるものするためには、今の考えで満足するのではなく、自分の考えを他の人に伝えるとともに、他の人の意見を聞いて、自分の考えを修正したり自信をもったりするなどの双方向の営みが大切です。
・議論したい、議論しなければ解決できない、そうした中で自分の考えを確固たるものにしたい等の気持ちになるような能動的かつ多面的・多角的な話し合いにつながる「議論に値する発問」をしていきます。

◎今までの道徳の時間の課題を踏まえ、
 「考える道徳」・「議論する道徳」へと転換していきます。
指導法の核=「考えるに足る発問」、「議論に値する発問」
            「特別な教科 道徳 指導読本」参考

 一つのことに対して自分の考えをもつこと、友達の考えと比べること、そして話し合えることができたら何と『楽しい時間』になるだろうと私は思います。

「笑顔・元気・思いやり」にあふれる学校・家庭・社会!

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 なかまとともに育てよう!
        『笑顔・元気・思いやり』
 クリエイティブでたくましい亀青小学校の児童を育みます。

笑顔・元気・思いやりが持続可能な学校へ

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 新型コロナウイルス感染症対策をとりながらの生活が、2年と1か月経過していますが、新年度4月、83名の1年生を迎え、全校児童488名で令和4年度の葛飾区立亀青小学校がスタートしました。宇宙船地球号の中の亀青小ESD号の出航です。
 亀青小ESD号では、目標をもって将来的にSDGsを目指すことができるような人を育てていきます。
 先行き不透明な時代と言われていますが、正に今回のコロナウイルス蔓延における世界の対応は、持続可能な社会をつくるために必要な選択であったと考えられます。みなさん、そして子供たち一人一人は、現状をしっかり把握して確かな対応をとることができたでしょうか。今年になりオミクロン株の感染者数が増加する中でも、自分が何をすべきか考えて行動ができる子供、すぐに対応してくださる保護者の皆様、地域の皆様、そして学校・家庭で過ごす子供たちのことを毎日真剣に考える教職員。家庭・地域・学校が一体となって児童を育み、大きく成長させている「力」を感じとることができました。
 コロナ禍でも、確かな学力・体力向上について確実に成果をあげていかなければなりません。今年度も更に躍進する亀青小学校にするために、まず今年度から「すすんで学ぶ子」=☆笑顔 「健康な体をつくる子」=☆元気 「思いやりのある子=☆思いやり、と目標を子供にもわかりやすく・覚えやすくして、学校教育目標を
    「なかまとともに育てよう 笑顔・元気・思いやり」
としました。そして、知・徳・体の調和のとれたバランスの良い児童を育成します。
 今年度のスタートにあたり、始業式と入学式では、教育目標「笑顔・元気・思いやり」を子供たちと確認するとともに「笑顔・元気・思いやり」にあふれる学校・社会を持続可能にしていく人に「チーム亀青・亀青家族」として、なかまとともに成長していくことを伝えました。

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配布文書

学年便り 1年

学年便り 2年

学年便り 3年

学年便り 4年

学年便り 5年

学年便り 6年

なかよし学級便り

保健便り

給食便り

学校便り

ホームページ掲載データ