12月14日(月)の献立・ターメリックライン ・キーマカレー ・コーンサラダ ・ハニーレモンかん ・牛乳 キーマカレーのキーマはヒンドゥー語で「細かい」という意味があり、日本ではひき肉を使ったものをキーマカレーと呼ぶことが多いです。 日本のキーマカレーは牛、豚、鶏と使うことが多いのですが、本場のインドでは宗教上の理由からひつじや山羊を使ったものが大半だそうです。 今日は朝からカレーのいい匂いが給食室からしており、先生方の間でも給食の話題が上がるほどでした。実際の給食もとてもおいしかったです。 12月11日(金)の献立・あんかけ焼きそば ・たけのこともやしの スープ ・りんご ・牛乳 あんかけは煮汁などに、出汁や水で溶いた葛粉や片栗粉を加え温めてとろみのついたものをかける料理のことで、その工程上そばやうどんなどのもともとスープに入っている料理が初めに作られたといわれています。 実は餡をかけたりスープに入っている料理を餡かけ状にすることで料理が冷めにくくなり、体が温まるという特徴があるため、寒い季節にぴったりの料理なんです。 12月10日(木)の献立・チーズパン ・たまご入り野菜スープ ・チキンのカレーソテー ・マッシュポテト ・牛乳 マッシュポテトのマッシュはすりつぶしたという意味があり、茹でたジャガイモを専用のマッシャーという器具で押しつぶし、牛乳などを加えて滑らかにすることで出来上がります。 すりつぶし方や加える材料によってポテトサラダになったり、衣をつけて揚げることでポテトコロッケになることからマッシュポテトはこれらの料理の基本となる料理になります。 12月9日(水)の献立・ごはん ・けんちん汁 ・魚の西京焼き ・切り干し大根の はりはり漬け ・牛乳 西京焼きとは白味噌の漬け床に魚の切り身を漬けた西京漬けという漬物を焼いた料理のことです。西京焼きの名前に含まれる西京という言葉の由来は、「西の都」である「京都」です。これは西京漬けに使われていた白味噌が京都で作られていた西京白味噌だったためと言われています。 12月8日(火)の献立・五目おこわ ・豆腐としめじの すまし汁 ・焼きししゃも ・野菜のアーモンド煮 ・牛乳 おこわという料理名を聞いたことがある人は多いと思いますが、似たような料理に炊き込みご飯があります。ではおこわと炊き込みご飯の違いは何でしょうか? それは使っているお米の種類です。炊き込みご飯は普通の白米を、おこわはもち米を使うという違いがあります。そしてもち米を使うことがおこわという名前の由来にもなっています。 昔の人々はお米に麦やあわを混ぜておかゆにして食べることが主流でした。おかゆは柔らかいため「弱飯(ひめいい)」と呼ばれ、それに反しもち米などを使った固めのご飯は「強飯(こわいい)」と呼ばれており、これがおこわの名前の由来になっています。 12月7日(月)の献立・ホイコーロー丼 ・チンゲン菜としめじの スープ ・マロニーサラダ ・フルーツカクテル ・牛乳 回鍋肉の回鍋とは鍋を回すあおり炒めのようなものではなく、一度鍋で調理した材料をもう一度鍋に戻して調理する行為を表しています。 本場の中国と日本の回鍋肉にはいくつかの違いがあり、日本ではキャベツを一般的に入れますが、中国ではソンミョウという名前の葉ニンニクを入れています。また味付けも異なり、日本のものに比べ中国のものは辛みが強いそうです。 本日出たホイコーロー丼は甘辛い味付けでとてもおいしかったです。 12月4日(金)の献立・チキンドリア ・白菜のスープ ・ゴマドレ海藻サラダ ・牛乳 よく洋食のレストランなどで見るドリアという料理、実はイタリアやフランスなどではなく日本発祥の料理なんです。 日本発祥といっても日本人が考えたものではなく、日本に住んでいたスイス人の料理人が考えたといわれています。なので日本発祥ではなくその料理人発祥といったほうがニュアンス的には正しいかもしれません。 クラムチャウダーの時と同じく中に入れる食材によって名前が変わりますが、大きな区切りとしてライスグラタンなんて言われたりもします。 12月2日(水)の献立・さんまの蒲焼き丼 ・かきたま汁 ・白菜のピリカラ ・牛乳 12月3日(木)の献立・きつねうどん ・大学いも ・みかん ・牛乳 大学芋という料理になぜ「大学」という名前が入っているかというと、大正〜昭和時代に学生街で大学生によく食べられていたからという結構安直な理由があったりします。 秋から冬にかけて旬を迎えるサツマイモは今の時期がとてもおいしいですよね。 12月1日(火)の献立・えびピラフ ・ジュリアンスープ ・ポテトサラダ ・牛乳 ジュリアンスープの「ジュリアン」はフランス語で女性の髪のように細いという意味があり、その名の通りジュリアンスープは細切りになった野菜が入ったスープになっています。 ピラフはトルコが発祥とされている料理です。炒めた米を様々な具とともに炊いたものを指します。日本では主食的な立ち位置にあることが多いですが、本場のトルコでは付け合わせのような立ち位置にあるそうです。入れる具材によって〇〇ピラフと呼びます。 11月30日(月)の献立・まいたけご飯 ・いもに ・ししゃものカレー揚げ ・みかん ・牛乳 芋煮は里芋をこんにゃくやねぎなどと一緒に煮て作る山形の郷土料理です。また東北地方の各地で秋ごろに芋煮会という煮物料理を食べる季節行事があるのですが、ここでいう芋煮には地域差があり、同じ名前でも作られる料理が異なることがあります。 今回の給食で出た芋煮は伝統的な里芋とこんにゃくなどが入っていました。 11月27日(金)の献立・ナポリタン ・キャベツのスープ ・ココアケーキ ・牛乳 ナポリタンは洋食の部類ですが、元々日本で作られた日本風パスタ料理です。実はナポリタンは芯がなくブヨブヨした麺を油で炒めることという作り方の定義みたいなものがあります。これには二つ理由があり、ナポリタンが作られていた時代には今のように冷凍麺が普及していなかったため調理時間を短縮するためにあらかじめ茹でた麺を冷蔵していたことと、冷蔵していた麺を再加熱し炒めた際にパサパサになるのを防ぐために水分を多く吸わせていたそうです。 11月26日(木)の献立・マーガリンパン ・ABCスープ ・魚のフライ ・じゃがバター ・牛乳 小学生のころ給食によく出ていたABCスープは小学生に給食を食べながらアルファベットを学ばせるために作られたものなのですが、小学生以降はほとんど飲む機会がない人が多いと思います。理由としてはアルファベットの形のマカロニがほとんど業務用しかないからと、そもそも中学生以上ではアルファベットを覚えている可能性が高いからだそうです。 またこの料理は平成に入ってから大きく流行ったものなので30〜40代以上の人は給食で出たことがない人が多いそうです。 11月25日(水)の献立・茶飯 ・おでん ・大豆とカシューナッツ の揚げ煮 ・牛乳 おでんは作られる場所によってかなり地域性が強く出る料理です。代表的なものですとちくわぶですね。元々ちくわぶは関東地方でのみ具として入れられていたものですが、最近は関東以外にも浸透してきています。皆さんはおでんに何か特別な具材を入れたりしますか? 給食で出るおでんは大根・こんにゃく・昆布・ちくわなどの人気の高そうな具が入っていました。寒い時期のおでんは格別です。 11月20日(金)の献立・マーボー丼 ・わかめスープ ・グレープかん ・牛乳 皆さんがよく耳にする麻婆豆腐という料理、本場の中国では麻婆ではなく麻辣(マーラー)豆腐といわれることが多いです。これは麻婆という呼び名を中国人が嫌っており、新しく麻辣豆腐という呼び名が作られたという歴史があります。 この麻辣という言葉の「麻」と「辣」にはそれぞれ意味があり、舌が痺れる山椒のような辛さを麻、唐辛子のように舌がヒリヒリする辛さを辣と言います。 なので、中国では麻辣豆腐に対して辛い・辛くないではなく、麻は足りているが辣が足りていないみたいな表現をします。 給食では子供たちが食べるので辛さが抑えめに作られていました。 とても食べやすかったです。 11月19日(木)の献立・ごはん ・生揚げの中華煮 ・ちくわの南部揚げ ・もやしのナムル ・牛乳 今日の献立の「南部揚げ」は材料に小麦粉、卵白、ゴマをつけて揚げた変わり揚げの一種で、名前の由来は南部地方がゴマの名産地であることからきています。 今日食べた南部揚げは外がパリパリしていておいしかったです。 11月18日(水)の献立・小松菜鶏そぼろ丼 ・五目スープ ・にぎすのから揚げ ・牛乳 今日は小松菜給食の日でした。小松菜給食とは子供たちに食と農業への理解を深めてもらうために、区内で栽培された地場野菜である小松菜を提供していただき、その小松菜を使って給食を作るという取り組みです。 今回は鶏肉と一緒にそぼろ丼としていただきました。 また、今日の給食でにぎすという魚を使ったから揚げもあったのですが、このにぎすは深海魚であり、見た目がきすに似ていることからにぎすと呼ばれています。 深海魚なのですがその見た目に反しとてもおいしく、から揚げの見た目は一見ししゃもっぽくもあります。私は途中までししゃもだと思って食べていました。 11月17日(火)の献立・アーモンドトースト ・さけのチャウダー ・大豆入りサラダ ・ジョア 給食の時に牛乳ではなくジョアが出たときはちょっと得した気分になりますよね。 私が小学生の時もジョアが出た日はじゃんけんに参加する人が多かった記憶があります。 さて今日の献立のさけのチャウダーの「チャウダー」という言葉なのですが一体どのような意味があるか知っていますか? 実はチャウダーは魚介類や野菜などを煮込んで作る具だくさんの濃いスープのことで、アメリカが発祥の料理です。 このスープに何を入れるかによって名前が変わっていきます。皆さんがよく聞くものですと、二枚貝を入れるとクラムチャウダーに、スイートコーンを入れるとコーンチャウダーと変化します。 11月16日(月)の献立・カレーうどん ・じゃが芋と大豆の唐揚 ・りんご ・牛乳 この寒い時期のカレーうどんは特別おいしく感じますね〜。子供たちもとてもおいしそうに食べていました。 ここでふと疑問なのですが、皆さんはカレーうどん、カレーライスにかかっているカレーの違いを知っていますか? 実はルーを和風の出汁で伸ばしたものをうどんにかけるのがカレーうどんなんです。そしてカレーうどんのルーをカレーではなくご飯にかけたものはカレー丼と呼ばれています。 意外と平皿によそっている物をカレーライス、丼によそっている物をカレー丼と呼ぶと勘違いしている人も多いんですけどね。 なので、お蕎麦屋さんなどではカレーうどんと一緒にカレー丼が売られていることも多いです。 11月13日(金)の献立・わかめご飯 ・さつま汁 ・高野どうふの卵焼き ・野菜のおかかあえ ・牛乳 さつま汁は鹿児島県を代表する郷土料理です。名前の由来は本場の鹿児島県ではさつま鶏を使っているためです。なので昔は鹿児島汁とも呼ばれていました。 本日のさつま汁もとり肉を使っていますが、豚肉などの肉入りみそ汁のことをさつま汁と言ったりもします。 高野どうふはとうふを凍らせ、乾燥させたのものを言います。高野どうふの食感は使った豆腐の種類によって変わってきます。 木綿どうふを使うとスポンジのようになり、絹ごしどうふを使うと湯葉のようになります。 本日の高野どうふのたまご焼きはどんな食感でしたか? |
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