3月3日(水)の献立・五目ずし ・おふのすまし汁 ・魚の照り焼き ・おひたし ・牛乳 今日の給食のメニューはひな祭りに食べる物の中からいくつかの物が出ました。 ひな祭りの時に食べる五目ずしやすまし汁のお麩はお花の形になっていたりしました。 ひな祭りは女の子の成長を祈る行事で雛人形を飾ってお祝いをするものですが、その元となっている「ひな流し」という行事は雛人形を子供の身代わりに見立てて子供に襲い掛かる病気などを雛人形にうつして川などに流すという今とは真逆の行事でした。 3月1日(月)の献立・ツナごはん ・じゃが芋と玉葱の 味噌汁 ・ちくわの磯辺揚げ ・茎わかめのきんぴら ・牛乳 今日の給食で出されたちくわの磯辺揚げの「磯辺」は海苔を使った日本の料理に多く使われている言葉です。名前の由来は海苔の材料である藻類が磯辺の付近に生息していることが多いことからきています。 磯辺揚げの他に磯辺巻きや磯辺焼きなどがありますが、これらは海苔をどのように料理に使うかによって呼び方が変わります。 2月19日(金)の献立・ごはん ・かきたま汁 ・スタミナ焼肉 ・かんきつ果物 ・牛乳 今日の給食で出たスタミナ焼肉には普段よりいいお肉を使っているためかなり美味しくボリューム満点だったので、子供たちからの人気も高かったです。 かきたま汁を食べたことがある人ならわかると思いますが、卵が沈まずに均等に浮かんでいると思います。実はこれには理由があり、料理を作る際に水溶き片栗粉などでとろみをつけることで卵が沈まなくなっています。麻婆豆腐などに水溶き片栗粉を入れるのは口当たりや舌触りに変化を与えるためですが、今回のように違う目的で入れることもあるのが料理の面白いところですね。 2月18日(木)の献立・カレーナンピザ ・米粉マカロニスープ ・ベーコンポテト ・ジョア 今日の給食は子供たちに人気の高いカレーをナンに乗せてピザのように焼いたものが出ました。大人でもお腹一杯になるほどのボリューム感でとても美味しかったです。 2月17日(水)の献立・ごはん ・大根の味噌汁 ・カジキの南蛮漬け ・野菜のピーナッツ醤油 ・牛乳 魚や肉の唐揚げをネギなどが入った甘酢に漬ける南蛮漬けですが、今日はカジキの唐揚げを使った南蛮漬けでした。 南蛮漬けに使われている甘酢にピーマンやネギなど子供が比較的苦手なものが多く入っていたからか、子供たちの間でも好き嫌いが分かれていました。 2月16日(火)の献立・ごはん ・ネギとわかめのスープ ・酢豚 ・春雨サラダ ・牛乳 中華料理の中でも有名な酢豚ですがこの呼び方は日本に来た際につけられた名前で本場の中国では古老肉(古老とは老人を意味し、酢豚の肉の見た目と色が老人の肌に見えるから)と呼ばれています。 そんな酢豚ですが肉や野菜と一緒にパイナップルなどの果物が入れられているものもあります。その理由としてはパイナップルを入れることによって酸味や甘味を補強するだけではなく、パイナップルに含まれる成分が肉を柔らかくするからです。 この果物を使って肉を柔らかくする方法はポークソテーなどの他の肉料理にも使われています。 2月15日(月)の献立・味噌ラーメン(1位) ・じゃが芋と大豆のから揚げ ・イチゴ ・牛乳 今日のランキング給食は第1位の味噌ラーメンでした。かなりボリュームがあり子供たちが大喜びで食べていました。給食室の前の掲示板に給食委員の子と栄養士の先生が制作した令和2年度のランキング給食の表が飾られています。小学生に人気の高そうなメニューが多く入っていました。 2月12日(金)の献立・カレーライス(5位) ・野菜スープ ・いよかん ・牛乳 今日のランキング給食は第5位のカレーライスです。カレーライスは小中学校で給食の人気上位にいるイメージがありますが、本校でも人気の高いメニューです。 カレーといえばインドのイメージが強いと思いますが、実は日本人の多くが想像するカレーライスはインドではなくイギリスが起源です。というのも昔インド料理がイギリスに入ってきた際にその料理に小麦粉を加え、シチューのようなとろみをつけることによってライスと一緒に食べたときにおいしく頂けるように工夫したものが日本に伝わり、今のカレーライスができたと言われています。 ちなみにインドにはカレーという名前の料理はなく、カレーという言葉は外来語になります。インドでは香辛料を使った料理が多く存在しそれぞれに名前がありますが、日本人はそれらを区別せずカレーという一括りで呼んでしまうことが多いです。 2月10日(水)の献立・スパゲティナポリタン ・カブのスープ ・抹茶ケーキ(2位) ・牛乳 今日からランキング給食で選ばれた献立が出されました。ランキング給食はその名の通り子供たちに食べたいメニューを聞き、ランキング上位の中から何品か給食に出るというものです。 今日は第2位の抹茶ケーキが出されました。見た目がかなり綺麗で味もとても美味しかったです。12日の金曜日と15日の月曜日もランキング給食がありますのでお楽しみに。 2月9日(火)の献立・ごまごはん ・きりたんぽ汁 ・魚の照り焼き ・野菜のアーモンド煮 ・牛乳 きりたんぽは米(うるち米)をつぶして棒に巻き付け焼き上げた物を程よい長さに切った秋田県の郷土料理です。今日はそれを汁物としていただきました。 皆さんがきりたんぽと聞いて想像するのは長細いちくわのような状態だと思うのですが、実はこの状態はきりたんぽではなくたんぽ(たんぽ餅)という名前でそれを切るときりたんぽになります。 ちなみにたんぽの材料を棒に巻き付けず丸めて団子状にしただまこ餅という郷土料理もあります。 2月8日(月)の献立・コーン茶飯 ・おでん ・焼きししゃも ・でこぽん 皆さんも子供のころに給食でししゃもを食べたことがあると思いますが、ほとんどの場合は子持ちのししゃもが出てきたと思います。実はこれには理由があります。 国産のししゃもは実は北海道でしか獲れません。しかもとても水揚げ量が少ない魚です。それに比べて我々が食べたことのあるししゃものほとんどがカラフトししゃもという品種です。このカラフトししゃもは北極周りの海で獲れ、国産のししゃもとは比べ物にならない量が水揚げされています。そのカラフトししゃもの子持ちのメスが学校給食などで提供されています。 ではオスや子持ちではないメスはどうなっているでしょう?実はその多くは他の魚やペット用のえさに加工されています。 そんな中、北海道の一部ではオスのししゃもが食用として提供されているそうです。オスのししゃもを食べてみたい人は一度北海道に行ってみてはいかがでしょうか。 2月5日(金)の献立・チキンピラフ ・イタリアンスープ ・ケチャップポテト ・牛乳 ピラフはトルコ語で「pilav」と書くのですがこれにはピラフの語源が元になっています。ピラフの語源「PALOV OS」はそれぞれの文字はピラフを作る際に使われる材料を表しています。左からパヨズ(ネギ)・アヨズ(人参)・ラフム(肉)・オリオ(脂)・ウェト(塩)・オブ(水)・シャルィ(米)という意味があり、これは初期のピラフに使われていた材料です。 現代ではフライパンなどで具を炒め、それにお米を入れて炒め合わせるという調理方法が多いですが、本来のピラフは炒めた具材と米を一緒に炊き上げるものだそうです。 2月4日(木)の献立・ごはん ・生揚げのそぼろ煮 ・ナッツごぼう ・大根と人参の浅漬け ・牛乳 生揚げは木綿豆腐を厚く切り油で揚げたものです。厚揚げという食材がありますが、あれは生揚げの別名です。また、厚揚げという名前から同じく豆腐を揚げて作る油揚げを薄揚げと呼び区別することもあるようです。厚揚げは一回しか揚げませんが、油揚げは二度揚げするのも特徴です。 生揚げは木綿豆腐を使いますが、絹ごし豆腐を使った生揚げもあり名前は絹生揚げというようです。木綿の物に比べて絹の物は柔らかく、今回の給食のような煮物には木綿の物が使われることが多いそうです。 今日の給食の生揚げも味が周りに染みるまでしっかりと煮てあるのですが、煮崩れしておらず美味しかったです。 2月2日(火)の献立・いわしの蒲焼き丼 ・けんちん汁 ・きなこ豆 ・牛乳 今年は例年とは違い本日(2月2日)が節分となっています。そのため学校でも節分にちなんだ食べ物を献立に入れています。 節分と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが恵方巻と豆でしょう。 しかし、実は節分に食べる物は9つあるのです。恵方巻・落花生・くじら・そば・こんにゃく・福茶と今日の献立に出たいわし・けんちん汁・豆です。それぞれにお正月に食べるおせちのように意味があります。これらは住んでいる地域によって食べる食べないが分かれるものだと思います。 学校では比較的に子供たちが食べやすいものが出ていました。 2月1日(月)の献立・わかめご飯 ・里芋と薩摩揚げの煮物 ・魚のおろし野菜餡かけ ・かんきつ果物 ・牛乳 今日の給食で出された魚のおろし野菜餡かけは、焼いた鮭の切り身に餡がかかっているのですが、その餡にニラなどの野菜と大根おろしが使われていました。さっぱりとした味の餡に大根おろしが入っており、今まで食べたことのないものでしたがかなりおいしかったです。 1月29日(金)の献立・ごはん ・呉汁 ・鯖のいり焼き(島根) ・大豆とカシューナッツ の揚げ煮 ・牛乳 今日の全国の学校給食は島根県の鯖のいり(炒り)焼きでした。 島根県は漁業が有名で、その中でも特に盛んな浜田市の郷土料理が今回出た鯖のいり焼きです。名前に焼きが入っているので焼き魚のような物な気がしますが、実はこのいり焼きは煮物料理です。 名前が炒り焼きなのはこの料理を作る際、水を使わずに調味料のみで煮込むこと(炒るとは材料の水分が飛ぶまで加熱し焼く行為を指すこと)からきています。 実際の鯖の炒り焼きは煮ることで味がちょうど良く染みており美味しかったです。 1月28日(木)の献立・高菜めし(熊本) ・ちゃんぽん風スープ (長崎) ・鶏のから揚げ ・イチゴ ・牛乳 今日の全国給食週間の献立は熊本の高菜めしと長崎ちゃんぽん風スープでした。 高菜めしは熊本県と筑後地方の郷土料理で、その名の通り高菜漬けをご飯と炒めた料理です。似た料理に高菜チャーハンや高菜ピラフが挙げられますが、高菜めしはこれらに比べて素朴な味付けになっており、それがいいという人も多いそうです。 ちゃんぽんは「様々な物を混ぜ合わせること」という意味があり、これはちゃんぽんの作り方からきています。ちゃんぽんは色々な地域で食べられていますが、皆さんが一番聞いたことがあるのは長崎ちゃんぽんだと思います。 実は長崎ちゃんぽんの麺は長崎内で製造されたものを使わなければいけないという決まりがあり、他県で作られた麺を使ってはいけないとされています。 1月27日(水)の献立・衣笠丼(京都) ・じゃが芋のみそ汁 ・大根と人参の浅漬け ・牛乳 今日の給食で出た衣笠丼は油揚げと青ねぎを卵で綴じた京都発祥のご当地丼です。見た目や作り方は親子丼に近いです。また、材料に油揚げと使っていることからきつねうどんと同じようにきつね丼と呼ばれることもあるそうです。 衣笠丼という名前の由来は、京都にある衣笠山の雪景色を真夏に見たいと所望した宇多天皇の願いを叶えるために衣笠山に白絹をかぶせたという伝承が由来となっており、その絹をかぶせた様子に丼の様子が似ていることからきています。 1月26日(火)の献立・ほうとううどん (山梨) ・カジキの竜田揚げ ・みかん ・牛乳 今日の全国学校給食週間の献立は山梨県のほうとうです。山梨県ではほうとうは日常的に食べられており、昔の山梨ではほうとうを打てなければ嫁に出せないという文化があったほど愛されています。 一般的なほうとうは平べったい麺を用いるのですが、今回の給食では子供たちが食べやすいようにうどんを使いました。寒い時期に温かいほうとううどんはとても美味しかったです。 1月25日(月)の献立・ごまごはん ・いものこ汁(岩手) ・さけのちゃんちゃん焼 (北海道) ・りんご ・牛乳 今週から全国学校給食週間が始まりました。 全国学校給食週間とは、その名の通り日本全国の有名な料理が献立になるというものです。 初日は岩手の芋の子汁と北海道のちゃんちゃん焼きでした。 芋の子汁の芋の子とは里芋のことを指し、東北地方で多く食べられている郷土料理です。東北地方には芋煮会という煮物料理を食べる催しがあり、この芋の子汁もたべられています。 ちゃんちゃん焼きは北海道の郷土料理で、魚と野菜を焼いてみそなどで味付けした料理です。実はちゃんちゃん焼きが郷土料理に選ばれたのは2007年と結構新しく、農林水産省が開催した郷土料理百選に選ばれています。この年には他にジンギスカンや石狩鍋なども郷土料理に選ばれています。 子供たちにとっては日本各地の郷土料理を食べられるという貴重な体験になることでしょう。 |
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