Shibamata Triennale 2021

1年生 作品紹介

1年生 平面作品(体育館)
「ふしぎなたねから」
どんな木が育つかな?どんな葉っぱの形かな?どんな花が開くのかな?楽しく想像しながら、自分だけの種をつくりました。よく育つように土にも一工夫。画用紙を茶色や黒のクレヨンで塗った後、「さあ、耕そう!」と、ごしごしこすって、くしゃくしゃにして栄養たっぷりの土をつくりました。 種から芽が出て・・・育ったのは世界にたった一つの花や木です。絵具で背景を塗った後には不思議な実や住んでいる動物、そこで遊ぶ自分なども貼り付けて、さらに楽しい絵が完成しました。ふしぎなたねから生まれた不思議な世界を、どうぞお楽しみください。

1年生 立体作品(体育館)
「こううんのシバヘビ」
柴又小学校にすむシバヘビ。新聞紙のゴワゴワ・シャカシャカ・クシャクシャの感じを楽しみながら、自分なりのヘビを作りました。新聞紙の周りをアルミの針金で巻くことでポーズを変えられるのが楽しそう。体はクレヨンや色鉛筆、折り紙や布を使って、素敵な模様で飾り付けました。頭は紙粘土で作りました。1年生の豊かな想像力で、いろいろな形の頭ができました。  シバヘビに出会った人は、幸せになれるのだそう・・・。「みんなが笑顔になあれ!」そんな、1年生の思いが伝わりますように。

1年生 作品集合(玄関)
「かがみのくにの おはなばたけ」
いつもの紙コップも、少し切り込みを入れるだけでおもしろいお花に変身。切り込みの入れ方や花びらの形、色を一人一人が工夫して、63個のお花が出来上がりました。紙コップのお花は、紙テープをつけて天井から吊り下げました。鏡でのぞくと・・・あら不思議。鏡の国では、しっかりと地面から生えているではありませんか。道具を使って視点を変えるだけで、いつもと違う世界が見えてくる。これもアートのおもしろさ! 鏡の国の満開のお花畑が、皆様をお迎えします。

2年生 作品紹介

2年生 平面作品(3階廊下)
「コトバカクレウオ」
クレヨンでガシガシと描いた自分だけのサカナ。その中には、カタカナで思い思いの言葉を書きました。「何にしようかなぁ…」と考えている顔が輝いていました。書いた後、その文字の一部をサカナの周囲まで伸ばしたり、付け足しの線を描いたりして言葉を隠しました。 できた模様に水彩絵の具で着色。絵具と水の量を調節しながら筆を運ぶ時にも個性が表れます。ペタペタ塗りの重厚感、うす塗りのさわやかさ、思い切った力強さ・・・。熱量の高い作品ぞろいですね。世界に1つの「コトバカクレウオ」。

2年生 立体作品(体育館)
「魔よけのお面」
世界のお面をいろいろと画像で見て、感想を出し合いました。はりこでお面を作ることを伝え、自分なりの「魔よけのお面」を絵に描きました。いろいろな顔ができたことで、みんな大喜び。 それをもとにして工作用紙の帯で枠を作り、新聞紙をちぎって表面に貼っていきました。手がベタベタになると、これにもワイワイ。 アクリル絵の具をグングン塗っておもしろい模様や目、牙、角などをつけたい子はつけていきました。いっぱいつける子、すっきりさせたくて、つけない子と思いは様々。でも、みんなすっごいお面ができました。

2年生 作品集合(体育館)
「ひこうせんに のって」
ビニールの傘袋もふくらませればこんなにおもしろい形に。クレヨンで描いた模様が飛行船を素敵にしていきます。 見本のビニール袋をふくらませて見せると「ワ〜!」と歓声があがりました。クレヨンで描く時には、破れないように気を付けて! 自分が乗った操縦席からは、いったい何が見えるのでしょう?行ってみたいところを操縦席に書いています。ゆめが広がるみんなの作品集合です。

3年生 作品紹介

3年生 平面作品(体育館)
「ニジミトカゲ」
水を塗った画用紙に絵の具を垂らすと「あらあら、きれいなにじみ模様」。これを使ってトカゲの模様を描いています。 トカゲの形もいろいろ。かわいい、きもちわるっ!、かっこいい、リアル、はくりょく!…。様々です。 にじみの模様も色や形にその子のやりたいことが表れます。うまくいってニコニコの瞬間や、予想外で??から次の部分でリベンジを狙う子も・・・。 背景はスチレンボードを葉の形に切り、割りばしで模様を入れて版を作りペタペタと制作しました。不思議な森のニジミトカゲです。

3年生 立体作品(2階廊下西側角)
「トゲトゲキューブ」
釘の打ち方を知り、木切れにいろいろな打ち方で打って楽しみました。ひたすらたくさん打ったり、曲がってしまって繰り返しチャレンジしての釘数本をそのまま生かしたりいろいろです。 それぞれを針金でつないで「おもしろい形」に仕上げました。 作品として打ってある釘と、そこにはない「打ち損じて曲がって抜かれたたくさんの釘」も含めて、努力の結果としての「トゲトゲキューブ」を見ていただけると、さらに味わい深いものに見えてきます。

3年生 作品集合(体育館)
「ゆめのまち」
正方形の工作用紙にみんなとつながる道を描いて、自分の土地にしました。そして、カッターナイフの使い方に慣れながら、建物を作ることを楽しみました。さらにそれを自分の土地に建てて周りの様子も作りたいように作っていきました。 いろいろな窓をあける楽しみあり、自分の土地に建物や草木、遊具などを作る楽しみ。そして、集合作品として、道がつながり町になった時の驚きにもにた楽しさを味わっていました。 そんな子供たちの気持ちに寄り添って見てみると楽しい気持ちになりますね。

4年生 作品紹介

4年生 平面作品(体育館)
「凸凹絵画」
平らな紙に絵を描くのは、よくやることですが、凸凹画面に描くとなると・・・。 ダンボールの台紙、大小から、自分が取り組んでみたい方を選び、いろいろなものを貼って凸凹画面を作りました。そこに液体の粘土を塗ったらオモシロ画面に。 絵の具の使い方は、塗るだけでなく、弾く、垂らす、ストローで吹いて流すなどモダンテクニックで発想を生かして制作していきました。 それぞれが、個性の塊ですね。一作品ごとの工夫を見ていくと、時間はあっという間に過ぎていきます。

4年生 立体作品(1階廊下)
「木のある風景」
細い針金の束をねじって木の幹を作り、そこから枝分かれしたものをまたねじる。この繰り返しで自分だけの木の形が出来上がり。 「木の葉っぱは緑」という常識を飛び越えて、様々な色の葉をつけました。(色画用紙をシュレッダーに何回もかけるとこんなに細かい葉のようになるのです) さて、この木が生えているドラマティックな風景を想像しながらジオラマ風に仕上げたのがこの作品。 個々のタイトルから、あなたはどんなドラマを想像しますか?

4年生 作品集合(体育館)
「深海のクラゲ」
水彩絵の具は、水分量によっていろいろな表情を見せてくれます。薄く溶いた絵の具は、透明感があるので、クラゲにぴったり。そんなことを学んだ後で、こんどは、深海の暗闇にブラックライトで光るクラゲを描きました。 水彩絵の具を、蛍光剤入りの液体洗濯で溶いて描くと、ブラックライトに反応するのです。 暗くした体育館舞台の中を、ブラックライト懐中電灯で照らしながら、作品をご覧ください。素敵な世界が広がります。

5年生 作品紹介

5年 平面作品(2階東、西側廊下)
「墨アート」
墨は、水で濡らしたところに描くとにじみが出ます。また、少なめに含ませて描くとかすれが出ます。いろいろな表現を試した後で、今の自分が表してみたい形、表現、を紙上に創作しました。  繊細、大胆、勢い、ウィット、様々な作品に、一人一人の思いが込められています。

5年 立体作品(理科室)
「すてきなあかり」
紙バンドという素材は、工夫しだいでいろいろな姿に変化します。その特徴を試した後で、ランプシェードの枠を作り、装飾を施していきました。ランプを灯した時のようすを廊下の暗いスペースで確かめながら、制作を進める姿は、「感性を働かせているなあ」と感じさせるものでした。  さて、同じような素材から、こんなにたくさんの「すてきなあかり」が生まれました。心を癒しながらご覧ください。

5年生 作品集合(体育館)
「ジャンボ立体パズル」
ひとりひとりが、ダンボール4枚を組み合わせたものに、思いうかんだ絵を描き、それを組み合わせて立体パズルにしてあります。 大きな絵だったので、絵の具での着色は大変でしたが、出来上がったパズルには大喜び。他の人とは違いがすぐわかるようにあえて着色しないという人もいて、「なるほど、おもしろい考え方だ」と思ったり、てーいねーに塗っていて「おいおい、間に合うのかい」とハラハラしたりの制作風景でした。

5年生 家庭科作品(家庭科室)
「ウォールポケット」
5年生は、家庭科の学習でウォールポケットを制作しました。初めてのミシンを使っての制作でしたが、友達同士で教え合いながら技能が上達していきました。ポケットの形や大きさ、飾りなどはオリジナルで、世界に一つだけの素敵な作品に仕上がりました。

6年生 作品紹介

6年生 平面作品(体育館)
「私の中の花」
今の自分が思い起こす「花」をデザインスケッチにいろいろ描き、その中の一つをもとにしました。 著名な画家の表現技法をいくつか参考にしました。画面はホイップ粘土という素材で立体的に成形した後、水分量の少ない絵の具で何度も絵の具を載せていきました。多層になっていることと制作にかけた時間が絵に重厚感を与えています。 かたや、自分だけの表現を追求しいかに個性的に仕上げるかに焦点を絞っている人もいて、一枚一枚が価値あるものになっています。 あえて個々の題名は書いていません。見る方一人一人、どのようにその人の花を見るのでしょうか。

6年生 立体作品(体育館)
「12才の私」−陶芸 湯呑−
「私の中の花」とともに展示されているのは、陶芸作品の湯呑です。制作の過程を説明し、インターネットでいろいろな作品を見て参考にしながら、どのようなものにするか、「12才の私」が考えデザインをまとめました。 制作は、板状の粘土からパーツを切り出し組み合わせる方法です。その過程で独特なアイデアを形にしている人もいます。自然界の土の粘土の感触は、刺激的だったようです。 乾燥、素焼きを経て、釉薬(うわぐすり)をかけました。この段階の色が本焼きで焼きあがって変化して美しくなるさまに、感動を覚えた人も多かったようです。

6年生 ライヴ制作(体育館)
「結ぶ(むす)・絆(つな)ぐ」
展覧会は、「制作したものが並んでいる」という印象から、音楽会や学芸会と違い学校生活の思い出の中に埋もれがち。そんな思いからこの企画をしました。二人一組で画面となるパネルの突起に材質や色の異なる紐を左から右へかけていきます。紐の色の選択、上下の動きによって画面が構成されていきます。前の二人がやったことを受け、感性を働かせ次の色、形を決めていく。6年生みんなの感性を総動員して、結び、つなげて絆を深めてほしいです。ライヴの緊張感の中で、美しい作品が仕上がっていくさまをご覧ください。また、完成した作品に表れる一本一本の思いを想像しながらご覧ください。

6年生 家庭科作品(家庭科室)
「トートバッグ」
家庭科の学習でトートバッグをつくりました。今年は、キャンバス地とスペック地を合わせて、難しいミシン縫いに挑戦しました。こだわりの刺繍やアップリケをつけて、オリジナルのバッグの完成です。展示には、旗体操で使った汗と努力、思いのこもった布を使いました。家庭に持ち帰って使うのが楽しみです。

さくら学級

さくら学級 平面作品(2階中央部廊下)
「海の中をのぞいてみたら」
『何にしようかな。』図鑑やタブレットで探して見つけた生き物たち。 ドキドキしながら、細かい所をカッターやはさみでスチロール板から切り抜けたとき、 ほっとした表情を見せた子ども達。どの子の版も面白い。 ポスターカラーの色の変えたり向きを変えたりして、画用紙に写しとると 個性豊かな作品に仕上がりました。

さくら学級 立体作品(体育館)
「だるまさんの一日」
「だるまさんがお昼寝をした!」「だるまさんが空を飛んだ!」 さくら学級で「だるまさんが転んだ」の遊びをするときは、みんな大盛り上がりです。 コロナ禍でいろいろなことを我慢している子供たち。 「こんなことしたいな。」「こんなふうになりたいな。」 という一人一人の思いや願いをだるまさんに込めて作製しました。 18体の個性溢れるだるまさんの願いをそおっと覗いてみてください。

さくら学級 生活単元学習作品(体育館)
「手芸作品」
生活単元学習で、手指の巧緻性や集中力を高めることをねらいとして、学年に応じてアイロンビーズ・スウェーデン刺繍・刺し子に取り組んでいます。 次年度の連合展覧会に向けて作業を続ける作品もあります。 時間をかけ、一生懸命作った手芸作品です。ぜひ近くでご鑑賞ください。

さくら学級 作品集合(玄関)
「エントランスアートロゴ」
『芸術は爆発だ!』 この言葉を、子どもたちに伝えました。 教室にある、あらゆるものを切って、ちぎって、貼りつけて。 巻いてみたら、どうだろう?散らばしてみたら、どうだろう? 子どもたちの自由な発想が、ボードにそのまま表れています。 「Triennale」の文字は、プラスチックチェーンをつなげて作りました。 さくら学級の子どもたちが、皆様をお迎えします。 『ようこそ、柴又美術館へ』

まんが工作手芸クラブ作品(図工室)

「つくりたいものをつくる」
ものづくりが好きな人たちの集まるクラブです。クラブ活動の計画を立てる時に、それぞれの思いを尊重しあって、「作りたいものを作ろう」となりました。それぞれが作品を作りながら、他の人との交流をし、アイデアをもらったり、よいところはほめあったりしてきました。そんな「つくりたいもの」いっぱいです。