校長室(平成29年度)

「校 長 室 か ら」

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 葛飾区立飯塚小学校を『よい学校』にします

 校 長   加 賀 美  学

葛飾区立宝木塚小学校より本校に着任しました校長の加賀美 学(かがみ がく)です。調布市・江東区・葛飾区で教員として勤め、葛飾区において副校長・校長となりました。

 私は、校長として、本校を『よい学校』にします。

 児童にとってよい学校とは、自他の存在を互いに認め合う穏やかで温かい雰囲気の中で、一人一人の児童が、自己の力を高めようと一生懸命に取組み、達成感や成就感を感じられる学校です。そして、日々の生活の中には様々な楽しさがあります。冗談を言い合う楽しさから新しく知る楽しさまで様々です。

 保護者にとってよい学校とは、わが子が毎朝喜んで登校し、下校しては学校でのできごとを嬉しそうに話すような学校です。そして、教員や友達との様々な関わりをとおしてわが子が力を伸ばしていくことを実感できる学校です。保護者の思いや考えをしっかりと受け止めた上で、考えをしっかりと説明してくれる学校です。

 地域の方々にとってよい学校とは、地域に門戸を開き、地域の方々に働きかけ、地域の方々のお力を貸していただき、共に地域の宝である子供たちの健全育成に取組む学校です。学校に寄せる地域の願いや思いを受け止め、地域の誇りである飯塚小学校のさらなる発展に向けて力を尽くしてまいります。

 創立53周年を迎える飯塚小学校をどうぞよろしくお願いいたします。

全校朝会 校長講話
  全校朝会における『校長先生のおはなし』を掲載しています。
平成30年3月19日(月)
「 先輩方のよさを受け継いでいこう 」
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○ 今年度の登校も最後の週となりました。花壇の花もきれいに咲いています。学校のまわりの樹木も春の装いになってきました。全校朝会でのお話も今回で今年度は最後になります。
  今日は、「先輩方のよさを受け継いでいこう」というお話をします。

○ つい先ほど、6年生4人のあいさつに続いて全校のみなさんもしっかりとあいさつをしました。4月から6年生の人たちが順番で4人ずつ前に来てあいさつの見本をしてくれました。
  もしかしたらみなさんは当たり前のことと思っているかもしれませんが、6年生の、きびきびと前に出てくる態度、大きな声でのしっかりとしたあいさつ、自分の列にサッと戻るところ、毎回違う人がやってくれましたが6年生はどの人もとても素晴らしかったです。
  もしも前に出てくる6年生が、だらしなく前に来たり、恥ずかしがってきちんとあいさつしなかったり、だらしなく戻って行ったりしたらどうだったでしょう?1週間の始まりの全校朝会の、しかも一番初めのあいさつがだらしなくなってしまうので、その1週間、学校全体がだらしなくなってしまうのではないかと思います。たぶん、その1週間だけでなく、学校全体がなんとなくだらしなくなってしまうのではないでしょうか。

○ 4月からは、この全校の前でのあいさつを今の5年生が受け継いでやっていってくれると思います。そして、その次の年は今の4年生が、その次の年は…、とその後の人たちが先輩たちの素晴らしさをしっかりと受け継いでいってくれるのだと思います。
  今日は、全校朝会でのあいさつのことを話しましたが、縦割り班やクラブ・委員会のリーダー、そのほかのことでも今の6年生の素晴らしさをしっかりと受け継いでいき、飯塚小学校のよさをつないでいってほしいと思います。

平成30年3月12日(月)
「 自分を大切に 友達を大切に 」

○ 私は毎日をとても楽しく生活しています。でも、困ったことや一人ではなんともできないこともあります。そんなときは、仕事のことでは相談できるところに、自分のことでは友達や先輩などに話を聞いてもらったり一緒に考えてもらったりすることもあります。
  みなさんの毎日の生活も、楽しいことがたくさんあると思いますが、そうでないこともあると思います。そんなときにどうしていますか?
  今日は、東京都教育委員会からのみなさんへのメッセージを紹介します。

 東京都の公立学校に在籍する皆さんへ
           自分を大切に 友達を大切に
○ あなたは、とても大切な存在です
 あなたには、あなたにしかない素晴らしい、輝く個性があります。
 あなたは、この世界中でただ一人のかけがえのない、とても大切な存在なのです。

○ 信頼できる大人は、身近に必ずいます
  誰にも、不安や悩みがあって、つらい思いをすることがあると思います。
  あなたのつらい思いを受け止めてくれる信頼できる大人は、身近に必ずいます。どうか、つらい思いをして苦しい時や、体の調子がおかしいと思う時は、一人で悩みを抱えないでください。
  家族、学校の先生、スクールカウンセラー、地域の方など、あなたを助けてくれる誰かが絶対にいます。だから、相談しやすいと思う大人に、少しだけ勇気を出して話してみてください。相談機関に、電話やメールなどで相談するという方法もあります。
  悩みを打ち明けるということは、決して恥ずかしいことではありません。あなたが弱いということでもありません。誰かに相談すること、助けを求めることは、自分を大切にする行動です。

○ もし、友達がつらそうにしていたら
  あなたの隣にいる友達も、かけがえのない大切な存在です。
  もし、友達がつらそうにしていたら「どうしたの?」などと言葉をかけて、友達の話を、よく聞いてあげてください。
  そして、友達の気持ちが落ち着いたら、信頼できる大人を一緒に探しましょう。
  もし、「誰にも言わないで。」と言われたら、「自分だけでは解決できないから、一緒に誰かに相談しよう。」と伝えて、信頼できる大人のところに一緒に行ってあげましょう。

  どうか、一人で悩みを抱えないでください。
  少しだけ勇気を出して、身近にいる大人に話してみてください。
  あなたの思いを受け止めてくれる信頼できる大人は必ずいます。

○ このメッセージにあったように、困ったときつらいときは一人で苦しまないでおうちの人、先生など自分が信頼できる大人に相談してください。
  もちろん、私も話を聞きます。

平成30年3月5日(月)
「 あいさつの力 」

○ 3月に入りました。まだ寒い日はありますが、冷え込みはだいぶ緩んできて、日差しのあたるところでは暖かさも感じられるようになってきました。春の訪れが感じられるようになってきました。おとといの土曜日には、テクノプラザかつしかでかつしか郷土かるた大会全区大会が開催されました。西水元地区予選で優勝した飯塚小5年生チームも頑張ってきました。
  さて、今日はあいさつの力についてお話をします。

○ みなさん御存じのとおり、私はみなさんが朝登校するときに校門のところにいます。体は一つしかないので正門と東門に交互に立っています。
  朝のあいさつをしながら、みなさんが登校するのを見守っているのです。
 ・ 体調を崩してお休みしていたけど、今日は元気に登校してくるかな?
 ・ この間サッカー大会で頑張っていたから「頑張ったね」と声をかけよう。
 ・ 学級だよりに今日が誕生日だと書いてあったから「誕生日おめでとう」と言ってみよう
 ・ いつも元気なのに今日は少し落ち込んだ顔をしているな、朝おうちで何かあったのかな?それとも友達のことで困ったことがあったのかな?
 ・ いつも兄弟で一緒にくるのに今日は別々に来たな。
 ・ この間は校帽を忘れてきてしまったけど、今日はかぶってくるかな?
 などと、みなさんがどのように登校してくるか見たり声をかけたりしています。

○ でも、実は私もみなさんから元気をもらっていることに気付きました。
  「おはようございます!」とあいさつをするみなさんの顔を見ると、少しパワーがたまります。一人一人からもらうパワーは少しかもしれませんが、毎日たくさんの人とあいさつをしますのでずいぶんたくさんのパワーをもらっているのだと思います。
  おうちでも学校でも、あいさつをしっかりとしてお互いに元気をもらっていきたいですね。

平成30年2月26日(月)
「 ありがとうの気持ちを伝えよう 」

○ 一昨日の土曜日は、小学生交流サッカー大会で6年生中心の男女各チームが頑張りました。PTAのバレーボール大会でもお母さん方が頑張っていました。今週で2月が終わり3月に入ります。先週お話ししましたが、残りの日々で何を頑張るかしっかりと決めて毎日を大切に過ごしてほしいと思います。
 さて、今日はいろいろあるあいさつの中でも、とても温かい気持ちになれる『ありがとう』という感謝の言葉についてお話をします。

○ 『ありがとう』という言葉は、どんな時に言うでしょうか。
  落とした物を拾ってもらった時、何かをプレゼントしてもらった時、何かを教えてもらった時、まだまだたくさんありますね。
  どれにも共通しているのは、相手が自分のことを大切に思ってくれて、自分のためにわざわざ何かをしてくれるということです。自分のためにしてくれることが嬉しくて、その嬉しい気持ちを『ありがとう』という言葉で相手に伝えるのですから温かい気持ちになれるわけですね。

○ では、逆に「ありがとう」と言われるとどうでしょうか?
  何かをしてあげた人に感謝してもらいたいためにするわけではないのですが、「ありがとう」と言われると嬉しい気持ちになります。
  それは、自分がその人のことを大切に思ってしてあげた気持ちが、きちんと相手に伝わったのが分かるからなのかなぁと思います。『ありがとう』という言葉で嬉しい気持ちが返ってきます。自分の相手を思う気持ちが伝わったのが分かるのですから嬉しくて温かい気持ちになれるわけです。

○ 今週は、火曜日に6年生を送る会と縦割り班給食があります。1年生から5年生のみなさんは、自分たちのためにいろいろとしてくれた6年生に『ありがとう』の気持ちをたくさん伝えてほしいと思います。
  また、木曜日には『卒業を祝う会』があります。6年生の人たちは、お世話になった地域の方や先生方、そして生まれてから今までお世話になったおうちの方々に『ありがとう』の気持ちを伝えてください。
  『ありがとう』で溢れる温かい1週間にしていきましょう。

平成30年2月19日(月)
「 今の学年のうちに何を頑張る? 」

○ 一昨日は、葛飾教育の日で多くの方に来ていただき、みなさんが頑張る姿を見ていただきました。4年生の『10歳を祝う会』も立派にできました。また、昨日は飯塚コンドルの卒団式がありました。ついこの間、新年を迎えて3学期がスタートしたように思えるのですが、気付いたら今の学年で学習をするのもあと1ヶ月になりました。登校する日数だと24・25しかないので驚いてしまいます。

○ 4月からこれまで、どの学年もよく頑張ってきましたね。
  一人一人ができるようになったこと、学級や学年でできるようになったことがたくさんあります。みんなしっかりと力を付けることができました。
  さぁ、残りの日々をどう過ごしましょうか?
  なんとなく過ごしているうちにも3月22日の修了式、3月23日の卒業式は、やってくるのですが、それではもったいないですね。みなさんは、この1ヶ月でまだまだ力を伸ばすことができます。

○ 今の学年で学習した中身は、しっかり身に付いているでしょうか?
  次の学年では、今の学年で習ったことを使って学習を進めていきます。もちろん、新しい学習に入る時に前の学習をおさらいしますが、今のうちに完璧にしておくことで自信をもって次の学年に進むことができます。
  6年生は、小学校6年間で学んだ全てのことを復習して、胸を張って中学校に進んでいってほしいと思います。学習以外でも、今の学年で身に付けておくことがあります。
  一人一人が、そして学級・学年としてめあてをもって残りの1ヶ月間をしっかりと頑張っていきましょう。

平成30年2月13日(火)
「 一人一人が自分の持ち味を生かして 」

○ 今日はとても穏やかで雲一つない良い天気ですね。風もないのでお日様にあたっているとポカポカと暖かくなってきます。そのせいもあるでしょうか、門のところでの挨拶もいつも以上によかったですし、全校朝会のあつまりも素晴らしかったです。

○ さて、先週はラグビーでの有名な言葉についてお話をしましたが、今日もその続きでラグビーに関係するお話をします。
  先週お話ししたとおり、ラグビーは、1チーム15人で試合をするのですが、ポジションによって役割が違います。そして、そのポジションによって向いている体格などがあります。
  背が低くて体重が重い人が向いているポジション、背が高くてがっしりとした体格の人が向いているポジション、背が低く体重が軽い人でもこなすことができるポジション、身長や体重は関係ないけど走るのが速い人が向いているポジションと、いろいろな体格の人が力を合わせて攻めや守りを頑張ります。
  体格だけではなく役割もポジションによって違います。その場その場の一瞬で正しい判断をして作戦を立てる人、他の人が前に進むための土台となる人、ボールを正確に蹴る人、とにかく前に走る人とそれぞれに役割があって一つのチームになります。
  先週お話しした『One for all , All for one. 一人はみんなのために、みんなは一人のために。』は、一人一人が、自分の持ち味を生かしてチームのために役割をしっかりと果たすという意味もあるのだと思います。

○ みなさんのおうちやクラスでのチームワークにおいても同じことが言えるのではないかと思います。
  みなさん一人一人の得意なことや持ち味は違います。絵を描くのが得意な人、計算が速い人、話すのが上手な人、時間はかかるけど正確にできる人、まわりの人を温かい気持ちにすることができる人、まだまだいろいろある一人一人の持ち味を生かして頑張ると全体ですごい力になると思います。
  自分が力を発揮できる得意なことや持ち味はどんなことか、あらためて考えてみましょう。

平成30年2月5日(月)
「 本当のチームワーク 」

○ 私が好きなスポーツの一つにラグビーがあります。テレビや競技場で観戦をするだけでプレーをしたことはないのですが、15人対15人で一つの楕円形のボールを前に運ぶ競技です。

○ ラグビーを知る人なら誰もが知っている『One for all , All for one』という言葉があります。
 『One for all』一人はみんなのために、『All for one』みんなは一人のために、という意味です。15人の選手一人一人が、チームみんなのために全力を尽くす、チームのみんなは一人のために全力を尽くすということで、チームワークというのはこういうことなんだなぁと思います。
 よく考えてもらいたいのは、みんなが一人を助けることも大切ですが、それだけでは本当のチームワークではないということです。その前に一人一人が全力で頑張ることが大切なのです。

○ 今度の長縄大会に向けて体育の時間や休み時間に練習を頑張っているクラスが増えてきました。
 中には、縄跳びが得意な人もあまり得意ではないという人もいると思います。得意な人は、もちろん自分が頑張るとともに得意ではない人のためにできることをしてあげてください。あまり得意ではない人は、まずは自分がしっかりと頑張ってみてください。きっと友達が助けてくれるはずです。
 クラスのみんなが心を一つにして長縄の記録に挑戦する姿を楽しみにしています。

平成30年1月29日(月)
「 家庭学習カードで発見したこと 」

○ 先週は、冬の厳しい冷え込みの毎日でした。気温が0℃よりも低い日がありました。インフルエンザもだいぶ流行ってきていますが、今週も頑張って元気に過ごしていきたいと思います。

 ○ さて、今日は先々週の家庭学習推進ウィークで取り組んだみなさんの家庭学習カードを見て気付いたことをお話しします。
まずは、すべて○がついていた人がいました。とてもよく頑張ったのだと思います。今回が初めて全部○になったという人もいました。おうちの人に「100点満点だったね!」と書いてもらっている人もいました。中には、全部○だったので学習時間など、目標を少し上げてみようと書いている人もいました。
  次に、前と比べてということで言うと、前は学習するときにテレビを消すことができなかった人が、その反省を生かして今回はテレビを消して学習できたという人がけっこういました。自分の取組を振り返って次のめあてにすることは素晴らしいことですね。
  生活リズムのことでは、言われてみるとなるほどと思うかもしれませんが、「寝る時間が守れなかった、だから、朝起きられなかった、だから、朝ご飯を食べられなかった」とつながっている人がいました。生活リズムの大元は寝る時間なのかなと思います。「早く寝た、だから、きちんと起きて朝ご飯を食べられた。」まさしく『早寝・早起き・朝ご飯』なのだなぁと思います。
  おうちの人のコメントで、なるほどと思ったのを3つ紹介します。
  「『言われてできる!』から、『自分でできる!』にしよう!」
  「規則正しく生活できない子に賢い子はいない。」
  「片付けの時間を減らすために、まずは、ちらかさない!」

○ 最後に一つ質問をします。家庭学習推進ウィークが終わった先週一週間は次のどれでしたか?
  「1番:振り返ったことを生かしてもっとよくできた。2番:同じようにできた。3番:終わったので油断してあまりよくできなかった。」
  体調の良くないときには無理をすることはありません。元気な時には規則正しい生活も学習も頑張っていきましょう。

平成30年1月22日(月)
「 地域の人に見守られて成長している 」

○ 二十四節気の大寒(だいかん)を迎え、一年で一番寒さが厳しい日が続きますが、寒さに負けずに元気に過ごしていってほしいと思います。今日の昼から夜にかけて雪が降る予報です。明日の朝は気をつけて登校してきてください。

○ さて、今日はみなさんの成長を見守ってくれている人についてお話しします。みなさんを育てて、その成長を見守ってくれている人にはだれがいるでしょうか?
  生まれてから今まで育ててきてくれたおうちの人や親戚の人がいますね。小学校に入る前には、幼稚園や保育園でいろいろなことを教わってきました。小学校に入ってからは、学校では先生方やその他の大人の方々に教えてもらったり成長を見守ってもらったりしています。
  実は、目に見えないことが多くてわかりづらいのですが、御近所の方を含めてみなさんは飯塚小学校があるこの地域の方々に大変お世話になっています。
  地域の方には、盆踊りや子ども会でお世話になったそれぞれのおうちのある町会や、少年の主張大会・かるた大会・ロードレース大会などでお世話になる西水元地区委員会といった方々がいます。いろいろな催し物をしてくれたり、みなさんの安全を見守ってくれたりしているのです。
  今度の日曜日にあるロードレース大会に出場する人もたくさんいると思いますが、みなさんの成長のためにお世話になることに感謝をして頑張ってきてほしいと思います。

○ 今日は、みなさんが地域の人に見守られて成長しているというお話をしました。来週は、先週取り組んだ家庭学習推進ウィークについて、みなさんの家庭学習カードを見て気付いたことをお話しします。

平成30年1月15日(月)
「 集中して取り組む姿が素晴らしかった 〜席書会〜 」

○ 3学期初めの1週間が終わり、2週目に入りました。
  先週は、3学期のめあてや係活動を決めるところから始まり、学習も早速始まりました。落ち着いて先生の話を聞いたり考えたりできているので、みなさんが力を伸ばす3学期になりそうだなと思っています。

○ そのような中で、先週は席書会がありました。1・2年生は鉛筆で書く硬筆に、3年生以上は体育館で太い筆で毛筆に取り組みました。全部の学年の席書会の様子を見ることはできなかったのですが、どの学年も心を落ち着かせて、一画一画じっくりと丁寧に文字を書く姿がとても素晴らしかったです。

○ 習字は、墨を使って紙に文字を書くので、ちょっとうまくいかなかったからといって消しゴムで消して書き直すことができません。書き始めからずっとうまくいっていても最後の最後の一画でうまくいかないこともあります。ですから、書き終わるまで気を抜くことができず、油断をしないで集中し続けなければなりません。
 私は、そこが墨を使って文字を書くよさだと思います。最後の最後まで気を抜くことなく集中してやり抜く。みなさんの席書会の姿を見て、学習はもちろんのこと運動や毎日の生活、さらには友達となかよくすることでも、心を落ち着かせて最後までしっかりと集中できるのではないかと思いました。

○ 今週の金曜日まで書初め展として廊下などに掲示してありますので、同じ学年の人の作品はもちろんのこと、他の学年の人が集中して仕上げた作品のよさもしっかりと味わってみてください。

平成29年12月18日(月)
「 お行儀よくするときにはできる子に 」

○ 2学期も残り1週間となりました。来週の月曜日には2学期の終業式で冬休みに入ります。そこで、今日は私が小学生の時の冬休みのことをお話しします。

○ 私が小学生の頃、1月2日は父に連れられて親戚の家に新年のあいさつ回りに行っていました。4歳年上の兄がまだ小学生だったので私は小学1・2年生だったと思います。
  都心にある神社に初詣に行った後、お昼頃に酒屋をやっている伯父さんの家に着きます。お年玉をもらってお正月の豪華な料理をいただいてとても幸せな気持ちになったのもつかの間、そこから夜まで辛い時間が5時間くらい続きます。
  父と伯父さんがお酒を飲みながらあれこれ話してある間、兄と私はただひたすらお行儀よく座っていなくてはなりません。「好きな飲み物を飲んでいいよ。」と酒屋さんだけに冷蔵庫にはたくさんのジュースがあるのですが、そうそうたくさん飲めるわけではありません。今みたいにゲーム機があるわけでもありません。テレビはついていますが、子供向けの番組ではなくいつも正月恒例の時代劇が流れていました。子供同士でどこかに遊びに行くこともできず、早く帰りたいと言うこともできず、父がそろそろ帰ろうと言って立ち上がるのをただただじっと待っていました。

○ お年玉と豪華な料理が嬉しかったのとそのあとの辛く長いがまんの時間が今でもお正月の出来事として心に残っているのですが、お行儀よくしなくてはならないときにお行儀よくすることも実は大切なことなのではないかなと思います。
  ずっと力を入れてお行儀よくして生きていては疲れてしまうけど、お行儀よくしなくてはならないときが時々あります。そんなときにきちんと頑張れる人になっていってほしいと思います。

平成29年12月11日(月)
「 あいさつは やはり大切です 」

○ 土曜日に開かれた持久走記録会、みなさんとてもよく頑張りました。自分のペースでゴールまで走り抜いたのは素晴らしかったです。
  年明けの1月28日には、幸田小学校で第32回西水元地区新春ロードレース大会が開かれます。1〜3年生は1000m、4〜6年生は1500mを走りますので、練習を続けていき、ぜひ参加してみてください。

○ さて、今日は久しぶりにあいさつについてのお話です。
  この間、5年生の人たちと一緒にお菓子や自動車を作る工場を見学しに行ってきました。みなさんがよく知っているチョコボールが一度にたくさんできあがる様子や鉄の板から自動車ができあがる様子を見学してすごいなぁと思いました。
  その勉強の中身以上にすごいと思ったのが、工場で働いている従業員の方々のあいさつです。見学している飯塚小の5年生の横を通る時に、どの方も明るいはっきりとした声できちんと「こんにちは」とあいさつをするのです。マスクをしているのでお顔は見えませんでしたが、よい表情であいさつをされていたと思います。私は、とても素晴らしい会社だなぁと思いました。

○ いつも先生方はみなさんに「あいさつがきちんとできる人になろう」と話をしてきていますが、人として大人でも子供でもあいさつがきちんとできるというのはやはり大切なことなんだと思いました。
  10月のあいさつ週間でみなさんのあいさつはとてもよくなっていますので、校内で会う大人の人、学校にいらしているお客様も含めて、このままよいあいさつを続けていきましょう。

平成29年12月4日(月)
「 善いことは進んでやってみよう 」

○ 先週から始まった持久走練習、みなさんとてもよく頑張っていますね。試走もよく頑張ったと聞きました。今週の持久走記録会に向けて自分の走るペースを上げていけるように今週も練習に取組んでいきましょう。

○ さて、今日はとても嬉しいお話を聞きましたのでみなさんに紹介します。
  先週の月曜日のわくチャレで幸田児童館の方に来ていただき『やかんカーリング』をやりました。私も一回投げさせてもらったのですが、何回もチャレンジしていた人がいましたね。
  それが終わった時に、頼まれたわけでもないのに後片付けを進んで手伝ってくれた人がいてとても嬉しかったと幸田児童館の方がおっしゃっていたと聞きました。5年生のA君・B君・C君の3人が進んで手伝ってくれたそうです。幸田児童館の方は今までにもいろいろなところで『やかんカーリング』をやったけど、後片付けを進んで手伝ってもらったことは一度もなくて、とても感心したとおっしゃっていたそうです。

○ 今回は3人の素晴らしかったことをたまたまお聞きしましたが、きっと話を聞いていないだけで他にも善いことに進んで取り組んだ人がいると思います。もちろんほめられると嬉しいですが、ほめられるためだけにするのではなく、善いと思ったことは自分から進んでやってみることのできる人になりたいと思います。

平成29年11月21日(火)
「 体を鍛えよう 〜持久走練習〜 」

○ 金曜日土曜日の音楽会が終わりました。本番を迎えるまでの練習も含めてみなさん本当によく頑張りましたね。音楽会大成功です。

○ さて、12月9日の持久走記録会に向けて、来週の月曜日から持久走練習が始まります。そこで今日は「体を鍛えよう」という話をします。
  私は前に趣味でマラソンをしていたことがあります。初めは5分走って55分歩きました。そのうち10分走って50分歩くようになりました。どんどん走れる時間が長くなっていって、60分走ることができるようになりました。長く走れることが嬉しくなり、約21kmを走るハーフマラソンの大会や42.195kmを走るフルマラソンの大会に出るようになりました。マラソンの世界記録は2時間ちょっとですが、ゆっくり走るのでゴールするまで6時間くらい走り続けることになります。
  初めは5分走るのがやっとだったのに、6時間も走り続けることができるようになったのはどうしてでしょう?

○ 口から吸いこんだ酸素が肺を通って血液の中に入り体中に栄養とともに送られていく力を心肺機能と言いますが、それは運動してたくさん使うとどんどん強くなっていきます。
  長く走るのは苦手だなぁという人も毎日無理をしないで走ることで前は苦しくなってしまう長さや速さが苦しくなくなっていることに気付きます。それは、走ったことで心肺機能が鍛えられたからです。走るための筋力も高まります。

○ でも、徐々に鍛えていくと強くなっていくのですが、急に無茶な走り方をすると肺も心臓もびっくりしてしまい大変なことになってしまいます。自分にちょうどよい走るペースが伸びていくように、この持久走練習で毎日少しずつ走っていきましょう。
  来週の全校朝会では、?見副校長先生からお話をしていただきます。お楽しみに!

平成29年11月13日(月)
「 音楽会を成功させよう 」

○ 立冬を過ぎ暦の上ではもう冬ですが、晴れている日に日なたにいると少し暖かいぐらいのちょうど過ごしやすい季節です。今週も外遊びができる日には外で気持ち良く過ごしてほしいと思います。

○ さて、今日はいよいよ今週の金曜日土曜日に迫った「音楽会を成功させよう」という話をします。
  11月に入って体育館で学年練習をしてきました。体育館での練習が始まる前からも音楽の授業や教室で頑張って練習をしてきていました。3年に一度の音楽会ですから、1・2・3年生にとっては最初の音楽会、4・5・6年生にとっては最後の音楽会ということになります。日頃の音楽の学習で身に付けたことを発表する会なのですが、私は音楽会をとおしてみなさんに二つのことを感じてほしいと思っています。

○ 一つは、『一生懸命頑張った人だけが味わえるやりきった気持ち』です。
  これは運動会とか他のことでも同じなのですが、わずか何分間かの本番を成功させるためにたくさん練習をします。運動会の本番が終わった時に、「やった!がんばった!」とか、もしかしたら少しうまくいかなくて悔しい思いをしたのは、やはりそれまでの練習をしっかり頑張ったからです。頑張っていない人には味わえない気持ちです。
  もう一つは、『みんなの気持ちや音を合わせた時の心地よさ』です。
  歌にしても合奏にしても、学年全体で一つの大きなパワーにします。そのパワーが伝わるから、聴いている人は感動します。一人一人がもっている力を出し切ってそれが合わさって大きな力になった時の心地よさをぜひ味わってほしいと思います。友達もいるからと一人一人の力を出し切らないと大きな力にはなりませんし、他の人の音や気持ちを感じないと合わせることはできません。

○ 音楽会本番に向けて今週は最後の仕上げです。音楽会本番を終えた時に、やりきった気持ちとみんなの気持ちが合わさった心地よさを感じられる素敵な音楽会にしていきましょう。
  みんなの力で音楽会を成功させましょう!

平成29年11月6日(月)
「 想像する力と優しい心で 」

○ 三連休が終わり、今日からまた新たな一週間が始まります。とても穏やかで過ごしやすい天気でスタートです。昨日は、清掃工場のイベントで金管クラブが演奏をしてきました。とても好評でした。

○ さて、今日は「想像する力と優しい心で」という話をします。
  前に全校朝会で、5年の小池先生から「廊下を走るとどうなるか想像してみましょう。」というお話がありました。実際にケガをしてから分かるのではなく、ケガにつながることを想像して走るのをやめて正しく歩くことが大切ですというお話でした。

○ 想像して予測することは、安全のことだけではありません。
  友達と仲よくすることだとどうでしょう。こんなことをしたり言ったりしたら、友達は嬉しいかな、それともイヤな気持ちになるかな。想像して、嬉しい気持ちになることをしたり言ったりするとみんなが仲よくなれそうです。でも、難しいのは、その時の相手やその時の相手の気持ちなどで、嬉しいのはいつも同じではないことです。その時その時でよく考えて想像することが大切なのだと思います。
  また、想像する力があっても優しい心がないと相手が嬉しい気持ちになることはできません。ましてや、相手がいやな気持ちになったり怒ったりするのがわかっていてわざと言ったりしたりするとしたら、これほど残念なことはありません。
  今話している「行動する前にちょっとだけ考えてみる」というのは、実は6年生のAさんが5月の『あっという間によい子になれる方法』で考えてくれていました。今あらためて大切なことなのだと思います。

○ みなさんには、『想像する力と優しい心』があります。友達と関わるときにも、自分が言ったりしたりすることがどういうことにつながるのかをよく考えて行動してください。そしてお互いに関わることで温かく楽しい気持ちになれる関わり方ができるようになってください。

平成29年10月30日(月)
「 みんなの前で話すこと 」

○ おとといの土曜日に、葛飾区少年の主張大会の西水元地区大会がありました。飯塚小学校からは6年生15名が参加して、大勢の人の前で自分の考えを堂々と発表することができました。とても素晴らしかったです。
  今日は、「みんなの前で話すこと」についてお話をします。

○ みなさんがみんなの前で話すのは、授業で自分の考えを発表するとき、朝の会や帰りの会で日直さんが話をするクラスもありますね。高学年になると委員会の仕事で全校の前で話すこともあります。
  みなさんの中には、みんなの前で話すことが得意で楽しいと感じる人もいるでしょう。また、その逆に、ドキドキするから苦手だと感じる人もいるでしょう。

○ 私が、先生になって初めて朝礼台の上で話をした時のことです。
  時間になって子供たちが校庭にならんでいる時に、一人の6年生の男の子が「先生、緊張して足がふるえちゃうんじゃないですか?」と冗談で言ってきました。私は、「そんなことないよ。」と言ったのですが、実はその時、緊張して足がふるえていたんです。
  初めて朝礼台の上で話をした時には緊張して足がふるえていた私も、今ではこうしてみなさんの前で話すのが楽しいと感じるようになりました。
  どうして、緊張しないで楽しく話せるようになったのでしょうか。

○ みんなの前で話すのが得意になるには、2つのことが大切だと思います。
  一つは、『何回もみんなの前で話して慣れること』です。
  苦手だからといって、みんなの前で話そうとしないと得意にはなれません。ちょっとぐらい間違えても大丈夫です。どんどん話をしているうちにいつの間にか緊張しなくなっているでしょう。
  もう一つは、『中身をしっかりと考えること』です。話す中身が決まっていなかったりまとまっていなかったりすると、何を話したらよいかわからなくなって困ってしまいます。

○ 聞いている人に伝えたい中身をしっかりと考えて、何回も何回もみんなの前で話すことで、みんなの前で話すのが楽しいと感じるようになっていってほしいと思います。

平成29年10月23日(月)
「 楽しく音楽に取組んでもらいたいというお気持ちに感謝
〜 楽器の寄贈式 〜 」

○ この週末は、飯塚幼稚園の運動会、選挙とありました。今日も台風で心配しましたが、こうして無事に登校してきてよかったです。引き続き気を付けながら安全に一日を過ごしてほしいと思います。

○ さて、今日はお客様に来ていただいています。
  こちらの方は、菊永健吾(きくなが けんご)さんです。『子供たちに笑顔と音楽を』というキャッチフレーズで、金町近郊の小学校へ楽器をプレゼントしてくれる活動の会の代表をされています。実は、飯塚小学校の卒業生で、みなさんの大先輩でもあります。音楽室の前の卒業生の写真の中に菊永さんも写ってらっしゃるそうです。

○ この度、飯塚小学校の子供たちにも楽しく音楽に取組んでもらいたいというお気持ちから、たくさんの楽器をプレゼントしていただくことになりました。今日は、お話をしていただいてから6年生の代表の人に渡していただきます。
  それでは、菊永健吾さんよろしくお願いします。
 <菊永さんのお話>
 「金町近くのお店でTシャツを売ったお金で学校に楽器をプレゼントしています。子供たちに音楽を楽しんでもらいたいという気持ちから始めました。これからも続けていきたいと思いますのでまたお会いすることもあるかと思います。プレゼントした楽器で音楽に触れて楽しんでいってください。」

○ 今年は、音楽会もあるので、早速いただいた楽器も使わせていただきましょう。御都合がつけば、ぜひ菊永さんにも音楽会に来ていただいて頑張って発表する姿を見ていただきたいですね。

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平成29年10月16日(月)
「 学習する習慣(クセ)が身に付いているか確かめよう
〜家庭学習推進ウィーク・チャレンジ検定〜 」

○ 今日のお話の前に、先週の水曜日の6年生陸上競技大会のことをお話しします。先週の全校朝会でみなさんに応援をしてもらった6年生が、奥戸の陸上競技場で頑張ってきました。
  かっこよかったのは、おそろいのユニフォームTシャツだけではありません。6年生のみなさんが一生懸命自分の出番でがんばったり友達を応援したりする姿はとても立派でした。素晴らしかった6年生に拍手を送りましょう。 
  水泳記録会の時には5年生をほめましたが、飯塚小学校は5年生も6年生もしっかりとがんばるので良い学校なのですね。

○ さて、今日は勉強についてのお話です。
  今週の金曜日からの1週間は、2学期の「家庭学習推進ウィーク」です。1学期と同じようにおうちでの生活や学習をカードに記録して、おうちの人と一緒に振り返ってみます。
  1学期の時に、みなさんの記録カードを見ました。とても感心したのは、学習時間などを記録した上で、自分のおうちでの生活をしっかりと振り返っていることです。そして、みなさんのおうちの人もコメントを書いてくれていました。ですから、今回2学期の家庭学習推進ウィークを始めるにあたっては、ぜひとも1学期の自分の振り返りやおうちの人のコメントをよく見てから、めあてを立ててみてください。

○ 11月に入ると、1年生は国語と算数の、2年生以上は算数のチャレンジ検定があります。
  6月の国語の時と同じように、1回目の検定で合格できるよう、今回の家庭学習推進ウィークもじょうずに使って頑張っていきましょう。

平成29年10月10日(火)
「 飯塚小代表! 〜6年連合陸上競技大会壮行会〜 」

○ 昨日は体育の日で、奥戸の陸上競技場では葛飾区全体の運動会であるかつしかスポーツフェスティバルが開かれました。飯塚小学校は、幸田小学校・葛美中学校とともに西水元というチームです。4〜6年生の代表の選手が親子リレーで頑張って走ってきてくれました。
 そして、今日と明日は、同じ陸上競技場で第5回葛飾区立小学校連合陸上競技大会が開かれます。飯塚小学校の6年生は明日11日(水)に出場します。今日はその6年生をみんなで応援する気持ちで送り出す壮行会を行います。

○ 先週の全校朝会でいただいたピカピカの飯塚小学校ユニフォームTシャツを、6年生の皆さんが着て並んでいます。とてもかっこいいですね。6年生が、ここのところ体育の学習の時間や朝の始業前の時間に陸上競技大会に向けた練習をとてもよく頑張っていたのをみなさんも知っていることでしょう。
  陸上競技がもともと得意だという人も、中にはあまり得意ではないという人もいます。しかし、自分の全力を出し切ろうと頑張ってきた6年生の姿はとても素晴らしかったですし、みなさんもぜひ見習ってください。

○ そして、6年生のみなさんは、飯塚小学校の1〜5年生が応援する気持ちだけでなく、そのユニフォームTシャツに込められた多くの方の応援する思いを受け止めて、全力を尽くしてきてほしいと思います。
  それでは選手の紹介からしてもらいますので、1〜5年生は6年生の方を向いて座りましょう。

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平成29年9月25日(月)
「 飯塚小学校53歳おめでとう! 」

○ 来週10月2日(月)は、開校記念日で学校に登校しないお休みの日になります。飯塚小学校53歳のお誕生日です。
  飯塚小学校が生まれたのは53年前の昭和39年です。今度2020年に東京オリンピックパラリンピックが開かれますが、前に東京でオリンピックが開かれた年でもあります。

○ 今も金町の駅の方にある原田小学校から分かれて水元小学校の一部と合わさって飯塚小が生まれたのですが、さて、その時の子供の数は何人だったと思いますか?次の3つから選んでください。
  ? 今の3年生と同じくらいの 79人
  ? 今の飯塚小と同じくらいの 409人
  ? 今の飯塚小の倍よりも多い1106人
  正解は、?の409人です。今の飯塚小の子供の数は418人ですから、ほとんど同じぐらいの子供がいたんですね。
  そして、どんどん人数が増えて8年後の昭和47年には1106人になりました。その後、清掃工場の北側に幸田小学校ができて158人が転校してからは少しずつ人数が減って今の400人ぐらいになっています。

○ この1週間、飯塚小学校が生まれてから53歳を迎えるまでのことを調べました。いろいろなことが分かりました。
  私は第17代といって17人目の校長先生ですが、一番最初の松永正敏校長先生が、校歌の歌詞を作られたこと。その校歌をお披露目する式が雨で中止になったこと。体育館ができたのが3年後なので雨が降ってしまったらできなかったんですね。また、もともとまわりは田んぼだったので、雨が降るとそのあと晴れても長靴が埋ってしまうほどぐちゃぐちゃになったこと。
  まだまだ、分かったことがたくさんありますのでまたの機会にお話ししたいと思いますし、まだ分からないこともたくさんあるので、これからも調べてみたいと思います。

○ 最後にもう一問問題を出して終わりにします。
  飯塚小学校が生まれた2月22日に、先程話した初代松永正敏校長先生の『努力』という字を石に彫って大きな記念碑を作りました。それは、今でもどこかにあるのですが、さて、どこにあるでしょうか?
  私は、探すのに30分くらいかかりましたが、見つけてみてください。

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平成29年9月19日(火)
「 4つの「あ」をがんばりましょう 〜その2〜 」

○ 今日は、4つの「あ」のお話の2回目をします。
  前回は、3つめの「あ」である。「あ」んぜんについてお話ししました。先週の目標も廊下を正しく歩こうということでしたが、どうでしょうか?
  2学期になってから、一度も廊下を走ることなく安全に歩いている人、手を挙げましょう。
  素晴らしいですね。でも、全員の手が挙がらないといけません。次回の全校朝会で同じように今週一度も廊下や階段を走らずに正しく歩けたか質問をします。意識して一週間を過ごしてみてください。

○ 今日お話しする4つめの「あ」は、「あ」としまつです。
  「あ」とかたづけと言った方がわかりやすいでしょうか。使った場所などをきちんと片づけるということから、物事の最後までしっかり考えてできるとよいのではないかと思います。
  先日の3年生の社会科見学でのことです。上千葉砂原公園でお弁当を食べた後に、先生の指示でその広場全体のゴミ拾いをしました。自分はゴミを落としていない!ということではなく使った場所をきちんと片付けるというのはとても良いことだと思いました。また、郷土と天文の博物館では、昔遊びのコーナーをみんなで入れ代わり立ち代わりに楽しんだのですが、最後にいた人たちがしっかりと片付けをしていました。
  6年2組の理科の学習を見た時にはこんなこともありました。学習の終わりに消しゴムのカスを集めてゴミ箱に捨てていました。バーッと床に払ってしまうのではなくて、きちんとあとしまつする姿はとても立派でした。理科室が汚れずに済むなぁと思いました。
  「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもあります。自分はもういなくなるからいいや、自分はもう使わないからいいやというのではなく、次に使う人のことも考えられる人になりたいですね。

○ 「あ」いさつ・「あ」つまり・「あ」んぜん・「あ」としまつ の4つの「あ」。毎日の学校生活の中において、そして、学校外で学習をするときにも気を付けていきましょう。

平成29年9月11日(月)
「 フルパワーとパワーゼロ 」

○ 新学期が始まった先週は、土曜日の葛飾教育の日までありましたが、落ち着いてよく頑張っていました。今日は、予定を変えて『 フルパワーとパワーゼロ 』というお話をします。

○ 先週の金曜日に5年生の水泳記録会がありました。飯塚小学校のプールには、原田小・花の木小の人が来ましたが、葛飾区内全部の5年生が練習の成果を発揮して頑張りました。
  飯塚小の5年生、とても素晴らしかったです。これまで練習を頑張ってきたことも、記録会で自分の力を出し切ろうと精一杯頑張ったのも素晴らしかったのですが、何よりも素晴らしかったのは学年全体でフルパワーで盛り上がったことです。

○ みんなで盛り上がるときにはフルパワーを出せる。そして、落ち着いてパワーをゼロにするときにはゼロにできる。そんなコントロールができることがとても大切なのではないかと思います。
 一番よくないのは、フルパワーを出すときに全力を出せずゴチャゴチャして、パワーをゼロにすべき時にゼロにできずにゴチャゴチャしてることです。
 水泳記録会の時の5年生のように、パワーをうまくコントロールして、時にはおおいに盛り上がれるようになりたいと思います。

○ 次回は、4つめの「あ」である「あ」としまつについてお話しします。

平成29年9月4日(月)
「 4つの「あ」をがんばりましょう 〜その1〜 」

○ 土日でひと息ついて、今日から本格的に2学期がスタートします。みなさんの心も体も夏休みから新学期に切り替わったことと思います。
  今週と来週の全校朝会では、2学期に全校で特に頑張っていくこと4つの「あ」についてお話しします。

○ 1つ目の「あ」は、みなさんが1学期に、よく頑張った「あ」いさつの「あ」です。
  今日も東門のところで上手にあいさつができていました。2学期も引き続き頑張っていきたいと思います。
  2つ目の「あ」も、1学期に何度か話したのですが「あ」つまりの「あ」です。
  全校で集まる時、学年で集まる時、先に来た人が静かに待っていて、後から来た人も静かに集まるととてもよい集まり方ができました。先日の始業式の時の集まり方もとても上手で素晴らしかったです。2学期も引き続き頑張っていきましょう。

○ 今日お話しする3つめの「あ」は、「あ」んぜんの「あ」です。
  校舎内を移動するとき、教室内で過ごすとき、校庭で過ごすとき、学校生活ではいろいろな場面がありますが、その時その時の「安全」を考えて行動していきたいと思います。
  特に、廊下の安全な歩き方については、今はあまり上手でない人もいます。
  廊下を走ってはいけないこと、それはどうしてかもわかっているけど「ついうっかり」とか「これぐらいいいかな」と走ってしまうことがあります。『お・か・し・も』とあるように火事や地震が起きた時でさえ廊下は走ってはいけないのです。
  一人一人が安全のために廊下を正しく歩こうと考えて行動すると、誰一人廊下を走らない安全な学校に今すぐになることができます。がんばっていきましょう。

○ 次回は、4つめの「あ」についてお話をします。

平成29年7月18日(火)
「 本物に触れる体験を大切にしたい 2 」

○ 先週は、ホタルが光るところを生まれて初めて見たお話から、本物に触れる感動を大切にしてほしい、そのような体験をたくさんしてほしいというお話をしました。
  景色の他に、音楽や狂言などのことを紹介したのですが、お話をしていて私が小学生の頃に本物を見てすごいなぁと思ったことを思い出しました。

○ 私は、小学生の頃は野球が好きで、チームには入っていなかったのですが、学校から帰ると毎日のように近くの神社に集まった友達で野球をしていました。また、毎晩のようにプロ野球中継をテレビで見ていました。
  3年生の頃だったでしょうか、東京ドームになる前の後楽園球場にお父さんに初めてプロ野球を見に連れて行ってもらいました。プロ野球選手のマネをして投げる自分たちの『剛速球』はポワーンと山なりの球なのに、プロ野球選手が投げる球がビューッとまっすぐ飛んでくるのがものすごくてとても驚きました。テレビではよく見ていたのに、目の前でプロの選手が投げる球はすごかったです。ピッチャーが投げる球もすごかったのですが、内野手が一塁に投げる球が本当にまっすぐで、きれいだなぁと思うほどでした。

○ 景色や音楽、そしてスポーツ、まだまだ本物のすごさはたくさんあると思います。その素晴らしさにたくさん触れて、すごいなぁと感動したいですね。

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平成29年7月10日(月)
「 本物に触れる体験を大切にしたい 」

○ ホタルが光るところを実際に見たことがある人はいますか?
  私は、子供の頃には見たことがなくて、大人になり先生となってから初めてホタルが光るところを見ました。
  長野県木島平(きじまだいら)村というところに先生の勉強をするために行った時のことです。ホタルを見ることのできる沢に連れて行ってもらい、橋の上から真っ暗な沢の方をじいっと見ていました。しばらく何も起こらないので、ここにはホタルはいないのかなぁと思ったその時です。一つ二つと青白い光を放ったと思ったら、それが合図だったかのように、いつの間にかふわっと沢全体でホタルの青白い光が見えたのです。その素晴らしさに、とても感動をして、声を出すこともできず、しばらくだまってその景色に見とれていました。

○ 今は、便利な世の中になったので、ホタルがきれいに光るところをテレビなどの映像で見ることができます。でも、あの時、あの沢で見たホタルが光る本物の景色の感動は、映像では味わえないものだと思います。

○ 本物の素晴らしさは、景色だけではありません。
  1学期にかつしかシンフォニーヒルズで、5年生は本物のオーケストラの演奏を、6年生は本物の狂言を見て、素晴らしさを肌で感じることができました。
  本物に触れる体験やその時の感動をみなさんにはたくさん味わってほしいと思います。もしかしたらこの夏休みにそのような体験をする人もいるかもしれません。本物を見たり聞いたりして感動した体験をしたら、ぜひお話をしに来てください。

平成29年7月3日(月)
「 一人一人が安心して学校生活を送るために 」

○ 7月に入り、1学期も残り2週間と少しになりました。
  先週は、1学期のうちにもうひとがんばりという話をしました。今週はいよいよ夏本番の暑さとなるようですが、負けずにがんばりましょう。

○ さて、今日は「一人一人が安心して学校生活を送るために」というお話をします。   6月は「ふれあい月間」ということで、みなさんが安心して毎日の生活を送るための取組をしてきました。6年生によるあいさつ運動。道徳授業地区公開講座。個人面談。今週末にはセーフティ教室も予定されています。5年生は、スクールカウンセラーの石坂先生と全員が面接をしてきています。   そして、学校生活でいやな思いをしていたり困ったりしていないかをたずねるアンケートを全校で書いてもらいました。自分がいやな思いをしていたり誰かが困ったりしていたことは担任の先生がくわしく話を聞いてくれたと思います。私も副校長先生も、みなさんのアンケートを見て、いやな思いをしている子や何か困っている子がいないか確かめています。

○ 私は、「毎日が楽しい、明日も安心して学校に行ける。」と思える飯塚小学校にしたいと思っています。それも、飯塚小学校の子供417人みんなにとって安心な学校にしたいです。416人にとって楽しい学校でも1人にとって「楽しくない行くのがいやな学校」だったら、それは残念なことです。
  それには、まずはみなさんが自分のことを大切にすることです。そして、自分以外の人を大切にすることです。
  友達と自分とで違うことが結構あります。自分ならたいしたことなくても友達にとってはすごくいやなこともあります。だから、やさしくするだけでなく、この人はどう思うのかなとかどんな考えでそうしているのかなって考えることが大切です。そして、わざわざ嫌がるんじゃないかなと思えることをするのではなくて、きっとうれしいだろうな楽しいだろうなって思う言葉を言ってあげたり喜ぶことをしてあげたりするとよいですね。

平成29年6月26日(月)
「 1学期のうちにがんばること 」

○ 先週は「いろいろな人にあいさつができる人になろう」というお話をしました。交通誘導員さんにあいさつをしようと感想に書いてくれている人がいて、それはよいことだなぁと思いました。

○ さて、今日は「1学期のうちにがんばること」というお話をします。   気付いたら6月ももうおしまいで、7月に入ります。4月に始まった1学期もあと3週間とちょっとになりました。この3週間ちょっとをなんとなく過ごしても1学期は終わってしまいます。でも、3週間ちょっとあればもうひとがんばりできます。終業式の前の日に1学期にやり残したことをがんばろうと思っても1日しかなくてもう手遅れですが、3週間ちょっとあれば1つでも2つでも力を伸ばすことができるのです。

○ では、何をがんばるとよいでしょうか?
 まずは、4月のはじめに考えた自分のめあてを振り返ってみましょう。そして、できていることともう少しのことを考えてみるとよいです。もし、もう少しのことがあったら残りの3週間で一番にがんばってみましょう
。  次に、4月からこれまでに学習した中身で完璧になっていないことがあるかどうか振り返ってみましょう。学習は中身だけでなく、取り組み方も大切です。教室にはってある『飯塚っ子学習スタイル』はすべてできているでしょうか。教室に戻ったらぜひ一つ一つできているか確かめてみてください。
 さらに、学習だけではなく、学校での生活についてもこの機会に振り返ってみることが大切です。『みんなで守ろう飯塚小学校のきまり』には、登校や下校・遊びについてなど大切なことが書かれています。この機会にもう一度クラスで全部読んでみて、もう少しのところがもしあったら残り3週間ちょっとで挽回(ばんかい)しましょう。

○ 実は、私にも1学期のめあてがあるのですが、まだ35点ぐらいしかできていないので、みなさんに負けないように残り3週間ちょっとで頑張ろうと思います。

平成29年6月19日(月)
「 いろいろな人にあいさつができる人になろう 」

○ 先週は、月曜から水曜まで6年生と日光移動教室に行ってきました。6年生は、集団で行動する上で大切なことに気を付けながら、いろいろな体験学習に取組んできました。小学校生活のよい思い出にもなったことと思います。
  また、おとといの土曜日には、太鼓クラブから7名が葛飾菖蒲まつりに参加し、水元公園のステージで太鼓の演奏を披露しました。とても立派でした。

○ さて、今日は「あいさつ」について私が発見したことをお話しします。
  私は、毎朝正門と東門に交替で立って登校してくるみなさんとあいさつをしています。もしかしたら気付いている人もいるかもしれませんが、実は飯塚小の子だけでなく、門の前を通る町の人にもあいさつをしているんです。
  4月の初め、私から先に「おはようございます。」とあいさつをすると、どうなると思いますか?
  たいていの人は「えっ?」って驚いてから「おはようございます。」と返してくれます。まさか、自分にあいさつをされるとは思っていなかったのだと思います。次の時にも、私から「おはようございます。」と言うと、「おはようございます。」とあいさつを返してくれます。それを続けていると、お互いに名前もわからないのですが、あいさつを交わすのが当たり前になってきます。

○ みなさんは、4月からあいさつがしっかりできることに取り組んできました。飯塚小の先生方、友達と声に出してしっかりとあいさつできる子が本当に増えてきました。
 今は、不審者のこともあるので、学校外で一人でいるときに知らない人にあいさつをするのはあまりよくないかもしれません。でも、おうちの人・学校でお仕事をしている大人・友達はもちろんですが、近所の顔見知りの人・学校に来ているお客さんや保護者の人などには、はっきりとした声で、きちんとあいさつできる子になっていってほしいと思います。
 初めは少し勇気が必要かもしれませんが、『あっという間に「とても」よい子に』なれます。ぜひとも、がんばってみてください。

平成29年6月5日(月)
「 チャレンジ検定一発合格に向けてがんばろう 」

○ 先週は家庭学習推進ウィークに合わせて「おうちでも毎日学習に取り組む習慣(クセ)をつけよう」というお話をしました。みなさんがどれぐらい頑張ったか、私も全員の家庭学習カードを見たいと思います。
○ さて、今日は、「チャレンジ検定一発合格に向けてがんばろう」というお話をします。
  これは、昨年の11月に葛飾区の塩澤教育長先生からいただいた「平成28年度チャレンジ検定全校児童合格達成」の賞状です。去年の1〜6年生全員が国語と算数のチャレンジ検定に合格して素晴らしい!よく頑張りました!という内容が書いてあります。今年も、2週間後の6月19日から2〜6年生が国語の検定に、11月6日から1年生の国語と全学年の算数の検定にチャレンジします。
  今年の飯塚小学校のチャレンジ検定の目標は、2つあります。
 1 昨年度に続いて、全員が合格するまでがんばる。
 2 なるべく1発で合格するようにがんばる。
  の2つです。

○ この2つの目標を達成するためには、ちょっと気合を入れてがんばらなければなりません。がんばったらがんばった分だけ力がつきますので、授業の中でのちょっとした時間や家庭学習で取組んでいきましょう。国語が得意な人は、合格の80点と言わず、100点満点を目指してがんばってみましょう。

○ 実は5年生の人は、もう一つがんばることがあります。
  7月6日、ちょうど1ヶ月後に東京都全部の5年生が国語・社会・算数・理科の学力調査にチャレンジします。5年生の人は飯塚小学校代表としてこちらの準備にも取り組みます。ということで、5年生の人は、国語だけでなく他の教科も『ソーラン愛パワー』で頑張っていってほしいと思います。

平成29年5月29日(月)
「 おうちでも毎日学習に取り組む習慣(クセ)をつけよう 」

○ 運動会の合間にみなさんは勉強もよく頑張っていました。この間、2〜6年生が取組んだ東京ベーシックドリル診断シートAという算数のテストの結果を見ました。どの学年も全問正解や間違いが一つ二つだった人がとても多くて、よく頑張ったなぁと感心しました。

○ さて、今日はおうちでの勉強についてのお話です。
  学校でしっかり勉強するからおうちでは勉強しなくても…と思わなくもないですが、実は学校でしっかり勉強している人ほどおうちでも勉強しているみたいです。
  おうちでの生活も、食事をとったりお風呂に入ったりゆっくりと家族で話をしたりと大切な時間はたくさんあります。そして、早く寝ることも大切ですからうっかりすると学習する時間を忘れてしまうかもしれません。ものすごくたくさん勉強しなくても、おうちで机に向かうクセをつけることは、これからいろいろなことを学んでいくみなさんにとって、とても大切なことです。でも、1年生と6年生では机に向かう時間は同じではないですよね。そこで、飯塚小学校ではおうちで学習に取り組む時間のめやすを決めています。

「 学年×10分(1年…10分、2年…20分、3年…30分、4年…40分、5年…50分、6年…60分)です。 」

○ どうでしょう?毎日できているとはっきりわかる人もいれば、どれぐらいできているかわからない人もいると思います。
  今日から土曜日までの1週間「家庭学習推進ウィーク」として、おうちでの生活や学習をカードに記録して、おうちの人と一緒に振り返ってみてください。そして、この1週間だけでなく、そのあともおうちで学習する習慣(クセ)が身に付くといいなぁと思います。

平成29年5月23日(火)
「 あっという間によい子になれる方法 〜6年生が考えた「よい子になれる方法」〜 」

○ 運動会が終わり、気付くと1学期も後半に入りました。
  4月には、3回にわたって『あっという間によい子になれる方法』のお話をしました。あいさつ・名前を丁寧に書くこと・はきものをそろえること、どれもちょっとがんばればできることですが、続けているでしょうか。先日、5・6年生の靴箱を見たときに、靴がきちんとそろえられていてとても素晴らしいと思いました。
  さて、今日は前にお話しした通り、6年生のみなさんが考えてくれた『よい子になれる方法』を紹介します。

○ 6年生のみなさんは、飯塚小学校をもっと良い学校にしていこうと、知恵をしぼってよいアイデアをたくさん書いてくれました。大きく分けると「自分自身がちょっとがんばること」と「ひとと関わることでちょっと気を付けたりがんばったりすること」の二つに分けられます。
 「自分自身ががんばること」では、
  1組のAさんBさんCさんDさん、2組のEさんが、『しっかりと話を聞く』ということを書いてくれました。なるほど、まずは話をきちんと聞くといろいろなことがわかるし、それをもとに考えることもできますね。
  2組のFさんが書いてくれた『机をそろえる』もとてもよいなぁと思いました。確かに机をそろえるのはちょっとしたことですが、これをきちんとすると学習にも落ち着いて取組めそうですし、素晴らしいクラスにもなれそうです。
  1組のGさんが書いてくれた『行動する前に正しいかどうかちょっと考える』もなるほどと思いました。ちょっとしたことがケンカやケガにつながるので、ちょっと考えてストップをかけるといろいろなトラブルを防げるということです。ちょっと考えるっていうのがポイントですね。
 「ひとと関わること」では、
  1組のHさん、2組のIさんが書いてくれた『「ありがとう」「ごめんね」「おつかれさま」を言う』というのがいいですね。ちょっとした一言を伝えられる人は『よい子』というより『ステキな人』ですね。私もそんなステキな人になりたいと思います。
  2組のJさんが書いてくれた『みんなの名前をできるだけ覚える』もいいなぁと思いました。縦割り班の活動も始まりますが、自分のクラス以外の友達の名前もたくさん覚えて、名前で呼んであげるともっと良い学校になっていきそうです。

○ まだまだたくさんよいアイデアがあって、いますべてを紹介できないので各学年の掲示板に6年生が考えてくれたアイデアを掲示してあります。どれも素晴らしいアイデアですから、よく読んで、できることから取組んでみてください。

平成29年5月15日(月)
「思い出に残る運動会にしよう」

○ 今度の土曜日はいよいよ待ちに待った運動会です。
  先週は「運動会を成功させよう」というお話をしましたが、自分の出番に向けての練習だけでなく、全校でがんばるところもよく頑張ってきました。

○ さて、今日は、「思い出に残る運動会にしよう」というお話をします。
 私は、東京都の西の方にある立川市に生まれ育ちました。私が通っていた立川市立第八小学校は、今では飯塚小学校と同じで各学年2クラスぐらいで
すが、私が通っているころは各学年5組まであって、全校で1200人も子供がいる人数の多い学校でした。
 私が小学生の時の運動会で心に残っていることが2つあります。
 1つは、1・2年生の時にリレーの選手になれなくて残念だったことです。5組まであるのでリレーの選手は、クラスの中で男女1人ずつでした。同じクラスに山川くんという走るのが速い子がいたので、私は1年生の時も2年生の時も補欠の選手でした。運動会本番のリレーに出たかった気持ちもありましたが、山川君ががんばって走る姿を一生懸命応援したことがよい思い出になっています。
 もう1つは、6年生の時のことです。白組の応援団長に選ばれました。運動会当日の応援合戦では、エールの交換のために朝礼台の上で赤組応援団長の今井君と赤白の応援旗を交換したのですが、すごく緊張してドキドキしたことなどをとてもよく覚えています。

○ 今年の運動会、1年生にとっては小学校で最初の運動会、6年生にとっては最後の運動会です。他の学年の人にとっても、今年の運動会は今回しかありません。
 運動会当日に全力を出し切って、ずっと心に残る運動会にしてほしいと思います。そのためにも運動会に向けた最後の一週間を頑張っていきましょう。

平成29年5月8日(月)
「運動会を成功させよう」

○ ゴールデンウィークが終わり、暦の上でも夏になりましたが、本当に夏らしい日が続くようになってきました。
今日は、6年生のみなさんが考えてくれた『よい子になれる方法』を紹介する予定でしたが、変更して「運動会を成功させよう」というお話をします。

○ 運動会に向けてみなさんはしっかりと練習に取組んできています。それぞれの学年の競技の練習、リレー・応援団の人は、給食準備中や朝の時間を使って一生懸命練習に取組んできました。金管クラブの人も朝頑張って練習をしています。また、6年生の中には、運動会の特別な係の仕事をする人もいて、この後の全校練習でも活躍してくれると思いますが、準備をしっかりとしてくれていました。
 運動会を成功させようと頑張っている姿は素晴らしいです。

○ 運動会を成功させるのに自分の出番だけ頑張っていればよいでしょうか。
 自分の出る種目を頑張ること、それに向けてしっかりと練習に取り組むことも大切です。それ以外にも、ほかの人ががんばっているのを応援したり、全校でがんばるところをしっかりとやり遂げることも大切です。
 今日の全校練習でも、もしかしたら少し暑くて力が出ないかもしれないと思うこともあるかもしれませんが、運動会の成功に向けて頑張っていきましょう。

○ 来週の全校朝会では、私が小学生の時の運動会の思い出をいくつかお話しします。

平成29年4月24日(月)
「あっという間によい子になれる方法(その3)〜はきものをそろえる〜」

○ 先週は、あっという間によい子になれる方法(その2)として、自分の名前をていねいに書くことを話しました。
 みなさんがどのように名前を書いているか授業中見てみました。今までは、あまり丁寧に書いていなかったけど、しっかり書こうとする人が多くてうれしかったです。中には一度書いたけど、先生に言われたわけでもないのに自分で気付いて丁寧に書き直している人がいて素晴らしいと思いました。
 名前を丁寧に書くのは、ちょっとしたことですが、気を付けると気を付けないのでは大きな違いがあります。ぜひ続けてみてください。

○ さて、今日は、あっという間によい子になれる方法(その3)として、『履物をそろえる』ことについてお話をします。
 飯塚小学校の靴箱には、『クツはそろえて おくまで入れましょう!』と書かれているのを知っているでしょうか?靴箱の奥にトンと入れてから、かかとが、きちんとくっついているのを確かめるほんのちょっとしたことでしっかりとそろいます。
 小さい学年の人は、両手で履物を入れないとそろわないかもしれません。大きな学年の人は、片手のチョキで入れられるかもしれません。どちらにしても1秒か2秒のあっという間に靴はそろえられます。履物をそろえるのは、まさしくほんのちょっと頑張ることです。ものすごく頑張ることではありません。そしてそのちょっとができる人は、履物をそろえる以外にも丁寧に行動することができます。さっそくこの後教室に戻る時から取組んでみましょう。

○ 来週の全校朝会では、副校長の?見先生がお話をしてくださいます。  そして、その次の週は、6年生の人たちが考えてくれた「あっという間によい子になれる方法」をみなさんに紹介する予定です。お楽しみに。

平成29年4月17日(月)
「あっという間によい子になれる方法(その2)〜自分の名前をていねいに書く〜」

○ 先週は、あっという間によい子になれる方法(その1)として、あいさつのことを話しました。
 先週一週間のみなさんのあいさつは、とても上手になりました。声をしっかり出して、中にはおじぎをしてあいさつすることができていた子もいました。先週あいさつをがんばった人はぜひ続けてみてください。まだもうちょっとだったと思う人は、今日からがんばってみましょう。ものすごく頑張らなくていいです。ちょっと頑張ることが大切です。

○ 2回目の今日は、勉強についてのあっという間によい子になれる方法です。
 それは、『自分の名前を丁寧に書くこと』です。
 学習のプリントやテストなどみなさんが自分の名前を書くことがあります。先週、みなさんが書いているのを見ると、しっかり丁寧に書いている人もいますが、急ぐ気持ちもあって雑に書いてしまっている人もいました。
 私が、担任の先生をしていた時には、名前を丁寧に書いている人には花丸を付けて10000点をあげていました。名前を丁寧に書くということは、その学習に丁寧に取り組もうとすることです。名前を丁寧に書くだけで、落ち着いて取り組めるようになって勉強もどんどんわかるようになります。美しい字が書けなくても丁寧な字は誰にでも書けます。
 また、あなたの名前は、あなたが生まれた時に、おうちの人が願いをこめて付けてくれたものです。生きていく上で一番大切にしなくてはならないものですから、なおのこと丁寧に書かなくてはなりません。

○ さっそく今日から自分の名前を丁寧に書いてみましょう。 それだけで、あなたはあっという間によい子になれます。丁寧に書いてみないといつまで変わりません。ものすごく頑張る必要はありませんが、ちょっと頑張ることは大切です。

平成29年4月10日(月)
「あっという間によい子になれる方法(その1)〜あいさつ〜」

○ 新年度が始まって2週目に入りました。それぞれの学級では、自己紹介をしたり自分のめあてを立てて発表したり学級目標を立てたり新しい学級での係活動を決めたりと、よいスタートが切れているようです。
 今日から何回か「あっという間によい子になれる方法」についてお話をします。「そんなに簡単によい子になれるのかなぁ。」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。私が教える秘訣をちょっとがんばってみてください。何もがんばらないとなかなか力がつきません。かと言ってものすごくがんばるのはなかなか長続きしません。ちょっとがんばってみることがあっという間によい子になれるコツです。

○ 1回目の今日は「あいさつ」についてお話をします。
 始業式の日から、毎朝、門のところでみなさんとあいさつをしていますが、飯塚小学校は、朝のあいさつがよくできる子が多いなぁと感心しています。また、廊下ですれ違った時にも進んであいさつができる子がいます。入学式で6年生の○○さんが、「6年生のあいさつをお手本にしてください。」ということを話していて素晴らしいなと思いました。やはり声に出してあいさつができる子は、よい子だなと思います。あいさつができるということは相手のことを大切にすることなので、あいさつを続けているだけでまわりの人から好かれるようになります。
 自分から声に出してあいさつをするのがもう少しだなぁと思う人は、まずはちょっと勇気を出して声を出してあいさつをしてみましょう。ものすごくがんばらなくても大丈夫です。ちょっと勇気を出してみてください。
 もうすでに声を出してあいさつすることができるよという人には、特別に4つのコツを教えます。
 「あ」かるい声であいさつをします。あいさつがもっと良くなります。
 「い」い表情であいさつをします。もっともっと良くなります。
 「さ」きにあいさつをします。もっともっともっと良くなります。
 「つ」づけます。もっともっともっともっと良くなります。

 明日からみなさんのあいさつがどう変わるか楽しみにしています。