学校評議員 志水さんによる幼稚園のおはなし(不定期更新)入園後の様子こんにちは。 北住吉幼稚園HPをお訪ね下さり、ありがとうございます。 新年度が始まり、新しいもも組さんが入園してきました。 今日は、最近のもも組さんの様子をお伝えしたいと思います。 ******************************************** 「もも組さんとおもちさん」 「だるまちゃんとてんぐちゃん」ではありませんよ、「がまくんとかえるくん」でもありません(笑)。もも組さんとおもちさんのお話です。 「おもち」は、幼稚園で飼っている茶色のウサギです。幼稚園には、他に亀の「かめた」と「かめたろう」も、メダカもいます。おもち、かめた、かめたろうは、ほし組さんがお当番でお世話をしています。 もも組さんは、お父さんお母さんから離れて初めての集団生活です。先生たちもお友達も、一つ上のほし組さんも、初めて出会う人がたくさん。まだまだ、緊張が抜けません。お母さんと離れるのが辛くて、朝から泣いてしまうお子さんもいます。 そんなもも組さんは、園ではどう過ごしているのでしょうか。 小さいもも組さんの緊張をほぐすのに、なんとおもちも一役買っています。先生たちは、もも組さんの思いに応えて、ケージに入ったおもちを部屋に運んできます。 ふわふわの柔らかい毛並み。優しい丸い目。ぴくぴくとよく動く鼻。 可愛いおもちはもも組さんに大人気。みんなで取り囲みます。ケージの隙間から草を差し入れると、おもちはぱりぱり音を立てて一心に食べます。 おもちはいつでもどこでも自然体。そりゃ、ウサギさんですからね。 そんなおもちと接していると、離れがたくなってしまうもも組さんもいるほどです。 やるじゃないか おもち! がんばれ おもち! いえいえ、おもちはいつも自然体。そこがいいのです。 *************************************** 「もも組さんとコミュニケーション」 入園したばかりのもも組さんは、まだ4歳です。言葉を話し始めて、まだ2、3年といったところでしょうか。周りの大人やお互いとのコミュニケーションは絶賛練習中です。 コミュニケーションは、言葉だけではありません。 大好きなおもちに草を差し出して、おもちが飛びついて食べてくれたとき。 「食べたぁ!」 もも組さんの一言は、短くシンプルです。しかし、一瞬で笑みに変わる表情や、感動して立ちあがる動作の様子で、全身から「嬉しい!」という気持ちが伝わるんだそうです。 一方で、伝えたいことがあって、たくさんしゃべるもも組さんもいます。一生懸命なんだけど、知っている言葉が限られるので、周りの大人は、一体なんの話かな?? となってしまうことも。 でも、担任の先生は、そんなもも組さんの気持ちを読み取ろうとします。 「それって、こういうことかな?」 と、一旦代弁してあげるのだそうです。すると、「先生が分かってくれた!」と、そのもも組さんは満面の笑みに変わります。 「まだまだ翻訳がいりますね〜」と先生は笑っています。でも、そうやって、先生と子供たちの信頼関係ができていくのですね。 もも組さんのコミュニケーションはまだまだ自分が中心。遊びの中でも、お友達とのやりとりは練習がいります。 同じおもちゃを二人が使いたいとき、お友達の遊びを自分もやってみたいとき、すんなり言葉が出るとは限りません。 「そういう時は、貸して、って言おうか」 「入れて、って言ってみてね」 先生たちは、信頼関係を育てつつ、言葉の面でももも組さんをサポートしていくのです。 進級後の様子こんにちは。 北住吉幼稚園HPをお訪ね下さり、ありがとうございます。 今年度も、ブログを通じて北住吉幼稚園の素敵なところをお伝えいたします。 最近のほし組(五歳児)さん 新年度が始まって、新しく四歳児のもも組さんが入園してきました。 ほし組さんは、「もも組さんを迎える会」の準備の真っ最中です。 迎える会では、一体何をするのでしょう。 内容はすべて子供の発想で、ほし組さんが自分たちで決めるのです(ここがとっても素敵なところ!)。 担任の先生に伺ったところ、 「みんな、どんなことを一緒にしたいかな?」 と問いかけて、それ以上の誘導はしないそうです(ここも素敵なところ!)。 ほし組のみんなの答えはというと、 「一緒に手遊びしたい」 「何か作ってプレゼントしたい」 「(自分がもも組のとき、泣いちゃってほし組さんに優しくしてもらったから)やさしくしてあげたい」 こんな意見が出ているそうです。どれも喜んでもらえそうですね! 少し難しい話になりますが、このプロセスは、本来のアクティブ・ラーニングといえるでしょう。 アクティブ・ラーニングは、Plan-Do-Review 、つまり自分たちで計画し、実行し、振り返る学習方法のことです。この方法は、様々な方面から高い教育効果が認められています。 小学校でも「めあて−学習−振り返り」という似た手法を取り入れていますが、大きく違うのは、幼稚園では、Plan、計画が全く子供に委ねられていることです。ここは大切なところで、学習する側の能動的な参加があるからこそ、アクティブと言えるのですね。 それ故に、迎える会も、単なる行事ではなく、子供たちにとっての素敵な教育であり学習となるのです。 文章はOB保護者の志水が担当しました。 最近のほし組さん ほし組では、最近ピザ屋さんがはやっています。 ピザ屋さんは、ピザを作るだけではありません。配達もしなければならないのです。 おや、誰かが思いついたようです。 配達にはバイクが必要だね。 じゃあ、バイクも作ろう! 配達メンバー二人が、段ボールとガムテープでバイク制作を始めました。 バイク制作は簡単ではありません。何日も続けて取り組みます。 折々に他のお友達も参加しているようです。 うちにバイクあるから知ってるよ。 こんなハンドルが付いてるんだよ。 ここはね、こんな風に曲がってるんだよ。 やっと完成です。 さあ、バイクに乗ってピザの配達に出発です。 ところが、重大な問題が発覚しました。 このバイク、走らないね・・・ 仕方がないので、ハンドルを持ってまたがったまま、何とかジャンプして移動します。 でも、あまりバイクっぽくはありません。 どうしたらいいかなあ。 配達メンバーは、現在思案中です。 その様子を見て、先生は、こっそり車輪のついたおもちゃを持ってきました。 でも、「この車輪を使ってみたら?」とは、言いません(ここが素敵なところ!)。 子供たちが自分で「この車輪を使ってみよう」と気付くかもしれないし、他にもっといい方法を思いつくかもしれません。 大人ができるのは、環境を整えるところまで。 子供たちが自分たちで解決するのを先生は楽しみに待っているのです。 |