「 校 長 室 か ら 」
全校朝会の講話
第3学期 修了式 令和7年3月24日(月)
今年度、飯塚小学校は、開校60周年という大きな節目の年でした。そして、今日は、令和6年度修了式、飯塚小学校一年間の最後の日です。 今、各学年の代表の人に「修了証」を渡しました。この修了証は、 二つの大切な意味があります。 第1は、皆さん一人一人が一年間の勉強を無事に終えることができた、という 「あかし」です。 第2は、4月からは次の学年に進む、という「あかし」です。そういう「あかし」である修了証を、この後、皆さん全員が担任の先生から受け取ります。 皆さんは、4月から一年がたち、心も体も成長しました。これまでも通知表に書かれた皆さんの成長を紹介してきましたが、今日は、飯塚小学校の教育目標の3つの中から、「みんなとともに やりぬく子」について、通知表に書かれていたよさやがんばりをいくつか紹介したいと思います。 この「みんなとともに やりぬく子」ということは、社会の一員として人とのつながりを大切にして、何事も最後までやり抜く子になってほしい」ということです。今学期の通知表の中にも、このことが書かれている子がたくさんいました。それでは、紹介します。 <中略> 皆さんの通知表を見ていると、どの学年の人も、一人一人が1年前にはできなかったことができるようになったり、できていたことがさらにもっとできるようになったりしたことが、良くわかります。家の人とも確認をして、一年間の成長を振り返ってほしいと思います。 そして、この春休みに、新しい学年の目標を立てて、4月の始業式にまた元気に登校しましょう。 最後になりましたが、 明日は、皆さんがこれまで大変お世話になった6年生のお兄さんお姉さんの卒業式です。1年生から4年生の人達は、今日で6年生のお兄さん、お姉さんとお別れです。 そして、お世話になった6年生、そして先生方や主事さん方、お友達にも、お互いに「ありがとうございました」と心を込めてお礼を言いたいと思います。それでは、感謝の気持ちが伝わるように校長先生に続いて、お願いします。「ありがとうございました」 その「ありがとうございました」を、通知表をお家の人に渡すとき、お家の人にも「1年間、ありがとう」と言えると、さらに素晴らしいと思います。 お話を終わります。
全校朝会 3月3日桃の節句 五節句 令和7年3月3日(月)
おはようございます。今日3月3日は何の日でしょうか。そう、「ひな祭り」です。 ひな祭りとは、女の子の健やかな成長と健康を願う、3月3日の「桃の節句」の行事のことです。 「桃の節句」と呼ばれるようになったのは、旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持つと信じられていたことに由来しています。 雛壇は平安貴族の姿を模したものですが、雛人形の始まりのひとつに、平安貴族の子女の遊びとして「ひいな遊び」というのがあります。また雛人形は、昔の人形(ひとがた)や流し雛の風習の通り、お雛様に女の子の厄災を身代わりに引き受けてもらうためだとも言われています。 そんな子どもに災いが降りかからないようにという家族の願いや、人生の幸福が得られるようにという気持ちを込めて、「桃の節句」には雛人形を飾るようになりました。 こうした風習が全国に広まり「桃の節句」「ひな祭り」と呼ばれて定着していきました。 また、日本の風習として、家において代々伝わってきたおひな様を飾り、菱餅、ひなあられ、白酒、散らし寿司、鯛や蛤などの料理を食べていました。ちなみに、ひし餅の色には意味が込められており、桃色は「魔除け」、白色は「清浄」清らかなこと、緑色は「健康」を表しています。 節句とは、「季節の節目に当たる日」を指す言葉です。桃の節句だけでなく、昔は他にも、さまざまな節句がありました。しかし江戸時代に、江戸幕府が5つの節句を公的行事の日と定めたことで、五節句として残ることになったとされています。 五節句とは、1月7日の人日じんじつ(七草の節句)、3月3日の上巳(じょうし/じょうみ)(桃の節句)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽ちょうよう (菊の節句)のことで、5つの季節の節目を祝う日本の伝統行事です。 なかでも3月3日と5月5日は、それぞれ「ひな祭り」「こどもの日」として祝われているため、親しみを感じる人も多いと思います。なお、五節句の日は1月7日を除いて同じ奇数が重なる日です。1月1日の元旦も本来は節句に含まれるべきですが、別格とされています。代わりに、1月7日が節句として取り入れられています。古来から、中国では奇数は縁起の良い数字になっていますが、奇数が重なると逆に不吉な日とされ、もともとは厄払いする日として捉えられていたそうです。その習わしが変化し、無病息災、病気をせず健康であることや子どもの成長などを願って祝い事をする日になりました。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん。節句にも、ちゃんと理由があることが分かったでしょうか。昔からある日本の風習や昔からある願いや思いを知り、今日は何の日だ、わかっているとまた過ごし方も違うかと思います。 これでお話を終わります。
全校朝会 菅原道真 {ENT:#8212}今が勉強する時{ENT:#8212} 令和7年2月25日(月)
おはようございます。雪の影響が心配される地域が多いですが、東京は、この三連休は比較的暖かくて、スポーツやお出かけなど、様々なことに取り組んだのではないでしょうか。 以前、菅原道真という平安時代の貴族で、学問の神様とも言われている人の話をしたことがあります。学問とは、勉強すること、勉強の方法、勉強で得ることができる知識などのことです。 また、その時に「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」 (春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて匂いを届けておくれ。 梅の花よ、主の私がいなくなっても 春を忘れないでおくれ。) という、菅原道真が詠んだ和歌、春の訪れを感じる梅の花に関わることも紹介しました。 今日、2月25日は、その菅原道真の命日、亡くなった日と言われていますので、もう少し詳しく菅原道真についての話をしたいと思います。 菅原道真は845(承和12)年6月、京都の中流貴族の家に生まれます。曽祖父は有名な学者で、祖父は私塾を創設するなど、菅原家は学問に関わる家柄でした。 道真もレベルの高い教育を受けて育ち、5歳のときに和歌を詠むなど、その才能は周囲から神童と呼ばれるほどでした。道真は18歳のとき、現在の大学生に相当する「文章生(もんじょうしょう)」試験に合格します。当時、道真ほど若い年齢で合格した人はおらず、その秀才ぶりがうかがえます。文章生となった道真は、ますます勉学に励み、優秀な成績を残しました。33歳のときには、学者として最高位の「文章博士(もんじょうはかせ)」に任命されています。文章博士は、現在の大学教授と同程度の地位と考えられています。30代前半で大学教授になったと考えれば、大変な速さといえます。 やがて、道真は天皇の信頼を得て、政治家として活躍するようになり、右大臣という職に就任します。貴族とはいえ、一人の学者がここまで出世することは、当時としては異例でした。このため、道真の出世を快く思わない有力貴族も多かったようです。 しかし、あまりに有能であったためライバルに嫉妬され、陰謀によって政治の中心だった京都から九州に左遷されてしまいます。左遷とは、今までより低い役職や能力に見合わない業務に配置転換することです。左遷された道真は、九州の筑前国(現在の福岡県福岡市あたり)にある太宰府という地方行政機関で謹慎し、そのまま都(京都)に戻ることなく失意のうちに2年後に生涯を遂げました。しかし、後に学問や文芸の神様として全国各地で信仰されていきます。 全国各地に「○○天神」「○○天満宮」として、菅原道真をまつった神社がありますが、東京都内にも、亀戸天神や湯島天神が有名です。「学問の神様」ということで、受験シーズンになると、毎年、合格祈願のために多くの人々が訪れます。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、学問は必要です。梅の花が咲くこの時期、しっかりと自分の学年の学習に集中しましょう。今年度も残り一か月余りとなりました。道真の和歌の梅の木が春を忘れないように、学んだことを忘れず、春に花を咲かせ進級・進学できるようにしましょう。 これでお話を終わります。
全校朝会 かつしか郷土かるた 令和7年2月17日(月)
おはようございます。一昨日の2月15日土曜日に「かつしか郷土かるた全区競技大会」が行われました。 「かつしか郷土かるた」は、「葛飾に住む誰もが、いつまでもふるさとに誇りを持ち、愛し続けて欲しい」との願いから生れました。自然や産業、文化・歴史、人物などを選び地域性も考慮しながら平成24年2月に作成されました。 絵札は、世界的な切り絵画家である辰己雅章さんが作成しました。温かみがあり、色彩豊かな芸術性の高い作品でもあります。 かつしか郷土かるた競技大会は、かるたが作成された翌年の平成25年に第1回大会が開かれ、今年は第12回目の大会となります。 飯塚小学校からは、3年生の部、4年生以上の部ともに西水元地区の代表として出場し、それぞれが自分の力をいかんなく発揮しました。3年生の部では、第5位入賞、4年生以上の部では、第3位となりました。 3年生以上の人はわかると思いますが、「かるた」には解説文が一緒に入っています。これは、それぞれの札に関わる由来や現在の状況などが子どもたちにも理解できるように作られました。かつしか郷土かるたを通して、私たちが住む葛飾区のことをもっと知ってほしいと思います。
全校朝会 季節を感じようー二十四節気 令和7年2月3日(月)
おはようございます。2月になりました。昨日は雪が降るかどうかという、寒い日が今週も続きますが、今日2月3日は、暦の上では立春と言います。「立」の漢字は、季節の始まりの時に使われますので、立春は春が始まる日です。昨日節分の豆まきをしたり、恵方巻を食べたりした人もいるかと思いますが、この節分を境に冬から春に変わります。 江戸時代の中期から後期の常陸国、今の茨城県のあたりにあった宍戸藩の藩主、お殿様であった松平頼救(まつだいら よりすけ)という人が、次のようなことを当時の書物に記しています。暦の解説書である『暦便覧』という書物に、立春のことを「春の気立つを以って也(はるのきたつをもってなり)」と記しています。意味は、まだ寒さの厳しい時期ではあるが、立春は、春の気配が立ち始める日であるということです。 以前お話をしたことがありますが、これらを二十四節気といって、今日、2月3日の立春をスタートにして、季節を24に分けて、季節のよさや移り変わりを感じられる言葉で表しています。立春の言葉のほかにも、季節を表す言葉はほかにもたくさんあります。令和7年は、この立春の後に来るのは立夏5月5日、立秋8月7日。立冬11月7日。昨年の立春は2月4日でした。その年によって、日にちは少し変わることがあります。 立夏は、5月5日の子供の日には、夏の気配が、立秋は夏真っ盛りの時期なのに、秋の気配が来ることを示しています。そのほかにも、冬至や春分、夏至、秋分など、季節を表す言葉が24あります。 ほかにもそれぞれの言葉に、それぞれの意味があります。調べてみてもおもおしろいと思います。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、自分で自分の感じる心を磨くということは、みなさんの未来を必ず豊かにしてくれます。日本は、春夏秋冬の4つの季節があり、様々な感覚でそのよさを味わえる国といえます。これから春に向かって、季節のよさや季節の変化を感じてみてください。 これで話を終わります。
全校朝会 なわとびの取組について 令和7年1月20日(月)
おはようございます。先週はの持久走記録会では、一人一人が自分のペースで最後まで走りきる姿は、大変立派でした。今日は、二十四節気の大寒です。大寒は、1年を24等分した二十四節気の最後の暦にあたり、1年の中で最も寒さが厳しいころを意味します。今週は比較的寒くはならないようですので、元気に過ごしてほしいと思います。 そのような寒い時期に最適なのが、縄跳びの運動です。この後、縄跳びの取組ついての動画について見ますので、少し縄跳びについて話したいと思います。 日本では、室町時代(1333年〜1542年)500年以上前の童歌に「縄を跳ぶ」というフレーズがあったことから、遅くとも室町時代には縄を跳ぶということはあったようです。 次の童歌の中には、聞いたことのあるものもあると思います。 ・お嬢さん お入んなさい なわとび歌の定番 ♪さあどうぞ ありがとう また来てね♪ ・郵便屋さん ♪郵便屋さん おはいんなさい はがきが十枚 おちました♪ ・大波小波 おおなみこなみ 長なわとびの歌として定番のわらべうた。 地域によって歌詞に様々なバリエーションが存在する。 ・あがりめ さがりめ なわとび歌『大波小波』の中でも歌われるわらべうた。 ♪ぐるっとまわって猫の目♪ わらべうたは地域性が強く、「わらべうた」でやる縄跳びには、地域によって様々な独自ルールがあります。また、なわとびに関する童歌は、日本の南の地方ではあまり見られず、沖縄の民謡の中には、一つもないようです。東北地方や関東に多くあり、気候条件が関係しているのではないかと言われています。 縄跳びは、跳ぶ脚だけでなく、縄を回す腕など、全身を鍛えることができる運動といわれています。 ジョギングよりも運動強度が高く、時間対効果に優れた運動です。これまでも縄跳びに取り組んできたことと思いますが、これからもそれぞれがめあてをもって取り組んでいってほしいと思います。 それでは、このあと体育委員会の長繩跳びの動画見ましょう。これでお話を終わります。
全校朝会 かつしか郷土かるた西水元地区予選大会 令和7年1月14日(火)
おはようございます。3学期が始まって1週間ほど経ちました。全国的に猛雪が降る週末でしたが、体調に十分気を付けて過ごしてほしいと思います。 さて、一昨日の1月11日土曜日に「かつしか郷土かるた 西水元地区競技大会」が水元総合スポーツセンターで行われました。このかつしか郷土かるたの予選大会に向けては、飯塚小の代表を決める構内予選も行われました。代表にはなれなかったけれど、一生懸命取り組んだ人がたくさんいたと思います。また、代表になった皆さんを応援してくれた人もたくさんいました。 地区大会当日は、白熱した対戦の中に、代表として出場した人、子ども会代表として出場した人、一人一人が真剣なまなざしで、耳を澄まし、札を見つめ取り組む姿は、とても素晴らしかったと思います。 飯塚小代表として出場したチームは、素晴らしい成績をおさめましたので、この後、表彰をして、インタビューをしたいと思います。これでお話を終わります。
第3学期 始業式 令和7年1月8日(水)
みなさん、おはようございます。冬休みも終わり、今日から3学期が始まります。元気に登校したきたみなさんの姿を見ることができて、とてもうれしく思います。 さて、今年は巳年(みどし)です。日本では、それぞれの年が十二支といって、12の動物に当てはめられているということは、昨年も話したと思います。「子ね、丑うし、寅とら、卯う、辰たつ、巳み、午うま、未ひつじ、申さる、酉とり、戌いぬ、亥い」の、巳年は6番目の年になります。 さらに、さらに細かく分けて、十干十二支(十干十二支)でいえば「己巳 きのと・み」の年です。「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味します。 このことから「成長」と「結実」実を結ぶ時期になるといわれています。 令和6年は、飯塚小学校 開校60周年を迎え、様々な行事や取組がありました。令和7年となり、この開校60周年で取り組んできたことや学んだこと、努力してきたことをもとに、笑顔と感謝の気持ちをもって、未来につなげていけるように、そして、これまで取り組んできたことの努力の実が結ぶことができるように、飯塚小学校61年目の第一歩を一人一人歩んでいきましょう。 最後に、いつも話していますが、新学期が始まって、もし、心配なことや、悩むことがあったときは、一人で悩まずに、担任の先生や家の人、近くにいる人に話してください。いつでもみなさんの力になります。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、新しい年、そして3学期のスタートです。一人一人が気持ちを新たに、決意や目標を立てていることと思います。今年も成長していく1年にしていきましょう。 これでお話を終わります。
令和6年12月25日
「 第2学期 終業式 」
おはようございます。2学期の終業式です。今年の2学期は、例年の学習や行事に加えて、60周年記念に関わる行事や取組、60周年記念歌、飯塚小学校お誕生日会、60周年記念植樹、記念集会、バルーンリリース、記念式典など、たくさんありました。もちろん、日ごろの学習や生活の中でも、みなさんのすてきな姿をたくさん見ることができました。 今日は2学期最後の日なので、いつものように、通知表に書かれている、みなさんのよさやがんばりを紹介したいと思います。 2学期は、教育目標の3つの中から、「心ゆたかな じょうぶな子」について、紹介します。 まず「心ゆたかな」にかかわることです。この「心ゆたか」ということは、お互いに尊重し思いやりのある子や自分のよさが分かり、友達のよさも見つけられる子になってほしいということです。 〈中略〉 次に「じょうぶな」にかかわることで書かれていたよさやがんばりです。「じょうぶな」ということは、自ら健康づくりに努力する、心も体も健康であってほしいと思います。それでは、いくつか紹介します。 〈中略〉 これら以外にも、紹介しきれないほど、一人一人のよさ、がんばりが通知表には書かれていました。家の方と通知表をよく読んで、2学期の学習と生活を振り返ってください。そして、新年、3学期に向けて何を頑張るか、その決意をしっかりもってほしいと思います。 さあ、明日からは、冬休みです。1月8日の始業式には、元気な皆さんに会えるのを楽しみにしています。これで、お話を終わります。
令和6年12月23日
「 全校朝会 読書感想文 」
おはようございます。2学期も今日を入れて3日となりました。 今日は、この後に読書感想文の表彰があります。みなさんは、読書月間や朝読書、リーディングバディ、読み聞かせなど、日ごろから、たくさんの読書の機会があります。そして、1学期の終わりから夏休みにかけて、読書感想文を書いています。 では、読書感想文は、何のために書くのでしょうか。それは、 書くことによって考えを深めることができるからです。本を書いた筆者が言いたかったことに思いをめぐらせたり、分からなかったことを解決したりすることができます。また、読んだ本の内容を整理して文章にすることで、読解力や表現力、感じたことを人に伝える力を養うことができます。 それでは、この後表彰ですが、それぞれ、どのような本の読書感想文を書いたのでしょうか。今日、学年代表として入選した人たちが読んだ本は、飯塚小学校の図書室、学習センターにありますので、興味のある人は、ぜひ読んでほしいと思います。 これで、話を終わります。
令和6年12月16日
「 全校朝会 今年の漢字から 」
おはようございます。2学期も残り1週間余りとなりました。 さて、先週、今年1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されました。 テレビやニュースでも流れていたので知っている人も多いかと思います。「今年の漢字」は「金」(キン・かね)の文字が選ばれました。 この「今年の漢字」は、京都市に本部がある「日本漢字能力検定協会」がその年の世相、世の中のありさまを表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれます。 1995年から行われていて30回目となることしは、11月1日から12月9日までに寄せられた22万1900通あまりの応募の中から選ばれました。京都にある清水寺の森清範(もり せいはん) 貫主(かんす)、貫主というのは、この宗派の最高職の僧侶のことです、が大きな和紙に「金」の字を一気に書き上げて発表されました。 この「金」が選ばれたのは、5回目だそうです。「金」の字が選ばれた理由として ・パリオリンピックやパラリンピックに出場したアスリートが数多くの金メダルを獲得したほか、大谷翔平選手が3回目のMVPを獲得するなど値千「金」の活躍だったほか、「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されたことなど、光をあらわす「金(キン)」と、 ・政治の裏金問題や金目当ての闇バイト強盗事件、止まらない物価高騰など、影をあらわす「金(かね)」の2つの意味を示しているということです。 ちなみに、「金」以外には、次のような言葉があったそうです。 2位は「災」(さい)で、元日の能登半島地震やその翌日の航空機事故など、「災」(わざわい)とともに始まった1年だったことをあげています。 さらに4位には「震」(しん)が入り、能登半島地震のほか、南海トラフ地震臨時情報が発表されたことを理由にあげています。 3位は「翔」(しょう)でした。大谷翔平選手の活躍に多くの国民が勇気を与えられたとしています。 5位には「新」(しん)が入り20年ぶりに新紙幣が発行されたことや、新しい総理大臣が就任したことなどが印象に残る出来事だったとしています。 6位は衆議院選挙やアメリカ大統領選を受けて「選」(せん)でした。 みなさんは、今年1年を漢字ひと文字であらわすとどのような1年だったでしょうか。 森貫主は、次のようにも話していました。「日本の情勢や世界の世相を考えて、『和』という字が書けるような社会になってほしい。社会も人も調和することが望まれているのではないか」友達、先生、家族など、かかわりのある人に感謝の気持ちをもち、かたよりや衝突などがなく、互いがほどよく親しみ協力し合う「和」と、今年を振り返られる人はすてきだと思います。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん。2学期の、1年のまとめのこの時期となりました。みなさん一人一人が、よかったところもよくなかったところも含めて自分自身を振り返り、次の一歩へとつなげてほしいと思います。これでお話を終わります。
令和6年12月9日
「 全校朝会 学校生活を楽しく過ごすために 」
おはようございます。2学期もいよいよ残りわずかとなってきました。
これまで、「かけがえのない自分と仲間を大切にする」ことを話してきました。今日は、1学期の終わりにも話しましたが、みなさんの学校生活をよりよくするための話をします。
これまでも話してきたように、みなさん一人一人は、この世に一人しかいない大切な存在です。そして、みなさんの体や心は、自分だけがもっている、大切なものです。友達の体や心も同じです。誰かを叩いたり、蹴ったりして、痛い思いやケガをさせることを暴力といいます。悪口や相手が嫌がることを言って、相手の心を傷つけることも、言葉の暴力になります。
人を叩いたり、嫌なことを言ったりして、誰かの体や心を傷つけたりすることは、友達同士でもやってはいけないことであり、どんな大人の人も大人に対しても決してやってはいけないことです。
他にも、体の大事な部分に触れようとしたり、服で隠れている部分をのぞこうとしたりすること、メールやラインで体の大事なところを見たいなと言ってくることも、おかしいな、モヤモヤするな、イヤだな、気持ち悪いな、と感じることですので、これも、友達同士でやってはいけないし、大人の人も決してやってはいけないことです。
もし、誰かが近づいてきて、みなさんが嫌なことをされそうになったときは、どうしたらいいでしょうか。
そんなときは、はっきりと「いやだ」と言って、逃げてください。メールとかラインだったら、その人とのやり取りは、止めてください。
みなさんに、暴力やおかしいな、気持ち悪いなと思うようなことをしてはいけないのは、先生たちも同じです。先生たちは、学校中でも、学校の外でも、みなさんに嫌なことをしてはいけないというルールを守ります。
もし、誰か大人の人に、嫌なことをされたときは、家の人や先生たちなど、安心して話せるまわりの大人に教えてください。自分がされた場合だけでなく、友達がされているのを見た場合も同じです。
でも、知っている人には相談しにくいな、誰に相談したらよいのだろうと迷うことがあるかもしれません。誰にもお話しできないと思っている人のために、お話を聞いてくれるところがあります。
(配布用紙を見せながら)今日、 「学校をたのしくすごすために」というお手紙を配ります。知っている人に話したくないときは、手紙に書いてあるメールアドレス、QRコード、電話番号に連絡してください。
(相談シートを見せながら)また、1学期にも配りましたが、この用紙も配ります。電話やメールを使わない場合は、この用紙に書いて、封筒になるように折ったら、切手なしで郵便で送ることもできます。
校長先生も先生たちも、みなさん一人一人のことを大切に思っています。一人で悩まないで、いつでも話してください。今日は、かけがえのない自分と仲間を大切にしている、みなさんの体と心のことを話しました。これで話を終わります。
令和6年11月26日
「 全校朝会 開校60周年記念式典を振り返って 」
おはようございます。先週土曜日には、午前中にバルーンリリース、午後に60周年記念式典が挙行されました。その取組を、振り返ってみたいと思います。
午前中に行ったバルーンリリース。少し風が強い日ではありましたが、代表委員の人たちの流れるような進行は、大変すばらしかったと思います。
周年実行委員長さんカウントダウンで、一斉に飛ばしました。雲一つない青空を、児童の皆さんをはじめ、集まった人たちの思いを乗せて飛んでいく光景は、雄大で圧巻でした。
午後には、60周年記念式典が行われました。1〜4年生は参加していないので、様子をお話ししたいと思います。来賓の方々や保護者、児童を代表して参加した5・6年で300人近い人が参加し、厳粛な雰囲気の中で行われました。5・6年生が代表して式に参加しましたが、入場する姿から、歌声、式の最中の聞く姿、呼びかけなど、さすが飯塚小学校の高学年、とたくさんのご来賓の皆様からお褒めの言葉と感動の声をたくさんいただきました。5・6年生の皆さんの式に臨む態度は、本当に立派で、60年間飯塚小学校の子供たちが培ってきたことの証を示してくれました。
しかし、60周年記念は、この日が全てではありません。これまで、昨年度末に代表委員会を中心に考えた「笑顔と感謝 未来へつなごう 飯塚小」のスローガン、歌詞を児童の皆さんが考えた60周年記念歌「未来へ」。各学年が地域や学校の歴史を探す調べ学習。航空写真の撮影や記念誌作りも忘れられない思い出になったことと思います。 こうした活動があるからこそ、飯塚小や地域のことについて、より興味・関心が高まり、飯塚小学校のこと、地域のことを深く考えることができました。
60年という節目をむかえ、飯塚小の未来に向けて、これから新たな一歩の始まりです。飯塚の子供たちが、これからますます活躍していく姿を楽しみにしています。
これでお話を終わります。
令和6年11月18日
「 全校朝会 努力の仕方 」
おはようございます。先週金曜日の60周年記念集会では、全校で飯塚小学校の60周年をお祝いしようとする気持ちが伝わり、とてもすてきな時間を全校児童全員で過ごすことができました。また、先週の土曜日に葛飾区のシンフォニーヒルズで2つのことがありました。 一つがブラスバンドのみなさんが、「ゆめコンサート」というコンサートに出演しました。区内の小学校から高校までの金管バンドや吹奏学部が出演して大きなモーツァルトホールで演奏するコンサートです。 もう一つが、葛飾区少年の主張大会に6年生が西水元地区代表として参加しました。 2つとも表彰と感想を聞いてみようと思いましたが、今日は6年生が水泳のためいないので、次の機会の全校朝会で紹介したいと思います。 先週、飯塚小学校が60年前に開校した時からある努力の石碑の話をしました。その時に、「努力するとは、どのようなことなのか機会があれば話します」ということを話しました。そこで、今日は、努力の続きを話したいと思います。 「努力しなさい」とか「努力することは大事」などと言われますが、どのように努力していけばいいのでしょうか。何も考えずにがむしゃらにただすればいい、というものではなさそうです。 業績を飛躍的に伸ばしているある企業の方が、次のように言っています。 「目標が達成できるか、成果が上がるかは、【努力の仕方×努力の量】である。努力の量=時間なので、努力する時間は限られている。だから、どのように努力するのか努力の仕方が大切である。」 では、具体的に、どのようにしていけばいいでしょうか。次のようなことがいわれています。 ・目標を具体的に書き出す。 ・達成できそうな目標を設定する。 ・努力する道筋(計画)を明確にする。 ・努力することを楽しむ ・努力を習慣化して積み重ねる。 などです。 努力の仕方は、一人一人違っていいと思います。時間をかけてじっくり取り組む努力もあれば、がむしゃらに頑張らなくても効果的に取り組む努力もあります。 かけがえのない自分を大切にするみなさん、今週の土曜日には、60周年記念式典があります。飯塚小学校が開校以来受け継いできたことが「努力」です。 自分の夢や目標を達成するためには努力が必要です。何もしなければ、何も変わりません。一人一人が自分に合った努力の仕方を見つけてほしいと思います。これで話を終わります。
令和6年11月11日
「 全校朝会 努力―渋沢栄一の言葉から 」
おはようございます。今日は、今年、最近テレビなどでも取り上げられて、皆さんもよく見たことのある人の話をしたいと思います。それは、この人です。そう、新1万円札紙幣の肖像画として使われるようになった渋沢栄一さんです。 渋沢栄一さんは、江戸時代末の1840年に生まれ、今から100年近く前の1931年(昭和6年)11月11日に91歳で亡くなっています。今日11月11日が、渋沢栄一さんの命日、亡くなった日ということもあるので、渋沢栄一さんの話をしたいと思います。 渋沢栄一さんは、江戸時代末の幕末から明治時代にかけての実業家で、日本近代経済の父と称されています。多くの企業創設や社会事業に関わり、その数は、500社にもなります。 例えば、日本で最初の銀行の創立に関わり、英語のbankを日本語で「銀行」と訳したのが渋沢栄一さんともいわれています。 その渋沢栄一さんは、努力、誠実ということについて、いくつもの言葉を残しています。 「誠実に努力する人に運命はひらける」これは、まじめにひたむきな努力をしていくこと、そして強い信念をもつことを大切にできる人になる、そうすれば、自分の夢や目標をかなえていくことができるということを言っています。 また、次のようにも言っています。 「努力に代わるものはない」これは、何事も成功するには努力が不可欠であり、努力しなければならないことをなまけないことが最も重要である、言っています。渋沢栄一さんは、一度成功を収めたとしても、その後も継続的に努力を続けることの大切さを強調していました。渋沢栄一さん自身も、常に学び続け、新たな挑戦を恐れない姿勢を貫いていたそうです。 でも、努力をするって、どうしたらいいの?と思う人もいるかもしれません。今日は時間がないので、また別の全校朝会の時に時間があれば、努力するとはどのようなことなのか、という話をしてみたいと思います。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん。飯塚小学校60周年を迎えるにあたって、学校の校庭にある「努力」の碑の話を何回かしました。飯塚小学校が60年前に開校して以来、飯塚小の子供たちへの願いも、渋沢栄一さんの言葉と同じ「努力」いう言葉です。飯塚小ができてから、そして、今も誠実に努力することができるのが飯塚小の子供たちのよさです。23日には60周年記念式典があります。そして、2学期も残り一か月余りです。引き続き、努力を惜しまず、仲間と互いに助け合いながら、学校生活を送っていきましょう。 これでお話を終わります。
令和6年11月5日
「 全校朝会 60周年記念 植樹式 」
おはようございます。11月となり、今月23日には、60周年記念式典が行われます。 そこで、少し周年に関わる話をしたいと思います。 以前、校庭のプール側、飯塚学童の横に、「努力」の石碑が立っている、という話をしました。この石碑は、開校当時に建てられたものです。 初代校長の松永正敏先生が「人は一生努力して生きていかなければならない。何事も忘れずにがんばってほしい。そして、飯塚小にこの碑があることをいつまでも覚えていてほしい」という願いを込めて、石碑の「努力」という文字を書かれました。 この「努力」の石碑の周りには、四季折々の木々が植えられています。これまで、春には桜の花が咲き、秋には紅葉が見られます。これも、飯塚小にあるたくさんの木々と同様に、当時の方々の努力で植樹植林されたものです。 しかし、桜の木が1本植えられていましたが、今年の夏前に残念ながら枯れてしまいました。今は切り株だけとなっています。 そこで、周年実行委員会、地域の皆様のご尽力により、60周年を記念して、新しい桜の木を植樹することになりました。これから、何年も何十年もこの桜の木は、飯塚小学校の子供たちとともに成長していくことと思います。この後、改めて植樹式を行います。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、飯塚小学校の努力の石碑に込められている願いを忘れずに、そして、今回植えられた桜の木とともに、これから先、皆さんが健やかに育っていくことを願っています。お話を終わります。
令和6年10月28日
「 全校朝会 連合陸上競技会 」
おはようございます。今日は、体育館からお話をしています。なぜ、体育館からかと言うと、6年生全員が体育館にいるからです。 先週10月21日に葛飾区立小学校連合陸上競技会が開かれました。これは、葛飾区内のすべての小学校の6年生が2日間に分けて参加するものです。 この後、種目ごとに参加した6年生を紹介して、感想も聞いてみたいと思います。 〈6年生種目ごとに紹介 各種目一人ずつ感想〉 6年生のみなさんありがとうございました。 さて、先日、秋の訪れについて少し話をしました。今日は雨模様ですが、秋は、学習にも運動にも気持ちを集中し、じっくりと取り組める時期です。飯塚小でも、様々な取組があります。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさんも、この秋には、様々なことに挑戦し、その一つ一つのことにじっくりと取り組みましょう。これでお話を終わります。
令和6年10月20日
「 全校朝会 少年の主張 西水元地区予選会 」
おはようございます。季節は秋らしさを感じるようになってきました。読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、様々なことに取り組むのに適した季節です。一つのことにじっくりと取り組んだり、様々なことに挑戦できたりすることは大変すばらしいことです。 一昨日10月18日土曜日には、少年の主張大会の西水元地区予選会が行われました。飯塚小からも代表の6年生が出場しました。 原稿用紙4枚ほどの内容を、原稿を読むのではなく、ほとんど見ずに話し、聞いている人たちに自分の考えを伝えることができていて、大変立派でした。 結果も大変すばらしいものでしたので、この後表彰したいと思います。 これでお話を終わります。 〈表彰後〉 最優秀賞となった児童は、地区代表として11月に行われる全区大会に、西水元地区の代表として出場します。みなさん応援してください。
令和6年9月30日
「 全校朝会 開校記念日 」
おはようございます。今週は、明日、明後日と2日間学校がお休みになります。そこで、今日は、その2日間の話をしたいと思います。 明日10月1日は、「都民の日」です。なぜ10月1日が都民の日かというと、次のような歴史的背景があります。 1868(明治元)年、江戸時代が終わり、江戸の町は東京府となりました。はじめは、東京都ではなく、東京府でした。 1889年には、その東京府のなかに、新たに東京市が誕生しました。ところがこの東京市は、京都、大阪の2市と供に、その誕生直前に公布施行された「市制特例」という法令によって、ほかの市と比べて、市民の市政参加への道が大きく制限されていたのです。市は置かれたものの、市長と助役の仕事は国が任命した府知事と府書記官が行い、また市役所の建物もなく市の職員もいないという制度でした。 そこで1898(明治31)年、市制特例は廃止され、同年10月1日には、市会によって選ばれた市長をもつ新しい東京市が誕生し、市役所も開設されました。 その後、1943年には東京都制という法律ができて、東京府と東京市が廃止されて東京都となりました。そして、1952(昭和27)年には、新たな東京市ができた10月1日を「都民の日」となりました。 そして、10月2日は、飯塚小学校の開校記念日です。これまで学校や地域の歴史を調べてきた学年もあるかと思います。 飯塚小学校は、昭和38年9月、原田小学校の分校として開校しました。当時は1年生から4年生までの児童数310名、校舎は、教室数9、理科室1、職員室1という校舎でした。当時の写真を見ると、職員室側は、職員室と理科室しかありませんでした。今の音楽室や図工室、体育館、プール、飯塚学童の建物もありませんでした。 その後、昭和39年9月に葛飾区立飯塚小学校として開校記念式が行われました。その後、児童数は増え、昭和47年には、1016名もの児童数がいました。その後、校舎の増築が行われて今と同じ校舎となり、体育館やプールもできました。 飯塚小学校の校章は、開校した当時、周辺は田畑で地域の方々が手に鍬をもち土地を開拓されて、その土地が田んぼだったことから、校章が稲のモチーフになったそうです。地域の方々の様々な思いを込めて飯塚小学校を大切にしてこられたことがうかがえます。先日、地域の方からお話を聞く機会がありましたが、飯塚小学校ができるもっと前は、この辺りには、農家が30軒、家は30軒しかたっていなかったそうです。 かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、木曜日には、飯塚小学校お誕生日会があります。皆さんで飯塚小学校60歳の誕生日をお祝いしたいと思います。お話を終わります。これで、お話を終わります。
令和6年9月2日
「 第2学期 始業式 」
おはようございます。夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。台風が過ぎ、まだ暑い日が続きますが、元気に登校したきたみなさんの姿を見ることができて、とてもうれしく思います。
2学期には、普段の学習や生活に加えて、学習発表会や社会科見学、生活科見学等、たくさんの行事もあります。そして、飯塚小学校開校60周年に関する行事もたくさんあります。
この夏には、フランスのパリで熱戦が繰り広げられたオリンピックがありました。夜遅く、そして朝早くに応援していた人もいるかもしれません。そして、現在はパラリンピック行われ、日本人選手の活躍が連日伝えられています。
今年も全国高等学校野球選手権大会、夏の甲子園野球が開催されました。今年は第106回ですが、この大会は、はじめは甲子園ではなく、別のグランドや球場で行われていました。この甲子園球場は、1924年に完成し、今年は、甲子園球場ができて100周年の記念の年でした。
その今年の夏の甲子園の開会式で、智辯和歌山高等学校の主将の辻選手が、選手宣誓をしました。その中で、この高校に教えに来てくれたことのある大リーグで活躍したイチロー選手の言葉から、次のような言葉を使って選手宣誓をしました。
「努力したとしても報われるとは限らない。しかし、努力しなければ報われることはない。」
昨年、飯塚学童の横にある石碑は、開校した時に建てられた「努力」の石碑で、初代校長の松永正敏先生が「人は一生努力して生きていかなければならない。何事も忘れずにがんばってほしい。」という願いを込めて、石碑の「努力」という文字を書かれた。という話をしました。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、いよいよ2学期には、開校60周年記念の集会や式典があります。学校に来て、廊下や階段の床が、ピカピカなのに気付いたと思います。この夏休みの間に主事さんたちが、そして飯塚小学校以外の主事さんたちも一緒にきれいにしてくれました。飯塚小学校を支えてくれる人がたくさんいることに感謝の気持ちをもち、学校を大切に使っていく気持ちをもてるといいかと思います。努力を惜しまず、仲間と互いに助け合いながら、「笑顔と感謝 未来へ」つなげていけるように、学校生活を送りましょう。
最後に、学校が始まって何か不安なことや心配なことがあったら、一人で悩まずに、先生や家の人、近くにいる人に話してください。いつでもみなさんの力になります。これでお話を終わります。
令和6年7月19日
「 第1学期 終業式 」
おはようございます。今日で、一学期が終わります。体育学習発表会や社会科見学、子どもまつり等、たくさんの行事や活動があった1学期でしたが、かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさんのすてきな姿をたくさん見ることができました。
4月に、学校生活で大切なことは、仲間と楽しく勉強すること、学校での生活や学習において、これだけは身に付けてほしい、努力してほしいという生活・学習の規準を定めた「かつしかっ子学習スタイル」の話をしました。
今日は、少し難しい話になるかもしれませんが、なぜみなさんは学習するのか、という話を少ししたいと思います。以前、日本国憲法という日本には決まりがあるという話をしたことがあります。その憲法の中に次のように定められています。
憲法第26条「すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」つまり、誰もが教育を受ける権利をもっているということです。
また、このようにも書かれています。
「すべての国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。」つまり、教育を受ける権利をもつとともに、義務もある、ということです。学校や専門学校、フリースクール等、現代は、様々な教育を受ける機会がありますが、義務教育である小学校や中学校に行かずに働く、ということはできません。法律違反になります。学習しなくていい、ということはありません。
ただし、学ぶということは、自分自身の心も体も豊かにてくれます。「将来、こうなりたい」という夢の実現のためにもなります。
今日は、そのような、みなさんの学習や生活の様子を記した通知表あゆみを受け取ります。先生方が、みなさんのよさ、がんばり、成長を記録したり、もう少し頑張ってほしいなという期待を込めたりして書いた通知表あゆみです。
4月に「飯塚小学校の学校目標は「よく聞きよく考え、力いっぱい学ぶ子」「心豊かな じょうぶな子」「みんなとともにやり抜く子」の3つです。
毎年、終業式の時には、通知表に書かれているみなさんのよさやがんばりを紹介しています。1学期は、この教育目標の中の「よく聞き、よく考え、力いっぱい学ぶ子」について、少し紹介したいと思います。
まず「よく聞き」にかかわることで書かれたよさやがんばりです。「聞く」とありますが、学習に必要な「見る、聞く、話す、書く」について書かれたものを紹介します。
(中略)
次に「よく考え」にかかわることで書かれていたよさやがんばりです。自分で考える、友達と考える、グループで考える、クラス全体で考えるなど、様々な場面でよさやがんばりがありました。
(中略)
次に「力いっぱい学ぶ子」にかかわることで書かれていたことです。
(中略)
今、紹介しきれないほど、一人一人のよさ、がんばりが通知表には書かれていました。
みなさんは、この先の将来、この日本や世界を支える人となります。その未来につづく階段を、少しずつ上っています。通知表は、その階段をいったん立ち止まって振り返る大切なものです。
家の方と通知表をよく読んで、1学期の学習と生活を振り返ってください。そして、夏休みには2学期に向けて何を頑張るかその決意をしっかりもってほしいと思います。
さあ、今年は例年より少し長い、土日も含めると44日の長い夏休みです。2学期の始業式には、元気な皆さんに会えるのを楽しみにしています。これで、お話を終わります。
令和6年7月8日
「 学校生活を楽しく過ごすために 」
おはようございます。1学期もいよいよ残りわずかとなってきました。
これまで、「かけがえのない自分と仲間を大切にする」ことを話してきました。今日は、毎年話していますが、みなさんが楽しく学校生活を送ることができるようにするための話をします。
これまでも話してきたように、みなさん一人一人は、この世に一人しかいない大切な存在です。そして、みなさんの体や心は、自分だけがもっている、大切なものです。友達の体や心も同じです。
誰かを叩いたり、蹴ったりして、痛い思いやケガをさせることを暴力といいます。悪口や相手が嫌がることを言って、相手の心を傷つけることも、言葉の暴力になります。
人を叩いたり、嫌なことを言ったりして、誰かの体や心を傷つけたりすることは、友達同士でもやってはいけないことであり、どんな大人の人も決してやってはいけないことです。
他にも、体の大事な部分に触れようとしたり、服で隠れている部分をのぞこうとすること、メールやラインで体の大事なところを見たいなと言ってくることも、おかしいな、モヤモヤするな、イヤだな、気持ち悪いな、と感じることですので、これも、友達同士でやってはいけないし、大人の人も決してやってはいけないことです。
もし、誰か大人が近づいてきて、みなさんが嫌なことをされそうになったときは、どうしたらいいでしょうか。
そんなときは、はっきりと「いやだ」と言って、逃げてください。メールとかラインだったら、その人とのやり取りは、止めてください。
みなさんに、暴力やおかしいな、気持ち悪いなと思うようなことをしてはいけないのは、先生たちも同じです。先生たちは、学校中でも、学校の外でも、みなさんに嫌なことをしてはいけないというルールを守ります。
もし、誰か大人の人に、嫌なことをされたときは、家の人や先生たちなど、安心して話せるまわりの大人に教えてください。自分がされた場合だけでなく、友達がされているのを見た場合も同じです。
でも、知っている人には相談しにくいな、誰に相談したらよいのだろうと迷うことがあるかもしれません。誰にもお話しできないと思っている人のために、お話を聞いてくれるところがあります。
今日、 「学校をたのしくすごすために」というお手紙を配ります。知っている人に話したくないときは、手紙に書いてあるメールアドレス、QRコード、電話番号に連絡してください。
また、1学期の最初にも配りましたが、この用紙も配ります。電話やメールを使わない場合は、この用紙に書いて、封筒になるように折ったら、切手なしで郵便で送ることもできます。
校長先生も先生たちも、みなさん一人一人のことを大切に思っています。一人で悩まないで、いつでも話してください。今日は、かけがえのない自分と仲間を大切にしている、みなさんの体と心のことを話しました。これでお話を終わります。
令和6年7月1日
「 日光移動教室 」
おはようございます。今日は、6年生の代表の人から、6月10日(月)〜12日(水)に実施した日光移動教室についてインタビューしたいと思います。
インタビューをする前に、日光移動教室について、簡単に紹介したいと思います。
日光移動教室は、栃木県日光市にある日光林間学園を利用する2泊3日の宿泊行事です。
1日目は、足尾銅山跡に行き、江戸時代から昭和にかけての産業や当時の公害被害の様子を知り、環境問題を考えることができました。学園に着いてからは、1日目の夜は、鹿の角を使ったストラップつくりをしました。
2日目は、華厳の滝を見に行きましたが、水の流れていない、ある意味レアな華厳の滝を見ました。その後は、戦場ヶ原ハイキング。最後には、湯元温泉の源泉を見ましたが、猿も温まりに来ていたのか、何頭も猿がいました。そして、足湯にも入って疲れをとりました。2日目の夜には、レク係を中心にキャンプファイアーもして楽しみました。
3日目は、日光東照宮の見学をしました。世界遺産の歴史的建造物に触れ、グループごとに日光東照宮の名所を回りました。
移動教室の一日の終わりには、班長会議というものをしています。その中では、一日を振り返りよかったことや課題だったことを話します。その中でも意見として出ましたが、1日目より2日目、2日目より3日目と、日に日に話を聞く姿勢がよくなりました。靴や部屋の整頓、5分前行動なども上手にできていました。
最後に、2泊3日日光移動教室では、自分にかかわるすべての人に、いつも感謝の気持ちを忘れずに行動できていました。これからも、6年生はこのような下級生の模範となる行動を見せてくれると思いますので、1から5年生は、6年生のこの姿勢から、おおいに学ぶことができると思います。
さて、そんな6年生から、このあと日光の感想を聞くのが楽しみです。それでは、6年生にインタビューをします。
令和6年6月24日
「 季節を感じようー梅雨入り 」
おはようございます。今週は、6年生に日光についてインタビューをしようと思いましたが、水泳のため今日の全校朝会にはいないので、来週、紹介したいと思います。
今日は、季節に関する話をしたいと思います。先週の金曜日には、「関東地方が梅雨入りしました」とニュースで流れていました。「梅雨」とは、何でしょうか。
梅雨とは、雨がよく降り晴れの日が少ない時期のことです。5月下旬頃から7月上旬頃まで続きます。日本のみならず、朝鮮半島や中国南部でも起こる気象現象です。 梅雨の始まりは「梅雨入り」、梅雨の終わりは「梅雨明け」と言い、どちらも何月何日と決まっているわけではありません。前日や当日、その後の1週間の予報から気象庁が判断し、ニュースやテレビを通じて私たちに伝えられます。今年の梅雨入りは、6月21日で、平年より2週間遅いということです。
では、なぜ梅雨が発生するのでしょうか。
日本のまわりには、海と空気があります。その空気中には、いろいろな性質を持った空気のかたまりがいくつもあります。このような空気のかたまりのことを、気団とよんでいます。
この気団のひとつに、小笠原気団とよばれるものがあります。これは日本の南方にあって、温度が高く水分をたくさんふくんだ気団です。この小笠原気団は、6月ごろになると、必ず南の方から日本の近くに、おしよせてくるのです。
一方、そのころまだ冷たい北のオホーツク海の方には、オホーツク海気団という気団がいすわっています。この気団は、冷たく、水分もたっぷりふくみ、北日本のあたりをおおっているのです。
このオホーツク海気団と、先ほどの小笠原気団のふたつが、6月ころから、日本の上でおし合いを始めます。すると、ふたつの気団の間には、東西に梅雨前線という境目ができて停滞します。そして、おたがいが一歩も後に引かずにふんばっているために、冷たい空気とあたたかい空気のおし合いがおこり、これが、日本の上に、たくさんの雨をふらす原因となっているのです。これが、梅雨なのです。
雨が降り湿気も多くなる梅雨は、多くの人にとって気がめいる時期かもしれません。しかし、多くの植物にとって、梅雨は「恵みの雨」として重要な現象です。お米や野菜などの農作物を育てるうえで、この時期の雨は欠かせません。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、梅雨入りしたこれからの時期に、雨が降っていて外で活動できないからこそ、室内でできるとこを見つけてほしいと思います。6月末までは、「からつむり読書」月間でもあります。日本特有の、春から夏にかけての季節の変化を感じてみてください。様々な変化を感じることができることは、素晴らしいことです。自分の感じる心を磨くということは、みなさんの未来を必ず豊かにしてくれます。これで話を終わります。
令和6年6月17日
「 松島幸太朗選手 」
おはようございます。今日は、あるスポーツ選手から届いたメッセージを紹介します。飯塚小学校に、この色紙が届けられました。これだけ見ても誰だかわかりませんね。この色紙のサインは、ラグビーの松島幸太朗選手です。
昨年のラグビーワールドカップの時に、この松島幸太朗選手は、校長先生が小学校5・6年の時の担任だったという話を全校朝会でしたので、2年生以上の人は覚えているかもしれません。飯塚小学校が、今年60周年の記念の年なので何かメッセージをしてくれないか、と話したところ、このサインが送られてきました。本当は直接学校に来てみなさんの前でメッセージを送ってもらいたかったのですが、リーグ戦が終わり体調があまり良くない中で、自ら今度の日本代表を辞退したぐらいですので、今回学校に来るのは控えてもらいました。それでも、そのような状況の中でも、小学校時代からのかかわりを大切にして、この色紙を送ってくれました。以前も話しましたが、世界の屈強なラガーマンを相手にし、見た目は怖そうに見えるかもしれませんが、とても気持ちのいい子です。小学校時代から、常に友達を大切にする子で、小学校卒業の時の卒業文集には、6年生の時の宿泊行事のことを書き友達と過ごした2泊3日が一番の思い出、ということを書いていた、という話をしたと思います。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、ラグビーのトップレベルの選手も、仲間を信じて、チームの中で自分が何をできるか考えて、最大限の力を発揮できるよう努力をしています。あらためて、人とのかかわりを考えて学校生活を送ってほしいと思います。先週の日光移動教室では、6年生が様々な人とのかかわりの中で、感謝の気持ちをもち、行動することができていました。次の全校朝会では、その6年生から日光移動教室の思い出について話を聞いてみたいと思います。
今日は、ラグビー松島幸太朗選手、人とのかかわりの話をしました。これで話を終わります。
令和6年5月27日
「 かつしか郷土かるた 」
おはようございます。今週末は体育学習発表会です。週の前半は天気があまり良くない予報ですが、体調には十分気をつけて、しっかり練習に取り組んでほしいと思います。
さて、今日は、体育的なことではなく、かるたについて話したいと思います。なぜかというと、今日、5月27日は「百人一首」の日と定められています。鎌倉時代の藤原定家(ふじわらのさだいえ、ていか)という人の日記「明月記」に「1235年文暦2年5月27日、自分(藤原定家)が編纂(へんさん)した『小倉 百人一首』が完成した」との記録が残っていることにちなんで記念日が設けられています。
百人一首をした人もいるかと思います。この百人一首は、百人の歌人から一人一首ずつ選んで集められた歌集なので、当時は編纂者、集めてまとめる人や編纂地域の違いから数種類の 百人一首があり、選ばれる歌もそれぞれ違っていました。藤原定家が編纂した『小倉百人一首』は、当時の文化の中心であった京にいる公家が編纂したこともあり、歌がるたとして庶民にも広く用いられたことで、百人一首といえば『小倉百人一首』との認識が浸透するようになったと考えられています。
そして、かるたといえば、今週3年生に「かつしか郷土かるた」が配られます。4年生以上の人は3年生の時に配られているので分かりますね
「かつしか郷土かるた」は、「葛飾に住む誰もが、いつまでもふるさとに誇りを持ち、愛し続けて欲しい」との願いから生れました。かるたに取上げた44の題材は、小・中学生から寄せられた5,379句の読み札の「ことば」をもとに、自然、産業、文化・歴史、人物などを選定し地域性も考慮しながら「かつしか郷土かるた制作委員会」で作成しました。
今年も3年生の部、4年生以上の部で地区代表を決め、葛飾区内の代表が集まって、かつしか郷土かるた大会全区大会が開催されます。葛飾区の自然や産業、文化、歴史などを理解するとともに、大会に向けても取り組んでほしいと思います。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、かつしか郷土かるたに取り組むことで、葛飾区を理解することができるようなります。さらに、開校60周年の今年は、様々な学習を通して、飯塚の地域や学校のことを調べたり学んだりして、これまで以上に理解し、地域を、学校をもっと好きになってください。
今日は、百人一首、かつしか郷土かるたの話から、地域や学校のことを知るという話をしました。これで、お話を終わります。
令和6年5月13日
「 水泳学習開始 」
おはようございます。先週土曜日の葛飾教育の日には、たくさんの保護者・地域の方が、みなさんの学習をがんばっている姿を見に、たくさん学校に来られました。
先週の金曜日に、3年生が今年度最初のプールでの水泳学習をしました。これからどの学年も水泳学習が始まり、5月から11月までと水泳学習は長い期間に実施していきます。
2年生以上の人は、分かると思いますが、飯塚小学校の水泳学習は、学校のプールを使わずに、金町スイミングスクールのプールを使います。学校のプールと違って屋内プールなので、外が暑くても寒くても雨が降っていても、天候を気にせずに入ることができます。細かいプールの利用の仕方や移動方法は、担任の先生から話があります。水泳学習については、毎年、全校朝会で話していることですが、特に安全や健康に十分気をつけて取り組まなければならない学習なので、改めてお話をします。昨年も話しましたので、覚えている人は思い出しながら聞いてほしいと思います。
まず始めに、どのような学習をするかというと、1・2年生は、水遊びをします。
水かけっこやリレー遊び、水中でのじゃんけんなどをして、水の中で目を開けたり、浮いたりもぐったりすることができるようにします。
3・4年生は、浮いて進む運動、もぐる・浮く運動をします。
伏し浮きやけ伸び、ばた足などをして、上手に浮いたり、呼吸をしながら泳げたりすることができるようにします。
5・6年生は、本格的に水泳運動になります。
クロールや平泳ぎの泳ぎを習得して、25mや50mなど、長く泳げるようにします。
一人一人がどのようなことができるようになりたいか、自分のめあてを明確にして、学習に取り組むことが大切です。
一方で、水泳は楽しいけれど、一歩間違えると危険なことになります。頭を打ったり、歯を折ったり、おぼれたり、心臓が止まったりすることがあります。先生たちも金町スイミングクラブのインストラクターの方々も、みなさんの命や安全を守るために、細心の注意を払って指導にあたります。ふざけていたり、先生の指示や合図を守らなかったりすることで、危険なことがあったら、自分の命を失ってしまうことがあるかもしれません。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん、水の中で活動することは楽しいことですが、けがをしたり命を失ってしまったりする怖さもあることを忘れずに、安全に楽しく水泳学習に取り組んでほしいと思います。これで、お話を終わります。
令和6年5月7日
「 体育学習発表会に向けて 」
おはようございます。5月に入り、ゴールデンウィークも終わりました。4月には桜の花が咲き誇っていましたが、新緑のまぶしい季節となりました。
今週から、体育学習発表会に向けて練習が本格的に始まると思います。今年から、これまでの運動会から体育学習発表会に名称が変わりました。また、今年は春ではなく秋に行われます。1年生から6年生まで、一生懸命練習していくことと思いますが、限られた時間の中で、これまでの体育の授業の成果を発揮できるように取り組んでほしいと思います。
この体育学習発表会を見る時に、注目していることがあります。走ったり踊ったりする競技や演技だけではなく、心を一つにそろっているか、「気をつけ」や「前へならえ」が真っすぐにできているか、上手な体育座りができているかなどです。
飯塚小学校の体育学習発表会は、走ったり踊ったりする事だけでなく、整列や「前へならえ」など、集団としてそろえて行う行動を美しくできるようにしてほしいと思います。これまでも、表現運動の始まる前の立つ姿や、整列する姿、徒競走の後の座っている姿は、とても美しいものでした。
さて、これから体育学習発表会に向けて、放課後、皆さんが帰った後に、飯塚小学校の先生方が、体育学習発表会の時に皆さんが走ったり踊ったりなどをしやすいように、サッカーゴールを移動したり、校庭の砂をしっかりと掃いたり、線を丁寧にひいたりします。皆さんのために、校庭をきれいにそしてみなさんが使いやすいようにしてくれます。また、体育学習発表会の練習や当日では、校庭にはライン・線が引かれます。
かけがえのない自分と仲間を大切にしていくためには、世の中には踏んでよいラインと、踏んではいけない又は超えてはいけないラインがあることを知る必要があります。この走る線・ラインは、移動をする時には踏んではいけません。
昨年度、椅子を運ぶときに、ラインに気をつけて運んでいる姿が見られました。素晴らしいですね。体育学習発表会の当日には、きれいにラインがひかれていると思いますが、今日から、練習の時も休み時間の時も、移動するときにはこの走る線・ラインは踏まないようにしましょう。
もちろん、演技中や自分が立つ位置、休み時間の中で、踏んでしまうこともあります。それは必要なことなので大丈夫です。先生方が丁寧にひいてくださったライン・線を大切にしてほしいということです。今日は、体育学習発表会に向けての話をしました。これから暑い日が続くようですが、水分補給をしっかりして、練習に取り組んでほしいと思います。これで、お話を終わります。
令和6年4月22日
「 かつしかっ子学習スタイル 」
おはようございます。今日は、新しい学年が始まった4月ですので、昨年までも話しましたが「かつしかっ子学習スタイル」について、皆さんと確認をしたいと思います。
学校では、多くの仲間と仲良く勉強することが大切です。みなさんが「分かった」「できた」と思えるように、先生たちはみなさんが登校する前から、そして、学校から帰った後も授業の準備を一生懸命しています。
葛飾区では、学校での生活や学習において、これだけは身に付けてほしい、努力してほしいという生活・学習の規準を定めた「葛飾スタンダード」に取り組んでいます。その中に子供のための「かつしかっ子学習スタイル」が、1年生用、2・3・4年生用、5・6年生用と学年に合わせてつくられています。2年生と5年生は、昨年教室に貼っていたのと、少し違っていると思います。
この「かつしかっ子学習スタイル」は、飯塚小学校の379名だけでなく、葛飾区のすべての小学校で、すべての小学生が、学習する時には当たり前のこととしてするべき共通のことを示しています。
では、5・6年生用で確認してみます。
1 「授業の前に、学習の準備をしておきます」高学年になると、専科で教室を出る前に、さらにその次の教室での授業の準備を机の上にしている人もいます。
2 「チャイムまでに着席をしておき、授業を始められるようにします。」水飲みやトイレは、休み時間のうちに済ませ、机の上に次の学習の用意ができているといいですね
3 「授業の始まりと終わりに、「起立・礼」などのあいさつをします。」1年や234年用には、「背筋を伸ばして」や「」よい姿勢で」という言葉が入っています。担任の先生でも専科の先生でも、どの授業でも同じです。授業のあいさつをしっかりしましょう。
4 「勉強でわからないところは、先生や友達に質問し、わかるようにします。」分からないことをそのままにすると、もっと分からなくなってしまいます。どんどん聞いてください。
5 「発言者のほうを向いて、集中して話を聞きます。」先生が話しているときでも友達が話しているときでも、話している人の方を向いて話を聞きます。
6 場に応じた言葉で話します。1年生用は「です・ますをつけて、丁寧に話します」となっています。234年生用では、「声の大きさを考えて話します」となっています。先生たちもみなさんも同じです。丁寧な言葉づかいで、その場に応じた声の大きさで話します。
7 「「めあて・ねらい」「まとめ」をノートに書き、授業で学習したことを確認します。」授業のねらいやまとめを先生が黒板に書きます。高学年であれば、黒板に書かれていなくても、必要だと思うことをノートに書いたり、自分でまとめを考えて書いたりすることもあるかと思います。
8 「友達の話を聞き、自分の考えに取り入れます。」友達の意見を聞いて、考えが変わること、新たな考えをもつことは、すばらしいことです。
9 毎日、宿題やテストの見直しをやります。
10次の日の学習用具を確認し、準備します。この2つは、学校から家に帰って、家の人に言われてするのではなく、自分からできるとさらに素晴らしいですね。
かけがえのない自分と仲間を大切にするみなさん。学校は、仲良く楽しく勉強するところです。そのためにも、この「かつしかっ子学習スタイル」を身に付けなければなりません。だれもが気持ちよく、勉強できるようになるためにも必要です。各教室でも、一つ一つ確認をしながら、飯塚小学校の子どもたちは、当たり前のようにできるようにしていきましょう。これでお話を終わります。
令和6年4月8日
「 令和6年度始業式 」
おはようございます。昨日一昨日とあまり天気がよくありませんでしたが、今日は良い天気となってきました。桜の花びらがみなさんの新しいスタートをお祝いしてくれているようです。
みなさん、進級おめでとうございます。いよいよ、今日から新しい学年が始まります。それぞれ一つずつ学年が上がって、クラスが変わり、教室も変わります。新しい友達、新しい先生との出会いもあります。
飯塚小学校の目指す児童は「よく聞きよく考え、力いっぱい学ぶ子」「心豊かな じょうぶな子」「みんなとともにやり抜く子」の3つです。教育目標といいます。みなさん一人一人が、このような子どもとなれるように、飯塚小学校のすべての先生、職員が応援していきます。
さて、先週の金曜日に6年生が学校の中や入学式の準備をしてくれました。
机やいすなどの重いものを運ぶ姿や心を込めて1年生を迎える準備をする姿は大変立派でした。最高のスタートを切り頼もしい限りです。2年生もこの後、一つお兄さんお年産になった姿を入学式の1年生の前で見せてくれることを楽しみにしています。
さあ、令和6年度が始まりました。
今年一年、すてきな飯塚小学校の子供たちの姿が見られるのを楽しみにしています。
これで話を終わります。