葛飾区立桜道中学校

さくらみち

桜道中学校に南面する道路「さくらみち」

旧佐倉街道(さくらみち)  〜東京都葛飾区の歴史〜

桜通りの表示 桜通りの由来レリーフと説明 さくら通りの由来
 佐倉街道(さくらみち)は、かつて江戸から佐倉に通じる街道として栄えていました。
 日本橋から葛飾区の新宿までは水戸街道と共通路線を通り、新宿の町はずれから分かれ、上小岩村(江戸川区)をぬけ、江戸川を渡しで越え、下総の村々を経て佐倉に達していました。東海道等の五街道の匹敵する程の重要な道でありました。
 当時、この佐倉街道を通行した大名は下総佐倉藩の堀田氏をはじめ房総方面の大名あわせて十数藩に及んだといいます。
 なお、この街道は江戸中期以降、江戸から成田さんや千葉寺に参詣する大勢の旅人があったので成田千葉寺道(なりたちばでらみち)とも呼ばれていました。  現在は柴又七福神めぐりのコースとしても利用され、また防災非難広場である江戸川河川敷へのルートに指定もされています。

桜咲く校舎を見る

桜通りに面した南門 東門に面した道路より校舎をみる
 令和2年3月末の様子です。この通りが「さくら通り」です。通りの向こうには桜並木が並んでいます。今年は桜の開花が早かったため、入学式を待たずに桜が咲き誇っています。撮影したこの日は花曇りでした。


柴又駅と柴又帝釈天

葛飾柴又の文化的景観


 葛飾柴又は、江戸川に抱かれ、昔ながらの信仰と生業、参道のまち並みや賑わいなどが今も息づき、柴又ならではの風情を醸し出していることから、私たち日本人の生活や生業を理解するために欠かせない景観地のひとつとして、平成30年2月に国の重要文化的景観に選定されました。
(「かつしか柴又マップ」葛飾区観光課発行より)


関東の駅百選の駅〜柴又駅

京成金町線 柴又駅で上下線がすれ違う 京成金町線 柴又駅脇踏切から金町方面を望む
 関東の駅百選に認定されている「柴又駅」。京成金町線の真ん中の駅です。京成金町駅と京成高砂駅を結ぶ京成金町線は駅が3つ。単線なので、ここ柴又駅で上下線の電車がすれ違います。
 柴又駅から京成高砂駅へと向かう線路は、桜道中学校の正門からすぐの場所を走っています。住宅の間から電車を垣間見ることもできます。
 この京成金町線、かつては、帝釈天への参詣者への交通の便を図るため人が客車を押す「帝釈人車鉄道」でした。
 駅舎の前には映画「男はつらよ」の「寅さん」が「さくら」と別れて旅立とうとする場面が銅像(「フーテンの寅像」「見送るさくら像」で再現されています。
関東の駅百選 柴又駅 寅次郎像

柴又帝釈天〜題教寺と参道

帝釈天王安置碑 帝釈天参道 向い道
 柴又駅から参道へ向かうと、すぐに帝釈天王安置の碑(1779年安永8年の題教寺本堂改修工事で発見された日蓮上人自刻の帝釈天板本尊を後世に伝えるべく1845年弘化2年に建てられたもの)があり、参道が続きます。柴又街道を渡ってさらに参道を進むと、題教寺(柴又帝釈天)山門へと到着です。参道には、川魚料理店や団子屋、土産物店などが建ち並びます。
 本尊が発見された日が「庚申」の日だったことからこの寺の縁日が庚申の日と定められているそうです。
 題教寺内の回廊式の庭園「邃渓園」や「瑞龍のマツ」は都指定文化財に指定されています。


帝釈天参道 帝釈天山門

正月の梯子(はしご)乗り

柴又 はしご乗り 柴又 はしご乗り
毎年、1月5日 柴又駅前にて披露されています。
鳶伝統文化保存会の方が、区内各所、柴又地区では駅前を含めて帝釈天のほか数か所で、梯子乗りの技を披露しているそうです。
大変見事な技でした。




江戸川

江戸川〜金町浄水場取水塔 矢切の渡し

金町浄水場取水塔〜江戸川 江戸川土手 柴又公園
 題教寺山門を左に折れてから右に進むと、江戸川に出ます。ここには「東洋一」の「金町浄水場」があります。江戸川には昭和16年に作られたとんがり帽子の「取水塔」(第2取水塔)があり、絵になる風景となっています。
 この一帯は「寅さん」もよく座っていた江戸川土手の風景が広がり、柴又公園となっています。
矢切の渡し 標 矢切の渡し 向こう岸
 野球場やあやめ池などの公園の片隅に「矢切の渡し」の標(しるべ)があります。ここが「矢切の渡しの東京側の乗り場です。江戸川を渡し舟で渡ると千葉県松戸市です。
 「矢切」の地名の由来に諸説あるようです。ぜひ調べてみてください。


葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム  山本亭

寅さん記念館・山本洋次記念ミュージアム 山本亭
 江戸川土手を川下方向に歩いていくと「葛飾柴又寅さん記念館」に到着します。
 ここには「男rはつらいよ」の世界観を再現したり、資料が展示されていたりします。併設のカフェ「TORA san cafe]や「山田洋次ミュージアム」もあります。
 また、近くには「葛飾区山本亭」(東京都歴史的建造物)があります。大正末期から昭和初期の特色を色濃く残した近代和風建築です。


フロリズ通り

葛飾区とオーストリア ウィーン市フロリズドルフ区との交流

フロリズ通り看板 フロリズ通り地図
 葛飾区は昭和62年にオーストラリアウィーン市フロリズドルフ区と友好都市になりました。友好都市となったきっかけが、ウィーン市長(昭和61年当時)が来日する際に機内で見た「男はつらいよ」に描かれた土地柄がウィーン市民の気質や郊外の風景に似ていることだったそうです。
 かつしかシンフォニーヒルズ前と青砥駅前にはオーストリアの作曲家モーツァルトの像もあり、ウィーン市フロリズドルフ区とは隔年で相互にホームステイを実施するなど交流が続いています。詳細は、葛飾区ホームページやシンフォニーヒルズホームページをご覧ください。


フロリズ通りとフロリズ花壇

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 平成29年、葛飾区とフロリズドルフ区の友好都市30周年を記念して柴又を走る道路に「フロリズ通り」と名付けられ、柴又小学校前の一区画に「フロリズ花壇」が作られました。
 その後、平成13年にはウィーン市フロリズドルフ区を走る幹線道路に「カツシカ シュトラッセ(葛飾通り)」という名がつけられ、平成21年にはフロリズドルフ区内に「寅さん公園」が開園しました。
 フロリズ花壇には、桜道中学校、柴又小学校、東柴又小学校が昨年度植え付けをしています。


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