ことばの教室とは

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ことばの教室とは、ことばに問題のある児童が、通常学級に通いながら、ことばの指導を受けるときに通う学級です。
注)他の特別支援学級に通いながら、ことばの教室に通うことはできません。

[1]教室のあゆみ
昭和45年  葛飾区立新宿小学校ことばの教室として開設
         1学級編成、担任2名、指導児童数41名 
昭和46年  2学級編成となる(担任3名)
昭和50年  葛飾区立本田小学校に移転
昭和63年  1学級編成となる(担任2名)
平成14年  2学級編成となり(担任3名)現在に至る

[2]指導のかたち
○指導は、原則として週1回。指導時間は、45分です。
○主として、1対1の個別指導ですが、必要に応じて小グループで指導することもあります。
   ○保護者が付き添って通級します。

[3]指導の対象
(1)発音に誤りがある
    ・子音を抜かして母音で発音している。
          テレビ→テエビ  タイコ→アイコ
    ・ある音を別の音に置き換えて発音している。
          スイカ→スイタ  サカナ→ハカナ
    ・似ているような音で発音しているが、よく聞くと違ってい
     る。(ひずみ音)
    ・い列音(特に、き音、し音、ち音、り音)の発音がおかし
     い。(側音化構音)
        リンゴ→ギインゴ  オジイサン→オギイッイサン
(2)幼児語が(幼児音)が直らない。
(3)発音がはっきりせず、何を言っているのかよく分からない。
   (注)耳鼻咽喉科の病気によるものであれば治療後、改善の様子を見て指導します。
(4)口蓋裂、口唇裂による発音の誤り
(5)話のリズムが悪い(吃音)
   はじめの音を繰り返したり、引き伸ばしたりする。
  はじめの音が出にくく、つまってしまい、発音するまでに時間がかかってしまう。
(6)ことばの発達の遅れ
   知的能力や人との関係を維持する能力は良好なのに、言葉の発達だけが遅れている。

[4]指導の内容
個々の状態に合わせ、全体の発達を促しながら、次のような指導をしています。
○吹くことや吸うこと、舌や唇の動きをよくする。
○音やことばを正しく聞き取ることができるようにする。
○正しい音で話したり、音読したりすることができるようにする。
○心身の緊張をほぐし、気楽に話をすることができるようにする。
○遊びなどを通してことばの数を増やし、心情の理解、・表現ができるようにする。

[5]教育相談をしています
○正しい音で発音することができない、聞きづらい音で話をするなどのことばのことで心配な児童について、相談に応じています。
  電話にてご連絡ください。(午前中にお願いいたします)