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すべての子が「安心」して、自分を発揮し、共に学び「活気」あふれる学校を目指します


 校長  景山 与賜也

開校71年 新たな出発 希望の未来へ

2020年新型コロナウィルス感染症到来と同時に北野小学校校長に着任し、5年目を迎えました。
昨年度は開校70周年という記念の年で、大きな目標に向けて取り組んだ充実した1年でした。今年度は71年目で、新たな気持ちで希望の未来へはばたけるよう、70周年の経験を次の世代につないでいく重要な1年になります。今年度も 「すべての子が『安心』して、自分を発揮し、共に学び『活気』あふれる北野小」を「めざす学校の姿」として、教育活動をすすめてまいります。
 さて、約3年間に及ぶコロナ禍で様々なことを学びました。オンライン活用が進んだ一方、対面で互いに気持ちを通じ合わせることや、膝を突き合わせて話し合うこと、直接体験の価値や良さも改めて実感できました。
 子ども達もコロナ禍を経験したことで、自分たちが正解のない予測困難な時代を生きていて、学校で先生から学ぶことは重要だけれど、それが絶対の正解ではないということ、どんな状況でも工夫して生き抜くことを、身をもって実感したような気がします。
 教師は、目の前の子ども達にどうなってほしいか、ゴールイメージをもちながら指導を行っていますが、本当に大切なのは、子ども達が、未来社会を創っていくのは自分達なのだと自覚しながら大人へと成長することであり、それが究極的にめざす姿ではないかと考えます。そして、教師にはそういう子ども達が育つように力を尽くすことが求められます。
 また教員の業務内容の改善や削減を考えるきっかけとなりました。教員の負担が軽減されることによって時間的・精神的な余裕が生まれれば、目の前の子ども達とより向き合えること、本丸である授業により力を注げるようになると思います。


学校の役割 〜「勉強がわかる」「学校が楽しいと感じる」を基盤に〜

学校の役割は、子供たちの知性・感性・道徳心や体力をはぐくみ、人間性豊かで、時代の変化に主体的に対応できる子を育てることとともに、地域のよさを自覚し、それを引き継ぎ、地域を支えられる人を育てることだと思います。
 また、学校は、一人一人の子供にとって楽しいところでなければならないと思っています。すべての子供が「学校が楽しい」と感じることです。学校が楽しいとは、自分を受け入れてくれる「友だちがいる」「先生がいる」ということ、学校に自分の「心の居場所がある」ということです。そして、「勉強がわかる」ということ、「子供が学校を楽しく感じる」ことを基盤にしながら、学校・家庭・地域が協力連携した教育活動を進めてまいります。


どうぞご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします


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学校探検に来た1・2年生と 〜未来を創る子供達です〜 (令和6年4月)

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プロフィール
埼玉県出身。御蔵島、葛飾区、江戸川区、江東区の教員、新宿区・文京区教育委員会を経て、平成27年度から区内二上小(校長)で勤務。令和2年4月より北野小校長に。教員生活の大半を葛飾区で経験、下町葛飾の人情味、学校と家庭・地域の連携の大切さを実感。資格:教員免許 キャンプディレクター1級 ネイチャーゲーム指導員 自然観察指導員。